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蕎麦禁制の碑(称往院)

 烏山寺町の称往院にある、蕎麦禁制の碑を解読してみました。

蕎麦禁制の碑

【碑文】
(正面)
不許蕎麦
地中製之而乱
當院之清規故
入境内

(右)
(※上部は解読できず)
圓光大師巡禮處第十八番

(左)
  天明六危宿丙午春
念天護法利群生
  正月廾五日建之
第廿五世
昇誉恵風
敬白

(背面)
欲求寂滅楽當学沙門法

【拙訳】
(正面)
境内に蕎麦を入れてはならない。
(かつて)院内でこれを作って(風紀が)乱れた。
(禁止は)当院のルールだからである。

(右)
(※上部は解読できず)
圓光大師巡礼所第18番

(左)
天の護法を念じて全ての生き物を利する。
  天明6年(1786年)春
  正月(1月)25日これを建てる。
第二十五世 昇誉恵風 敬白

(背面)
欲望を捨てて楽しむことは、まさに仏法を学ぶことである。

 蕎麦禁制の碑が建った経緯を簡単にまとめると、大体以下の通り。

称往院が参拝客に蕎麦をふるまう。
   ↓
それが評判となって蕎麦目当ての参拝客が押し寄せる。
   ↓
これでは修行の妨げになるので蕎麦禁止にする。

 寺は蕎麦屋じゃないってことですな。

 ところで、この碑を建てた天明6年(1786年)は、田沼意次が失脚した年でした。寛政の改革の直前です。
 それから、この碑で私が解読できなかった部分の文章はおそらくは草書体です。草書体はまだまだ読むのが不得手で、自分の力不足を実感します。

【蕎麦関連記事】
蕎麦の心
蕎麦碑(深大寺)
そば守観音の碑(深大寺)

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