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大國魂神社八朔相撲四百年記念碑(大國魂神社)

 東京都府中市の大國魂神社の境内にある、大國魂神社八朔相撲四百年記念碑を解読してみました。

大國魂神社八朔相撲四百年記念碑

【碑文】
(表)
大國魂神社八朔相撲四百年記念碑
 大國魂神社八朔相撲は 天正十八(一五九
〇)年八月一日 徳川家康公の江戸入城を記
念して天下泰平、五穀豊穣を祈る奉納相撲と
して始まったもので 体育奨励の目的を以て
幕府より水引幕を献納せられた由緒ある相撲
である
 旧四ヶ町より伝統行事として毎年行われ
たもので 現在では大國魂神社四ヶ町八朔相
撲会主催により 小学生から大人までの幅広
い参加者により絶えること無く受け継がれて
いる
 茲に 八朔相撲四百年を記念し相撲場並び
に 記念碑を建立し後世に伝承せんとするも
のである。

(裏)
 平成元年八月朔日建之
大國魂神社四ヶ町八朔相撲会

 なるほど、八月朔日(ついたち)に行われるから八朔というのか。

 さて、歴史的なことについても少々触れておきます。
 豊臣秀吉が小田原北条氏を攻め滅ぼした後、徳川家康が関東に移封されてきました。この時の家康は新来の支配者であり、地元民の支持を得る方策の一つとして相撲大会の後援をした、ということなのでしょう。
 尚、徳川政権(江戸幕府)が倒れた後も八朔相撲は続いており、その点ではスポーツイベントとして大成功だったと言えます。

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