与謝野晶子歌碑(總持寺)
神奈川県横浜市鶴見の總持寺の境内にある与謝野晶子歌碑を解読してみました。
おっと、私の姿が碑面に映り込んでしまいましたわ。いかんいかん。
それはともかく、碑文の解読結果をどうぞ。
【碑文】
(表)
[晶子印]
胸なりて
われ踏みがたし氷より
すめる 大雄宝殿の末
晶子総持寺を詠める 与謝野馨書[与謝野馨印]
(裏)
大本山總持寺御移転百年記念
与謝野晶子歌碑建立
揮毫 国務大臣 与謝野馨
寄進 株式会社いせや
株式会社内藤石材店
株式会社松原石材店
須藤石材株式会社
平成廿三年七月吉日
独住第廿五世江川辰三代
平成の御代の石碑なので、現代語訳の必要はありますまい。ただ、若干の解説を述べさせていただきます。
歌に出てくる大雄宝殿は總持寺境内にある建物で、石碑の建っているところからその雄姿を眺めることができます。
それから、この石碑の記号をした与謝野馨は財務大臣などを歴任した政治家で、与謝野晶子の孫。この石碑が建立された平成23年(2011年)7月には内閣府特命担当大臣でした。
ちなみに私は以前、彼の著書『堂々たる政治』を当ブログにてレビューしたことがあります。
« 防疫2日目、スティーブン・コルベアが焚火をする(2020年、アメリカ) | トップページ | お う ま さ ん(2020年、イギリス) »
「書評(歴史)」カテゴリの記事
- 山号碑(妙延寺)(2023.12.10)
- 本堂改築記念碑(妙延寺)(2023.12.09)
- 寶樹多花果の碑(妙延寺)(2023.12.08)
- 庚申塔(妙延寺)(2023.12.07)
« 防疫2日目、スティーブン・コルベアが焚火をする(2020年、アメリカ) | トップページ | お う ま さ ん(2020年、イギリス) »
コメント