モラーマン―恐怖の森の怪人(2017年、アメリカ)
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/p63F_jmyFNk
出演:アンソニー・アタマヌイク
原題:The Muellerman - The President Show
備考:ホラーコメディ
あらすじ…トランプ大統領とペンス副大統領が、大口献金者のパーティーに向かう。だが、なぜか森で遭難してしまい…。
モラーマンの元ネタはロバート・モラー特別検察官。当時彼はトランプのロシア疑惑を捜査していました。
それでは拙訳をどうぞ。
【拙訳】
最近、トランプ大統領とペンス副大統領は、共和党の大口献金者のパーティーに参加するため、ニューヨーク州北部に旅行しました。
この話は本当にあったことです。
トランプ「この献金者パーティーにはワクワクするよ。マイク、なんでカメラのクルーを同行させなきゃらないんだ?」
ペンス「ええと、ドナルド・トランプの選挙キャンペーンの内側を他の献金者に見せるドキュメンタリーの撮影です」
トランプ「おいおい、質問したんじゃないよ、マイク。我々がカメラクルーを同行したら、この秘密の社交パーティーで起こる熱いセックスが記録されちゃうだろ。ブリジット、このパーティーには目をつぶっていた方がいいぞ。というのは、私はすでにコンドームを装着しているからだ」
ペンス「おぅ…」
トランプ「わーお! ちょっと待て! すげえ! ドナルド・J・トランプ州立公園だって!」
ドナルド・J・トランプ州立公園
フレンチ・ヒル地区
出口14
トランプ「行かなきゃ、マイク! 私の公園だって!」
ペンス「ダメですよ」
ブリジット「無理です」
トランプ「大当たりだ。運転手よ、私の州立公園に行くんだ」
行き止まり(※1)
トランプ「私はゴルフコースを作るためにこの土地を買ったんだけど、価値のないクソになった。だから償却として寄付したんだ」
トランプ「今まで見た中で一番美しい場所だ。何だこりゃ!? 冗談じゃない! ドナルド・J・トランプ糞州立公園だと! 州立公園全てを糞まみれにするなんて不可能だ。多分木かロー…」
ペンス「ここは嫌な予感がします。ここには闇があります。ある種の暗い存在が」
トランプ「私は大統領だ、OK? 暗いのは最後の奴だ。来い、行くぞ!」
ブリジット「車に戻って下さい!」
ペンス「大統領!」
トランプ「うわあ! この道だぞマイク!」
ペンス「走りすぎですよ」
トランプ「うわお!」
ペンス「北に向かっています」
トランプ「そうだな、マイク。私が言いたいのは、誰が森でこんなものを作ったのかということだ。絶対必要だ、ブリジット。私の丸太だ。見ろ、あの腐った丸太」
ペンス「すばらしいですね」
トランプ「つまり森の中で一度やったが私は独りだった。だから数えようとは思わなかった」
ペンス「おぅ…」
トランプ「私の苔があそこに! あれは私の苔だ!」
ペンス「すごいですね」
トランプ「私のネクタイだ!」
ペンス「ん?」
トランプ「私のネクタイだ…」
ペンス「何だこれ…全部モスクワ製とあります」
トランプ「ありえないよ、マイク。私がロシアと何の結びつきもない(※2)ことはみんな知ってる。そうだろ、ブリジット?」
ペンス「そうですね」
ブリジット「はい」
ペンス「ロシアと結びつきはない」
トランプ「ロシアと結びつきはない。さて、行こうか。あそこの木を見るんだ。あれも私のなんだ。あっ、オナラしちゃった。オナラも私のだ、マイク」
ペンス「OK、あれは何でしょう?」
トランプ「スカイウルフ(※3)かな。知らんけど」
ペンス「あれは現実のものじゃありませんよ。自分がどこへ向かっているのかわかっているのですか?」
トランプ「いいや」
ペンス「寒さと暗さが増してきました。」
トランプ「ああ、うん」
ペンス「ええ」
トランプ「気にしない」
ペンス「ああ、なんてこった! 見て下さい!」
トランプ「信じられないよ、マイク。これは全部お前のせいだぞ。馬鹿なコンパスの泣き言か!」
ペンス「コンパスのせいじゃありませんよ! コンパスのせいにしないで下さい!」
ブリジット「ここがどこかわかっているのですか?」
ペンス「ここがどこかわかっているのですか?」
トランプ「わかってるさ! お前ら黙れ!」
ペンス「嫌な予感がします」
トランプ「いいかよく聴け、我々はキラーセックスパーティーを逃しているんだ。それは即ち、我々自身で見ない方がいいセックスパーティーを森ですぐにしなきゃならないってことだ」
ペンス「アッー!」
トランプ「OKマイク、君はする必要はないぞ。それともまだ何か…」
ペンス「いえ、見て! 見て! 見て!」
トランプ「何も見えないぞ、マイク」
ペンス「あれを見たよな?」
トランプ「OKブリジット、調べてこい」
ブリジット「ノー」
ペンス「そいつと一緒に」
トランプ「見て回ってこい」
ペンス「カメラでそいつがどこへ行ったか見てこい」
トランプ「私は何も見てないよ、マイク」
ブリジット「怖い…怖い…」
トランプ「一体ブリジットはどこへ行ったんだ? ブリジット?」
ペンス「恐ろしいことです」
トランプ「マイク」
ペンス「何です?」
トランプ「我々は今まで建設されたものの中で最もすごいテントの一つにいるな。うわっ」
ペンス「あれは何だ?」
トランプ「誰だ?」
ペンス「あれが何であれ、ブリジットを連れ去ったんだ! 大統領!」
トランプ「おおっ、やあスティーヴ!」
ペンス「わあーっ!」
バノン「時々ここに来るんです。石の山を築いて、地球の古代の力と、夜明け前の舌の岩を呼び起こす自分の権利を実行するのです! ●※▽×□〇△! 中間選挙に効果あれ、あなたを呼びます!」
トランプ「あなたを呼びます~って、いいね」
バノン「ほら、この森には力があります」
トランプ「ここには化け物がいる。暗い何か、全てを含むような。そいつは証拠集めをして日を過ごすんだ。そいつは証人に事情聴取する。そいつは供述書で元気になる。このモラーマンを召喚する方法があるんだ」
バノン「モラーマン…」
トランプ「共謀って言葉を3回言うんだ。共謀、共謀」
ペンス「いえ、言わないで下さい」
バノン「やめて」
トランプ「心配いらないよ。共謀。しまった! なんてこった!」
ペンス「この馬鹿! 何てことしてくれるんですか!」
バノン「私に休息は必要ない! 私を連れて行け!」
ペンス「すいません、もう走れません。来ちゃう…」
トランプ「マイク、ほら、行くぞ」
ペンス「自分たちがしたことは全て知っています」
トランプ「何もしてないよ」
ペンス「やったじゃないですか!」
トランプ「黙れマイク!」
ペンス「もうおしまいだ。捕まる」
トランプ「そこにいるぞ」
ペンス「え?」
トランプ「バイバ~イ」
トランプ「信じられない」
トランプ「神様助けて」
トランプ「ブリジット!?」
ブリジット「大統領、どこ行ってたんですか? 10分経ってますよ」
トランプ「マジかよブリジット、10分だなんて。10時間に感じたぞ。ああ、モラーマンは怖かったなあ…。ブリジット? ブリジット? まあいいや、運転手、家に帰るぞ」
モラーマン「ええ、お連れしましょう」
トランプ「ギャーッ!!!」
※1.原語の"DEAD END"には「死亡エンド」という意味もある。
※2.tieには「ネクタイ」の他に「結びつける」という意味がある。
※3.赤外線ヘリコプター。
トランプにとってモラーは怖い存在だったということが表現されています。
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