コロナウイルス:見捨てられた者(2020年、ポルトガル)
この自主製作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/ajIoBW-rpZg
監督:ディオゴ・カラムージョ
出演:ディオゴ・カラムージョ
原題:CORONAVIRUS COVID-19 I SHORT FILM - LEFT BEHIND
備考:ドラマ
あらすじ…見捨てられた者がメッセージを残す。
新型コロナウイルス(COVID-19)が猛威を振るう中で作られた作品。最後の方の字幕によると、自宅のガレージで自己隔離している時に作ったとのこと。たしかに一人で作っている感がありますな。
さて、セリフには英語字幕が付いていたので、これを訳してみました。ポルトガル語から英語への翻訳がうまく行っていない箇所があるらしく、英語の文章の中にはわかりにくいところが見受けられましたが、そこは意味が通じるように訳しました。
【拙訳】
これは全ての生存者へのメッセージである。
俺の名前はディオゴ・カラムージョ、見捨てられた者だ。
そのウイルスが突然変異を起こして空中に広がり始めた後、各家族から2人を選択することになった。
汚染されていない2人は政府によって造られた箱舟に入る。
俺の息子と妻が幸運にも選ばれた。
俺たち見捨てられた者は、即席のマスクの助けを借りて抵抗することができ、できる限り生き残る。
自分自身、どれくらい抵抗できるかわからないが、今から数年のうちにこのメッセージを見つけてくれることを望む。
全てがかつてないほど安全になる時、空は今まで見た中で最も美しい青になるだろう。
覚えておけ、その惑星は治癒するために人間という疫病を取り除かねばならなかったし、俺たちがやって来たこと全ては悪いことだった。
俺たちの犠牲を忘れず、自分自身を受け入れろ。なぜなら、俺たちは愛のため、あんたたちの将来の愛のために残っているのだから。
俺たちはヒーローじゃない、俺たちはただの人間だ。
だから、お互いに気を付け合って、俺たちがしたのと同じ過ちを犯すな。
それから俺の息子よ、もしこのメッセージを聴いているなら…
この世界を当たり前だと考えるな。俺たちのものじゃないのだから。
借りているだけなんだ。
愛してる、みんな愛してる。全てを無駄にしてはいけない。
この悪が人類にとって治療となること、俺たちが最終的に全体として行動することができること、そしてそれは全ての人間が自分のためにではなく、ということを願っている。
さようなら、いつの日か会おう。
このメッセージはここで終わる。
平常時の自主製作なら家族との別れのシーンを入れるはずですが、さすがに隔離中ではそんなことできない。
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