イエーツ「心のゆくところ」
あらすじ…ブルイン夫妻は神父ハートを家に招いて相談をする。曰く、息子の嫁メリーが仕事をさぼって本ばかり読んでいるというのだ。とそこへ、妖精の子供がやってくる。
メリーは一体どんな本を読んでいるのでしょうか? メリーが語ったところによると、アイルランドの王女イデーンが歌声に誘われて妖精の国へ行ってしまったという物語です(P29)。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、この後の展開と非常に重なると言ってよい。
ともあれ、メリーの「心のゆくところ」はどうやら妖精の国であるようです。
【参考文献】
イエーツ『鷹の井戸』角川書店
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