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乃木講誓詞之碑(乃木神社)

 東京都港区赤坂の乃木神社の境内に、乃木講誓詞之碑なるものがあります。今回はこれを解読してみました。

【碑文】
乃木講誓詞之碑

乃木講総代
陸軍大将従二位勲一等功二級大庭二郎書并題額

聖訓力行 我身を浄め
質素勤倹 我家を治め
献身奉仕 国産を興し
熟慮断行 正義を践(ふ)み
至誠一貫 皇基を護らむ

昭和七年九月
乃木講建之

 続いて現代語訳をどうぞ。

【拙訳】
乃木講誓詞の碑
乃木講総代・陸軍大将(従二位勲一等功二級)大庭二郎、(これを)書いて扁額に記す。

聖人の教えを精力的に実行して 自分の身を清浄にし
質素に倹約してよく働き 自分の家を運営し
献身的に奉仕して 国家の産業を興隆させ
熟慮の上で断行して 正義を行い
一貫して誠心誠意をもって 皇国の基礎を護るぞ

昭和7年9月
乃木講これを建てる。

 まず最初にツッコミどころを一つ。書いた人(大庭二郎)の肩書きが長い。自慢したい気持ちはわからないではないが、あまりに長いので文字の間隔が狭くなって読みにくくなっています。特に大庭二郎の「二」なんかは窮屈そうですぞ。肩書きは乃木講総代くらいにとどめておくか、せいぜいそれに陸軍大将を加えるくらいでいいんじゃないでしょうか。
 それから、碑文の「聖訓」には天皇の詔勅の意味もあるらしい。大日本帝国憲法によれば天皇は神聖にしておかすべからず、とありますからね。
 最後に、この碑が建てられた昭和7年について少々。昭和7年に何が起こったかというと、第一次上海事変、血盟団事件、五・一五事件と、なかなか物騒なことになっています。まあ、この後もっとひどくなるのですが、それについて語り出すとキリがないのでここでは控えておきます。

乃木講誓詞之碑(乃木神社)

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