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落合信彦『モサド、その真実 世界最強のイスラエル諜報機関』集英社(2)

 本書でイサー・ハレルに続いてインタビューを受けたのは、メイアー・アミット。ハレルがモサド長官を辞任した後、長官職を引き継いだ人物です。
 さて、インタビューを読むと、アミットもハレルと同様、秘密主義があります。例えば1981年にイスラエルがイラクの原子炉を爆撃した件(通称、バビロン作戦。もちろんモサドも深く関わっている)に触れながらこんなことを述べています。

 あのイラクでのオペレーションだけに限らず近頃モサドに関してはあまりにあちこちで語られすぎている。しかも単なる興味本位でしか取り上げない。その一語一語がモサドを傷付け、イスラエルを危険に陥れているということに全く気付いていない。(P99)

 だとすると、この書評記事もモサドを傷付けることになるのでしょうか? いやいや、当ブログの社会的影響力の小ささとモサドの強固さを考えれば、これでモサドが傷付くなんてありえないでしょうな。
 尚、モサドについて多く語られるというのは、成功・失敗いかんを問わずモサドがそれだけ「仕事」をして人々の目に着いたからだという側面もあります。例えばアドルフ・アイヒマン生け捕り(※)なんてことをしたら、そりゃあ世界中が注目しますよ。

※アイヒマンを捕まえるくだりは本書第一章にて詳述されている。指揮を執ったのはアミットの前任者ハレル。

【参考文献】
落合信彦『モサド、その真実 世界最強のイスラエル諜報機関』集英社

【目次】
『モサド、その真実 世界最強のイスラエル諜報機関』(1)
『モサド、その真実 世界最強のイスラエル諜報機関』(2)
『モサド、その真実 世界最強のイスラエル諜報機関』(3)

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