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徳富蘇峰植樹の碑(松陰神社)

 東京都世田谷区の松陰神社(祭神は吉田松陰)の境内にある徳富蘇峰植樹の碑を解読してみました。

徳富蘇峰植樹の碑(松陰神社)

【碑文】
景慕英風植樹表誠
明治四十一年十月十七日 肥後学生

【読み下し文】
英風(※1)を景慕(※2)し植樹して誠を表す。
明治四十一年十月十七日 肥後学生

※1.すぐれた徳風・教化。
※2.仰ぎ慕う。

【拙訳】
すぐれた徳風を仰ぎ慕い、植樹して誠意を表す。
明治41年(1908年)10月17日、肥後学生

 石碑の傍には立札があり、そこにはこんな説明文が書かれています。

   徳富蘇峰植樹の碑
 徳富蘇峰(本名 猪一郎、徳富蘆花の兄)は
明治の言論人。肥後の生まれで、熊本洋学校をへて、
同志社に学ぶ。政治的には桂太郎と密接な関係を
持った。
 明治41年自身の著述「吉田松陰」発刊にあたり
植樹をおこない、碑を建立した。

 徳富蘇峰は松陰神社の境内に石碑建立をすることで、「あなたのことを本に書きましたので、そこんところよろしく」と言っているわけですな。なるほど、こういう仁義の切り方もあるのかと感心しました。と同時に、自分の著述の宣伝になっていることも見逃せない。

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