玉木正之乃碑(松陰神社)
東京都世田谷区の松陰神社(祭神は吉田松陰)の境内にある、玉木正之乃碑を解読してみました。尚、こちらの玉木正之はスポーツ評論家の人とは同姓同名の別人です。
【碑文】
玉木正之乃碑
明治十年三月(萩)に玉木家の
長男として生まれる。父正誼は乃木
希典の弟 母トヨは吉田松陰の姪。
二代目文之進を継ぐが明治四十年
正之に戻る。乃木希典大将の甥と
して、その葬儀の喪主をつとめる
その前後の事情は渡辺洋一氏著
『静寂の声』に詳しい。世田谷に昭和
二年まで在住。のち故郷萩に戻り
昭和二十九年二月十一日逝去
永遠。画・記述は孫辻喜美子建立
平成十一年八月吉日
乃木希典には息子が二人いましたが、どちらも日露戦争で戦死。そして彼自身は妻と共に自害、明治天皇に殉死しています。そのような事情もあって甥に喪主のお鉢が回ってきたのでしょう。
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