町山智浩『最も危険なアメリカ映画 「國民の創生」から「バック・トゥ・ザ・フューチャー」まで』集英社インターナショナル
人種的、宗教的、政治的、社会的に危険なアメリカ映画の数々を掲載。
「『フォレスト・ガンプ』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が危険な映画だって?」
と思うかもしれませんが、映画の上っ面だけじゃなくて背後に潜むものを探って行くと実は…おっと、ここから先は本書をお読み下さい。
一方、「國民の創生」が危険な映画だというのは簡単にわかると思います。何しろあの映画は、KKKが正義のヒーローとして描かれているのですからね。
それはさておき、本書の中でこんな記述を発見。
グリフィスは『大虐殺(The Massacre)』(12年)で『小さな巨人』に先駆けてワシタ川の虐殺を描いている。1868年、シャイアン族のキャンプをカスター将軍率いる騎兵隊が襲撃し、ほとんど無抵抗の人々を殺した。大地に横たわる乳飲み子とその母親の遺体を捉えたショットは強烈だ。(P39)
モノクロ無声映画「大虐殺」は当ブログにて取り上げたことがありますが、あれはカスターの仕業だったのか。ちなみに、カスター将軍を主人公にした映画「壮烈第七騎兵隊」を随分昔に取り上げたことがあります。
【参考文献】
町山智浩『最も危険なアメリカ映画 「國民の創生」から「バック・トゥ・ザ・フューチャー」まで』集英社インターナショナル
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