クリクリの悲劇(1913年、イタリア)
この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/Jk0FflQCEAo
こちらでも観られます。
https://youtu.be/tdV2Vaesb0E
出演:レイモンド・ダンディ、ジョゼッペ・ガンバルデラ、レア・ジウンチ
原題:La tragedia di Kri Kri
備考:コメディ
あらすじ…結婚できないと絶望した男(ブルーマー)が自殺した。と思いきや、ブルーマーは実は生きていて…。
少々調べたところ、クリクリ(Kri Kri)とはクレタヤギのことで、本作の主演俳優レイモンド・ダンディ(Raymond Dandy)が演じたキャラクターの名称らしい。
さて、英語字幕を訳してみました。
尚、作品中の貨幣の単位が、元の字幕ではグルデン(gulden。かつてのオランダの通貨単位)となっていますが、英語字幕ではドルとなっています。他にも微妙に異なる文意があるのかもしれませんが、私の手には負えないので、訳すのは英語字幕のみとさせていただきます。
【拙訳】
ブルーマーの悲劇
クリクリは警察署長に警告した。それは、自分が自殺しようとしているというものだった。
署長殿、ペッパー氏が娘との結婚を認めないので私は人生を終わりにします。ブルーマー
ブルーマーさん、2万ドルがなければ娘を嫁にやるわけにはいかん。食品雑貨商ジョセフ・ペッパー
ブルーマーは劇場で働くことが期待されている。ポットベリーは彼に会いに行く。
我々が戻るまでここにいてくれ。
ポットベリーは心細さを払拭しようとする。
奇妙な現象だ。
1時間ベッドで寝ていてくれ。
ブルーマーは見分けがつかない(変装をした)。
ペッパー氏は悲しい知らせを受け取る。
兄弟の仇だ! 今すぐ2万ドル寄越せ、さもなくば貴様の首を絞めるぞ!
私は今2万ドルを持っているので、娘さんをくださると信じております。
一つ注意しておいてほしいのは、ペッパー氏は娘を2万ドルで売ろうというハナシではない、ということです。娘の結婚相手に一定以上の経済力を求めているのです。
「愛さえあればお金なんて…っ!」
などといった青臭い考えをペッパー氏は持ち合わせていないようです。実際問題、結婚生活には金がかかるし、出産・育児にも金がかかりますからね。素寒貧では困る。
尚、少々調べたところ邦題が見当たらなかったので、邦題は私が勝手に付けさせていただきました。
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