サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマンって誰?(2018年、アメリカ)
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/2BGA29seO5Y
出演:ムハンマド・ビン・サルマン、カレン・デヤング、ドナルド・トランプ
原題:Who is Saudi Arabia’s Mohammed bin Salman?
製作:ワシントンポスト
あらすじ…サウジアラビアの皇太子ムハンマド・ビン・サルマン(MbS)を解説。
まずは拙訳をどうぞ。
【拙訳】
サウジアラビアの実質的な指導者ムハンマド・ビン・サルマンは見方の分かれる人物です。
一方では進歩的な改革者と見られ、もう一方では人権侵害者と見なされています。
サウジアラビアのジャーナリスト、ジャマル・カショギの暗殺により皇太子は国際的な注目を浴びました。
それでは、我々が彼について知っていることをどうぞ。
2017年6月21日、父親のサルマン国王から、王位継承の順序を覆して皇太子に指名されました。
国防大臣として、彼はイエメンでの軍事介入を監督しています。
2017年、彼は一連の経済及び社会の改革、「ビジョン2030」計画を発表。
その最も顕著な例は女性の運転を解禁するというものです。
この改革のイメージにもかかわらず、皇太子は王国の中で権力を掌握しました。
カレン・デヤング上級国家安全保障特派員「彼らは抗議した人たちに非常に厳しい打撃を与えました。何年も前から運転する権利を得ようとしていた女性活動家たちが、今や逮捕されているのです。聖職者、保守的な聖職者たちはいろいろなところでこう言っています。彼がやったことのいくつかは非イスラム的な人物を逮捕したことだ、と。その国の多くの知識人が逮捕されています。ムハンマド・ビン・サルマンについて非常に穏やかに批判的であった多くのジャーナリストに対しても、彼がやったのは逮捕でした」
ジャマル・カショギ殺害は皇太子と直接関係があるとするCIAの評価にもかかわらず、ドナルド・トランプはその指導者の名前を出すことを嫌がっています。
リポーター「CIAの評価にはMbS(ムハンマド・ビン・サルマン)がありますか?」
トランプ「彼らはまだ何も評価していない。早すぎる。あれは時期尚早の報告だったが、ありうることだ。我々は見ることになるだろう」
アメリカ合衆国財務省は、17人がカショギの死に関与していると認めました。
その内の一人はムハンマドの一番の側近です。
それらの効果が形を取るにつれて、アメリカとサウジの関係は不確実になります。
ジャーナリストのジャマル・カショギ氏が在トルコのサウジアラビア領事館で暗殺され、その事件の黒幕としてムハンマド皇太子(MbS)の名前が囁かれています。というより、私を含め多くの人間が彼をクロだとにらんでいます。
一方、そんなMbSをかばうような姿勢を見せているのがトランプ大統領。サウジアラビアと大きな取引があるからですかねえ。もっとも、たとえトランプがいくら彼を擁護したとしても、MbSはシロだと信じる人がそんなに増えるとは思えません。
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