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池井戸潤「銀行狐」

あらすじ…狐と署名された脅迫状が、帝都銀行頭取宛に届けられた。「あほどもへ てんちゅー くだす」。具体的な要求はないが、顧客情報漏洩、系列生保社員の襲撃と犯行はエスカレートする。狐の真意と正体は?(裏表紙の紹介文より引用)

【主要登場人物一覧】
指宿修平―――帝都銀行特命担当。本作の主人公。
鏑木和馬―――指宿の補佐。
戸崎宣之―――総務部長。
門倉澄男―――警視庁の刑事。
斎藤一志―――副頭取。リスク管理委員会委員長。
神谷喬一―――新橋支店長。
高村佳子―――総務部の女子行員。
柚木圭一―――神谷の元部下。
宮前毅――――本部審査部。
小池敬二―――債権回収担当。
加瀬直紀―――元行員。
時田紀一郎――時田硝子の元社長。
時田恒夫―――時田紀一郎の息子。時田硝子の元専務。
久遠―――――時田硝子の元顧問弁護士。
川内好蔵―――時田硝子の元経理。

 犯人は「狐」を名乗っていました。なぜでしょうか?
 ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、物語の終盤近くに稲荷神社の話が出てきて、犯人はそこから狐を名乗ることになったのだろう、ということが述べられています。
 稲荷神社といえば狐です。ただし、稲荷神が狐なのではなく、稲荷神の使いが狐なのです。
 それを踏まえて宗教的に解釈するならば、信心の篤い氏子の破滅に怒った稲荷神が、「狐」を使役して報復しようとしているのだ、と見ることもできます。もちろんこんな見方は迷信だとしりぞけることもできるでしょうが、人智を超えた存在に思いを馳せてみるのもいい。

【参考文献】
池井戸潤『銀行狐』講談社

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