『metropolitana 5 vol.185 May 2018』産経新聞社
連載コラム「東京#CODE」(P21, text:軍地彩弓)では浅草を取り上げています。そしてその中でこんな文章が。
浅草は今や原宿以上に、人混みと行列の街になっていたのです。その半分は海外からの観光客です。(P21)
なんと、浅草はそんなことになっていましたか。それじゃあ行くのはよしておきましょうかね。いえね、外国人観光客がイヤなわけじゃありませんよ、ただ単に混雑が苦手なんです。
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連載コラム「東京#CODE」(P21, text:軍地彩弓)では浅草を取り上げています。そしてその中でこんな文章が。
浅草は今や原宿以上に、人混みと行列の街になっていたのです。その半分は海外からの観光客です。(P21)
なんと、浅草はそんなことになっていましたか。それじゃあ行くのはよしておきましょうかね。いえね、外国人観光客がイヤなわけじゃありませんよ、ただ単に混雑が苦手なんです。
特集は「ニコッとキリッと 稲荷町イズム」(P2-8)。
稲荷町ってどこにあったっけと地図をチェックしてみると、上野駅の東にありました。東の方か…、上野駅の西側なら何度か行きましたけど、東の方は行っていないな。
このアニメは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/ADRbyCdvhgY
こちらでも観られます。
https://youtu.be/vLYLiFYkMsw
備考:モノクロ、無声
あらすじ…浦島太郎は助けた亀に連れられて竜宮城へ行き歓待を受け、玉手箱を貰って帰る。
字幕等の説明は一切ありませんが、日本人なら教養というか素養の一つとして浦島太郎の話くらいは頭に入っているはず。一応あらすじは書きましたが、これは念の為ということで。
それから、作品自体は1分少々と短く、あっという間に終わってしまいました。テンポいいですな。
表紙中央上部に見事な藤の花が。本誌によると、あしかがフラワーパーク(P6, 栃木県足利市迫間町607)の藤です。
チェックしてみると、この施設の入場料が「一般300~1800円」(P6)と、最安値と最高値とでは6倍も違う。どういうことかと思って更に読むと、「※花の咲き具合により期間および料金が変動」(P6)とありました。
なるほど、だとすると表紙のような満開の藤を見るには一番高い料金を払う必要があるということか。
この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/KOPG_lCEvUM
こちらでも観られます。
https://youtu.be/n6eE_z3qnNc
https://youtu.be/B0TBHaVyQao
監督:エド・ウッド
出演:エド・ウッド(ダニエル・デイヴィス)、ベラ・ルゴシ、ドロレス・フラー
原題:Glen or Glenda
備考:クソ映画
あらすじ…服装倒錯者が差別を受けていた時代。服装倒錯者のグレンは女装してグレンダになるという趣味があった。
冒頭で女装男が自殺するシーンが登場。現在の新宿2丁目に行けば男の女装なんて珍しくないのですが、1950年代のアメリカではそうはいかないということでしょうな。
尚、念のために言っておきますが、この映画の主人公グレンは同性愛者ではなく、女性の婚約者がいます。女装趣味と性的嗜好は別だということです。
それはさておき、会話がダラダラしていてたるいですな。ストーリーも寄り道が多く、テンポよく進んでいるとは言い難い。服装倒錯というテーマはいいのですが、それを台無しにして余りある出来映えとなっています。さすがはエド・ウッド!
最後に、タイトルについて。原題では"Glen or Glenda"(グレンかグレンダ)と、どちらかしかない、どちらか選ばなければならないような感じになっていますが、邦題では「グレンとグレンダ」(Glen and Glenda)と両者が並び立つ存在になっています。この邦題は結末を見届けるとわかるかもしれません(最後まで観るのは大変でしょうが…)。
「この街の“顔”をたずねて まちどころ」(P12)のコーナーで日本民藝館(東京都目黒区駒場4-3-33)を取り上げています。
ここは建物の前を何度か通過したことがありますが、入ったことはありません。入場料が高いから、ついつい敬遠しちゃったのでしょう。
この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/p19BRuzkXds
こちらでも観られます。
https://youtu.be/xs4ApsGryPo
https://youtu.be/dUKgBUPOrj8
https://youtu.be/xMGBYdjixGY
監督:ジーン・ヤーブロー
出演:ディック・パーセル、ジョーン・ウッドバリー、マンタン・モアランド、ヘンリー・ビクター、ジョン・アーチャー
原題:King of the Zombies
備考:ホラーコメディ、ゾンビ映画
あらすじ…第二次世界大戦中、3人の男が乗った小型飛行機が島のジャングルに墜落する。何とか生き延びた3人は、近くの謎の館に入る。その館の主人である医者はゾンビを作っていたのだった!
3人の内、黒人のジェフだけはゾンビが出て怖がっていますが、他の2人はそんなに怖がっていないように見受けられます。ジェフのビビり具合を見ていると、彼が真っ先に殺されそう、あるいはゾンビにされそうですな(実際にどうなったかはご自分の目でお確かめ下さい)。
ちなみに、この映画のゾンビはそれほど凶暴な素振りを見せておらず、あまり怖くは感じられません。ここのゾンビはお行儀が良かったんですかね。
尚、邦題を調べたら「死霊が漂う孤島」というのが出てきました。とりあえず本記事ではこの邦題を用いますが、死霊じゃなくてゾンビだろ、とツッコミを入れたくなります。
2018年7月21日~9月24日、市川市文学ミュージアム(千葉県市川市鬼高1-1-4)にて「サラリーマン漫画展 漫画に学ぶ働き方」を開催。
この案内の表紙によると『サラリーマン金太郎』や『課長 島耕作』などが取り上げられるようですが、その中に『サラリーマン 山崎シゲル』なるものが。これはたしか、レンタルビデオの冒頭に時折挿入されてるやつじゃなかったかな。
この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/wTPf_Iq2EYI
監督:ジェローラモ・ロ・サヴィオ
出演:エルメーテ・ノヴェッリ、フランチェスカ・ベルティーニ、オルガ・ジアンニーニ・ノヴェッリ
原題:Re Lear
英題:King Lear
原作:ウィリアム・シェイクスピア『リア王』
備考:悲劇、モノクロ彩色、無声
あらすじ…リア王は自分の王国を3人の娘に分け与えることにする。その際にリア王は娘たちに、自分をどれだけ愛しているかを言わせることに。だが、末娘のコーディリアだけはそれを言うことができずに…。
原作は10年程前に読んだので細かいところは憶えていないのですが、ともかくも長編だったことは確かです。それをこの作品では16分にまとめていて、色々と枝葉末節を省いているのがわかります。
さて、終盤でリア王は、小さな木の枝(あるいは草?)で死んだコーディリアの口をつつく仕草を見せます。この一事だけでもリア王がどれだけ狂っているかが表現されています。
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シェイクスピア(目次)
週刊文春連載のコラムをまとめたもの。
表紙の巨大トランプロボットの頭に搭乗してこれを操縦しているのが、スティーブン・バノン。彼は影の大統領とも呼ばれていましたっけ。
「暗黒はね、いいもんだよ」
ハリウッド・レポーター紙(11月18日付)の取材にバノンはこう答えている。「ディック・チェイニー、ダース・ベイダー……暗黒は力だ」(P279)
日本だったら中二病をこじらせているイタい人扱いされそうですが、こんなのがアメリカ大統領のブレーンを務めていたわけですな。もっとも、バノンは一年ももたずに顧問をクビになりましたが。
次に、トランプの経済政策についても少し触れておきます。
トランプがいくら輸入品を規制しても、ラストベルトの工業地帯は復活しないだろう。工業そのもののオートメーション化が進んで、昔ほど人手を必要としなくなったからだ。(P263)
著者(町山智浩)はこのように見通しを語っていますが、それでも少しは雇用が増える。どんなにオートメーション化が進んでもこれを操作する人員は必要だし、稼働している工場には清掃員や警備員などが必要になるからです。
するとトランプ大統領はこれを大袈裟にアピールし、「俺の手柄だ!」と自慢。彼の支持者たちはそれを「真実」(いわゆるポスト真実)として信じるし、これに対して誰かが数字を挙げて反論したとしても「フェイクニュース」として排撃される…。
そんな光景が目に浮かぶようです。
それから、私は今回本書を読んで、"Heil, Trump!"(P200)や"Gays for Trump"(P264)といったトランプネタを新たに採集することができました。今後の話のネタに活かしていきたいと思います。
【参考文献】
町山智浩『実況中継 トランプのアメリカ征服 言霊USA2017』文藝春秋
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ドナルド・トランプ(目次)
この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/f0wIlhHLcoQ
監督:ダドリー・マーフィー
出演:チェイス・ハリンダイン
原題:The Soul of the Cypress
備考:モノクロ、無声
あらすじ…カリフォルニアの沿岸で若い音楽家が音楽を演奏する。すると、それに魅了された糸杉の精(女性)が彼のところへやってきて、二人はキャッキャウフフを始める。
ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、この音楽家の末路を見ると「いくら何でも…」と思わずにはいられません。もっとも、ここには描かれていませんが、ひょっとしたら彼は自殺願望を抱えるような何らかの深刻な裏事情があったのかもしれません。
ちなみに原題は"The Soul of the Cypress"で、Cypressは糸杉という意味で、原題を直訳するなら「糸杉の魂」となるのでしょう。ですが、彼女は樹木の精(ドリアード)なので、ここでの邦題は「糸杉の精」とさせていただきました。
表紙下部に自転車が写っていますが、本誌の中にこんな記述が。
WAKAYAMA800
和歌山県の推奨ルート(約800km)を「WAKAYAMA800」とネーミング。さまざまなレベルのサイクリストに対応した無限大のルートを用意している。(P4)
私はサイクリングには詳しくないのですが、それでも800kmは長いということがわかります。しかも和歌山県となると、海岸線のみならず山道も多いんでしょうなあ。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/ymVOCNMcShY
監督:ジェフ、ウィリアム、シーツ、ヴァンガム
原題:Batman: New Times
備考:アニメ
あらすじ…新年を祝うパーティで早速女を口説くブルース・ウェイン。だが、空にはバットシグナルが。ジョーカーがまた何か悪さをしようというのだ。バットマンの出動だ!
声の出演にアダム・ウェストとマーク・ハミルの名前がありました。アダム・ウェストは1960年代テレビドラマでバットマンを演じた俳優であり、マーク・ハミルはアニメ版バットマンでジョーカーの声を演じています。つまり、この作品の声は既存のものを取り込んで使っているということですな。
そういえば、序盤でブルース・ウェインが口説いていた女のロシア語なまりのセリフは、映画「バットマン オリジナル・ムービー」で聞いたような気がしますな(彼女の正体については伏せておきます)。
さて、作品自体はアクションがテンポ良く展開されます。11分があっという間でした。
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バットマン(目次)
表紙を飾るのは和菓子かと思ったら麩(ふ)でした。
本誌P9に記事があり、それによると「季節の細工麩」(P09)というらしい。お吸い物に入れたりするんでしょうなあ。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/Zh3Yz3PiXZw
監督:デーヴィッド・マドックス
出演:アリン・カレル、コール・ウィテカー、マイクル・マッコスリン、ブライアン・マッセイ
原題:Alternative Math
備考:風刺、コメディ
あらすじ…数学教師のウェルズ先生は、生徒のダニー君に2+2=22ではなくて2+2=4だと教えるが、翌日、ダニーの両親が抗議に来る。
トランプ政権下のアメリカを風刺した作品。2+2=4という明白な真実が無視され、「ポスト真実」が幅を利かせています。
そしてウェルズ先生はどんどん追い詰められて行きますが、最後に…おっと、ここから先は伏せておきましょうかね。
ところで、この作品の説明文にはこう書いてあります。
A well meaning math teacher finds herself trumped by a post-fact America.
善意ある数学教師は、ポスト真実のアメリカによって自分がトランプされたと知る。
なんとこの文章ではトランプが動詞になっています。どういう意味かは、本作を視聴すればわかるんじゃないかと思います。
【拙訳】
(月曜日)
ウェルズ先生「ああ、ダニー、入ってらっしゃい。問題があるみたいね。さあ、怒らないでね。ここで習うの。私たちは間違いから学ぶの。みんな間違いをするんだから」
ダニー「ううん」
ウェルズ先生「この問題を見て。2+2=? あなた22と書いたでしょ。足し算をする時は、数字を隣に置くんじゃないのよ」
ダニー「バカみたい」
ウェルズ先生「それじゃあ、こうしましょう。こっちの手に2本のマーカー、もう片方の手から2本のマーカーを足すと…私は何本のマーカーを持っているでしょうか?」
ダニー「22!」
ウェルズ先生「いいえ、ダニー。4です」
(火曜日)
ダニー母「ウェルズ先生ですか? ダニーの両親です」
ウェルズ先生「ああ、ようこそいらっしゃいました。どうぞこちらへ。御心配なく。課題がうまく行かない時に癇癪を起こすのは子供にはよくあることなんですよ」
ダニー母「それで、ダニーはいわゆるあなたのテストでどんな間違った答えをしたんですか?」
ウェルズ先生「テストをしました。問題の一つは2+2=?というものでした。ダニーは22と答えたのです」
ダニー父「それで?」
ウェルズ先生「それは正しい答えではありません」
ダニー母「誰が言ったの?」
ウェルズ先生「算数です」
ダニー父「息子をバカと言ったのか?」
ウェルズ先生「いえ、とんでもない!」
ダニー父「アンタの答えが正しくて息子のが間違ってるなんて誰が言ったんだ?」
ダニー母「いえ、先生が正しいわ」
ウェルズ先生「どうも」
ダニー母「ナチス・ドイツ的にはね」
ウェルズ先生「正直言って、あなたたちは2+2=?の答えをわかっていらっしゃらないようですね」
ダニー父「アンタはわかってるんでしょう? この知ったかぶりめ」
ウェルズ先生「ああああ」
ダニー父「ああああー。何だそりゃ? ○○遅れか?」
ウェルズ先生「結構です! すみませんが、私はもうこの会話を続けることはできません」
ダニー母「校長先生にお話いたします」
ダニー父「ダニーは自由な考えの持ち主だ!」
ダニー母「教師をクビになるわよ、アバズレ!」
ウェルズ先生「あなたが2+2=?をできない場合、そんなことにはならないでしょう」
(水曜日)
校長「ウェルズ先生」
ウェルズ先生「ああ、すみません、校長先生。気付きませんでした」
校長「昨日生徒の親御さんと問題を起こしたそうですね」
ウェルズ先生「ちょっとおかしいんですよ」
校長「あなたの手に負えなくなった時には私に知らせていただかないと」
ウェルズ先生「もちろんです。それで、どうなさりたいのですか?」
校長「謝罪をしてはどうでしょうか」
ウェルズ先生「謝…何ですって? 彼の母親が私を叩いたのですよ!」
校長「ダニーがテストで間違った答えを書いたと聞きましたが」
ウェルズ先生「彼はテストで間違った答えを書きました」
校長「生徒の正誤を指摘するのは我々の仕事ではありません」
ウェルズ先生「それこそが私たちの仕事でしょ」
校長「ご両親はあなたに、自分の偏見を子供たちに押し付けてほしくないのです」
ウェルズ先生「偏見ではありません。算数ですよ」
校長「どうしてうまく行かないかわかっていますか? あなたの態度が原因ですよ。多分私が数学用語を説明できれば、それであなたは理解できる。もしあなたが教室の生徒全員を0で割ったとしたら…。それこそが彼らから多くの尊敬を得る方法なのです。何か言いたいことでも?」
ウェルズ先生「数字をゼロで割ることもゼロを得ることもできません」
校長「じゃあ私がバカなんだ。書類を作っているちょっと狂った支配人だ。一方スーパースター教師のあんたが世界を変える!」
(中略。木曜日には教育委員会に呼び出されて査問を受け、結果教職をクビになる。金曜日はニュース番組で自分のことが非難されているのを観る)
(土曜日)
校長「ウェルズさん、お越しいただきありがとうございます。こんなことになってしまって申し訳ない。あなたがもっと心を開いてくれればと思っていたのですが」
ウェルズ「算数は? 学問の公正さは?」
校長「あなたは警告を受けた。弁明するとは…まだ粘るのですか? だが、私たちはもちろん財務上の義務を遂行いたします。前回の分2000ドルと今回の2000ドル。合計4000ドルです」
ウェルズ「違います。22000ドルです!」
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ドナルド・トランプ(目次)
2018年10月20日・21日開催の「せたがや駅 楽市楽座」(東京都世田谷区)に行ってきました。
中古のガラクタや農産物などが販売されていたのですが、野菜が近所のスーパーより多少は安く売っていたので(※)、小松菜やシシトウなどを購入。さて、どう調理してやろうかな。
それから、このイベントではライダーショーもやっていました。仮面ライダーは全然観ていないので私にはよくわかりませんが、このライダーはどうやらタイムスリップするらしい。
※よく見ると、不揃いだったり葉が穴だらけだったり…。それでも、自宅で調理して自分で食う分には問題ない。
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・ダース・ベイダー対仮面ライダー・ブラックRX
『「仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル」東急線スタンプラリー』東急電鉄株式会社
『劇場版仮面ライダーリバイス 東京メトロスタンプラリー』東京メトロ
「西武線沿線で芝桜アイテムを楽しもう!」(P6-7)という記事では、菓子やアートネイルを掲載。でも、多くが芝桜じゃなくて桜アイテムなんですよねえ。
それはさておき、今年は桜は見たが芝桜は見ていない(はず)。羊山公園まで行くには遠すぎる。
この映画は、YouTubeで観ました。
パート1:https://youtu.be/QXhSeMySODM
パート2:https://youtu.be/FRhA03vTWCc
監督:ロイ・ウィリアム・ニール
出演:ベイジル・ラスボーン、ナイジェル・ブルース、アラン・ボーブレイ、デニス・ヒューイ、レニー・ゴドフレイ
原題:Sherlock Holmes and Terror by Night
備考:ドラマ
あらすじ…シャーロック・ホームズはローランド・カーステアーズに雇われて、彼の母が持つ巨大ダイヤモンド「ローデシアの星」を護衛することに。そして汽車の中で事件が発生する。カーステアーズ氏が殺され、ダイヤが盗まれたのだ。
今回、ワトスンは遅刻して汽車に乗り損ねそうになったり、事情聴取でポカをやらかしたりと、道化役ぶりがひどい。と思ったら、クライマックスで…おっと、さすがにその先は伏せておきましょうかね。
それはさておき、今回はモラン大佐が敵役として登場します。モラン大佐はモリアーティ教授の部下で、小説「空き家の冒険」と戯曲「王冠のダイヤモンド――シャーロック・ホームズとの一夜」に登場します。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、カーステアーズ氏殺害の凶器やモラン大佐のダイヤの隠し場所などが、こちらの「闇夜の恐怖」に生かされていて面白い。
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シャーロック・ホームズ(目次)
新宿の太宗寺のパンフレット。閻魔像、奪衣婆像、切支丹燈籠などを掲載。
切支丹燈籠は実物を見ても、パンフレットの説明を読んでも、切支丹のものだとは今一つピンと来ない。外部の人間が見てもわからない作りになっているのでしょう。
このプロパガンダアニメは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/oTDuEapUS8I
監督:前田一
監修:有馬朗人
備考:プロパガンダ
あらすじ…原子と原子力の仕組みを解説。
まずは原子とは何かを説明しています。ここから説き起こすとは…。ちなみに物理学が得意でない私は途中でついて行けなくなりました。
それから後半は原子力及び原子炉の説明に移り、最後は原子力の明るい未来への展望を示して幕を閉じます。私の見るところ、この辺は原子力の素晴らしさをアピールするプロパガンダでしょうな。
尚、その「明るい未来」の中で、原子力で飛行機を飛ばす構想もあったとは驚きです。飛行機の墜落事故の可能性を考えると、原子力で飛ばさなくて正解でしたわ。
表紙の左下の端に小さく韮山反射炉が載っています。
韮山反射炉は世界遺産ですからね。これでも一応、立派な観光資源です。一応と言ったら失礼か。でも、その近くにある修善寺ほど見所があるってわけじゃない。
このプロパガンダアニメは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/6vLrTNKk89Q
ニコニコ動画でも観られます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm772629
監督:クライド・ジェロニミ
原題:Education for Death
備考:プロパガンダ
あらすじ…ナチス・ドイツが子供たちにどんな教育をしていて、その子供たちがどんな風に育っているのかを解説。
作品の前半部で白馬の騎士に扮したヒトラーが眠れる姫君(ワルキューレ)を救出する話が登場。このあたりはコメディとなっています。
ただし、それ以外はシリアス調となっていて、ちょっときつい。まあ、ナチス・ドイツへの嫌悪感を植え付けるには、これくらいの演出がいいということでしょうか。
尚、この作品の邦題を調べたところ、「死への教育」の他に「死のための教育」というのもありました。どちらでも結構ですが、物語の結末を見ると前者の方がいいような気がしたので、私は「死への教育」を選びました。
岡山県真庭市のふるさと納税募集のパンフレット。
ここにはふるさと納税の記念品の一覧が載っており、牛肉と山ぶどうのジュースが目立ちます。これらが真庭市の特産品なのでしょう。
この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/Jk0FflQCEAo
こちらでも観られます。
https://youtu.be/tdV2Vaesb0E
出演:レイモンド・ダンディ、ジョゼッペ・ガンバルデラ、レア・ジウンチ
原題:La tragedia di Kri Kri
備考:コメディ
あらすじ…結婚できないと絶望した男(ブルーマー)が自殺した。と思いきや、ブルーマーは実は生きていて…。
少々調べたところ、クリクリ(Kri Kri)とはクレタヤギのことで、本作の主演俳優レイモンド・ダンディ(Raymond Dandy)が演じたキャラクターの名称らしい。
さて、英語字幕を訳してみました。
尚、作品中の貨幣の単位が、元の字幕ではグルデン(gulden。かつてのオランダの通貨単位)となっていますが、英語字幕ではドルとなっています。他にも微妙に異なる文意があるのかもしれませんが、私の手には負えないので、訳すのは英語字幕のみとさせていただきます。
【拙訳】
ブルーマーの悲劇
クリクリは警察署長に警告した。それは、自分が自殺しようとしているというものだった。
署長殿、ペッパー氏が娘との結婚を認めないので私は人生を終わりにします。ブルーマー
ブルーマーさん、2万ドルがなければ娘を嫁にやるわけにはいかん。食品雑貨商ジョセフ・ペッパー
ブルーマーは劇場で働くことが期待されている。ポットベリーは彼に会いに行く。
我々が戻るまでここにいてくれ。
ポットベリーは心細さを払拭しようとする。
奇妙な現象だ。
1時間ベッドで寝ていてくれ。
ブルーマーは見分けがつかない(変装をした)。
ペッパー氏は悲しい知らせを受け取る。
兄弟の仇だ! 今すぐ2万ドル寄越せ、さもなくば貴様の首を絞めるぞ!
私は今2万ドルを持っているので、娘さんをくださると信じております。
一つ注意しておいてほしいのは、ペッパー氏は娘を2万ドルで売ろうというハナシではない、ということです。娘の結婚相手に一定以上の経済力を求めているのです。
「愛さえあればお金なんて…っ!」
などといった青臭い考えをペッパー氏は持ち合わせていないようです。実際問題、結婚生活には金がかかるし、出産・育児にも金がかかりますからね。素寒貧では困る。
尚、少々調べたところ邦題が見当たらなかったので、邦題は私が勝手に付けさせていただきました。
『TOKYO GUIDE MAP 歌舞伎町版』を最近見ないなあと思っていたら、小さくなってリニューアルしていました。何があったのかは知りませんし、別に知ろうとも思いませんが、ともかくも内容をチェックしてみることに。
う~ん、飲食店と外貨両替店が目立ちますな。外国人観光客向けってことか。
この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/1dy1gRQG_s0
監督:カート・シオドマク
出演:レイモンド・バー、バーバラ・ペイトン、ロン・チェイニーJr.、トム・コンウェイ、ポール・カヴァナー、
原題:Bride of the Gorilla
備考:ホラー
あらすじ…南米のジャングルの農園。農園の管理人バーニー・チャベスは、年寄りの雇用主を殺して彼の若く美しい妻を手に入れようとする。だが、原住民の魔女に殺害現場を目撃され、彼はその魔女によって夜の間はゴリラに変身してしまうという呪いにかけられる。
そもそもゴリラはアフリカに生息しているのであって、物語の舞台の南米にはいないはずなのですが…。しかも、魔女も全然南米っぽくない(こちらは寧ろ東欧風か)。他にも動植物に詳しい人が見たら「それは南米とは違うだろ」とツッコミを入れられそうですが、そこはその方面に詳しい人たちに任せます。
それから、ゴリラが金髪女を抱えて連れ去るシーンは最後の方で登場します。そのシーンを観たい方は一時間少々耐えるか、もしくはシークバーを操作して下さい。
尚、少々調べたところ邦題が見当たらなかったので、邦題は私が勝手に付けさせていただきました。
【ゴリラ映画】
・怪獣蛇九魔の猛襲
・水戸黄門漫遊記 怪力類人猿
・モルグ街の殺人(1932年)
・類人猿(1940年)
「Movies」(P6, 文:ドン・モートン)の中にちょっと気になる映画を発見。"I Am Not Your Negro"(P6)という作品で、黒人の公民権運動を描いたドキュメンタリーです。記事によるとキング牧師やマルコムXの暗殺も出てくるとか。それから、ナレーションはサミュエル・L・ジャクソン。
尚、本記事にはこの映画の邦題が記載されていなかったので調べてみると、邦題は「私はあなたの二グロではない」とありました。そのまんまの訳です。
この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/75Yb420EU-w
こちらでも観られます。
https://youtu.be/ORaTEyK2LBA
https://vimeo.com/80563260
監督:エド・ウッド
出演:アンジェラ・スティーヴンス、トム・キーン(リチャード・パワーズ)、フィリス・コーテス
原題:The Sun Was Setting
備考:ドラマ
あらすじ…余命2か月の女性ジューンのもとにボーイフレンドのポールがやってきてプロポーズするが、ジューンは拒否する。しかも、彼女は外出したがるがポールは反対する。その後、友人のレネが訪ねてくる。
ジューンは余命2ヶ月ですが、その割には元気そうです。しかも4か月間ずっと部屋にいるという設定らしいのですが、イヤリングをしているところを見ると外出モードになっているようです。よっぽど出かけたかったんですかね。
それにしても、登場人物がたったの3人で、しかも舞台がジューンの部屋だけというのは、凄い低予算ぶりですな。
尚、少々調べたところ邦題が見当たらなかったので、邦題は私が勝手に付けさせていただきました。
2018年7月14日(土)~8月24日(金)、新宿シネマカリテにて開催。
チラシの裏に「クリミナル・タウン」や「バンクシーを盗んだ男」など上映作品12点を掲載しているのですが、その中でちょっと気になったのが「アニー・イン・ザ・ターミナル」(原題:Terminal)です。マーゴット・ロビー主演でサイモン・ペッグも出演。
YouTubeでこの映画の予告篇をチェックしてみたところ、実に頽廃的な雰囲気で、マーゴットがセクシーでした。
この映画は、YouTubeで観ました。
パート1:https://youtu.be/vfHu6CjprmA
パート2:https://youtu.be/PnWkuN13gG0
監督:ロイ・ウィリアム・ニール
出演:ベイジル・ラスボーン、ナイジェル・ブルース、ヒラリー・ブルック、ヘンリー・ダニエル、ポール・カヴァナー、マシュー・ボルトン
原題:Sherlock Holmes and the Woman in Green
備考:ドラマ
あらすじ…ロンドンで若い女性が連続して惨殺される事件が発生。グレグスン警部はシャーロック・ホームズに助力を求める。
日本語字幕ではグレグスン警部は「グレッグソン警部補」と表記されていましたが、小説では「グレグスン警部」だったはずなので、ここではグレグスン警部と表記させていただきます。
それから、中盤でワトスンが偽の患者の知らせでおびき出されるのは「最後の事件」で使われたし、その後の空家は「空き家の冒険」ですな。
尚、ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」のオーディオコメンタリーで、ベイジル・ラスボーン版ホームズがバイオリンを演奏している時にモリアーティ教授が階段を上ってやってくるシーンへの言及がありますが、本作ではそのシーンが登場。ああ、これだったのか…やっと観ることができましたよ。
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シャーロック・ホームズ(目次)
特集記事は「のんびりめぐる『出羽島』島さんぽ。」(P10-13)。
出羽島ってどこにあるんだと思って調べてみたら、四国の東南部でした。そもそも本誌が「Tokyo ver.」、つまり東京のフリーペーパーであることを考えると、出羽島は遠い。遠すぎる。
とはいえ、本紙掲載の島内の写真を見ると、のんびりするにはいいかもしれませんな。
この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/XZQSC4Sa-CY
こちらでも観られます。
https://youtu.be/70khHPDk5O4
監督:エド・ウッド
出演:デューク・ムーア、ダドリー・マンラブ、ジェニー・スティーブンス
原題:Final Curtain
備考:一応ホラー、モノクロ
あらすじ…夜の劇場。俳優が一人居残っていると、怪奇現象が起こる。なんとそこには…!
ナレーションを背景に俳優が延々ビビっています。しょうもない一人芝居を見ているような気分になりますな。「Xファイル」のスカリーなら「あなた疲れてるのよ」と言うところでしょうが、そんな冷静なツッコミ役はこの作品には登場しません。
尚、この作品は約20分と短く、ストーリーも単純なので、エド・ウッドの映画を短時間で手軽に観ることができるというメリットがあります。おまけにそんなに怖くない!
それから、少々調べたところ邦題は見当たらなかったので、邦題は私が勝手に「最後の幕」と付けさせていただきました。
表紙を飾るのは女優の麻生久美子。本誌P10-11に彼女のインタビュー記事あり。
少々調べてみると、彼女の出演作品の内、2007年の映画「怪談」を当ブログにてレビューしていました。あの映画に出てたか…。
それから、「CULTURE INFORMATION」(P24-25)に掲載の映画「ルイ14世の死」(P24)がちょっと気になりました。YouTubeで予告篇をチェックしたところ、芸術性が高そうに感じられましたわ。
このドキュメンタリーは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/nHTzKW1dFy4
備考:ドキュメンタリー
あらすじ…新しい鉄道ができ、鉄道システムが新しくなった。
たしかこの頃の日本は人口が増加していて、それに合わせて鉄道の需要もどんどん高まっていましたっけ。もっとも、東京駅の様子などを見ると、今よりは人通りが少ないようですな。まあ、今は混雑がよりいっそうひどくなったとも言えます。
尚、私は別に鉄道には詳しくないので、技術的な説明はサッパリわかりませんでした。ただわかるのは、この時代は蒸気機関車から電車に切り替わる過渡期だということです。この映像作品の中では蒸気機関車が現役で走っているものの、電車の登場シーンの方がやや多いといったところです。
本誌P16に映画コーナーあり。ここで取り上げられているのは「蝶の眠り」と「オー・ルーシー!」で、どちらも主人公は大人の女性です。アリュクスの読者層に近いのかな?
それから、裏表紙には映画「君の名前で僕を呼んで」の広告が。ウホッ…。
この映画は、YouTubeで観ました。
パート1:https://youtu.be/zI7l8ADMEd0
パート2:https://youtu.be/JijSETcIQUU
監督:ロイ・ウィリアム・ニール
出演:ベイジル・ラスボーン、ナイジェル・ブルース、ライオネル・アトウィル、カーレン・ヴェルネ、ウィリアム・ポストJr.
原題:Sherlock Holmes and the Secret Weapon
備考:ドラマ
あらすじ…ドイツのスパイがトーベル博士を拉致しようとしたところをシャーロック・ホームズが救出してロンドンに連れてくる。博士は優れた照準器を持っていた!
タイトルの「シークレット・ウェポン」とはトーベル博士が発明した照準器のことで、これを爆撃機に積んで照準を合わせれば正確な位置に爆弾を落とすことができるというものです。
さて、その照準器の隠し場所はエドガー・アラン・ポーの「盗まれた手紙」、手紙の暗号文はシャーロック・ホームズの「踊る人形」が元ネタになっています。この辺はニヤリとしてしまいます。
それから、中盤ではモリアーティ教授が登場。いろいろあって最後はモリアーティのアジトでホームズと対決するのですが、その対決方法はというと、ソファに座っての対談と来たもんだ。いわゆる頭脳戦というやつですな。
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表紙を飾るのは土屋アンナ。本誌P03-04に彼女のインタビュー記事あり。
私は彼女についてはあまり知らず、女優だと思っていました。実際に女優として活躍しているからその認識は間違ってはいないのですが、記事によると歌手もやっているとか。そいつは知りませんでしたわ。
この映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/CWW-eNPn8fk
監督:伊勢長之助
出演:三木のり平、小野田勇
備考:ロードムービー、コメディ
あらすじ…三木のり平と小野田勇がお伊勢参りをする。
伊勢神宮の外宮→内宮というルートでお参りするのですが、外宮はほんのちょっとだけで済ませています。私もお伊勢参りを経験しましたが、たしかに外宮と内宮を較べると内宮の方が見どころが多かったように記憶しております。
尚、伊勢神宮のシーンは数分程度で、それ以外は二見浦の夫婦岩など他の観光名所を巡っています。お伊勢参りは伊勢神宮にお参りするだけではないんだぞということを示しているようです。
しかもその中で、渡鹿野島(わたかのじま)がちょっとだけ登場。渡鹿野島の女性たちが出迎えてくれます。そもそも渡鹿野島は売春島と呼ばれており、作品内では婉曲な表現を取っていますが、簡単に言うとあの女性たちは売春婦ということです。
こういうのが堂々と出てくるあたり、時代を感じさせます。
「文学座 怪談 牡丹燈籠」(P20)を発見。2018年5月25日(金)~6月3日(日)、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて公演。
掲載されたチラシの裏面に、こんなキャッチコピーが。
綺麗はきたない、きたないは綺麗
因果はめぐる牡丹燈籠(P20)
一行目はシェイクスピアの悲劇『マクベス』で魔女が言うセリフです。だとするとこのキャッチコピーには魔術的色彩が添えられていると見ることができます。
それはさておき、当ブログでは「東海道四谷怪談」や「新景累ヶ淵」といった古典怪談を、映画化作品のレビューという形で取り上げたことはありましたが、「牡丹燈籠」はまだだったような気がします。
「牡丹燈籠」は前記の二作品に較べればマイナーという印象がありますな。
監督:ビル・コンドン
出演:イアン・マッケラン、ローラ・リニー、真田広之、マイロ・パーカー
原作:ミッチ・カリン『ミスター・ホームズ 名探偵最後の事件』
備考:ミステリー
あらすじ…シャーロック・ホームズが日本旅行を終えて帰還する。彼は、約30年前に自分を引退に追い込んだ事件を書き残そうとしていた。
物語の舞台は第二次世界大戦後で、ホームズをそれだけ長生きさせているのですが、私には彼がそこまで長生きできたとは思えません。彼は普段からタバコをバカスカ吸い続け、暇を持て余したらコカインを注射(『四つの署名』)、探偵稼業は不規則な生活で、過労で倒れることすらあった(「ライゲートの大地主」)、命を狙われたことも一度や二度じゃない(「最後の事件」「空き家の冒険」)。
しかしまあ、そこは別にいいでしょう。なにしろホームズは人気者ですから、ファンによる「延命措置」が施されて、そう簡単には死なせてくれないのだと考えることにします。
さて、話を映画に戻します。
この映画ではシャーロック・ホームズの「終活」を描いています。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、自分を引退に追い込むほどの事件ということは、それだけトラウマになっていると見ることができます。又、その事件を書くということはその事件と向き合うということであり、死ぬ前にやっておきたかったのでしょう。
それから、ホームズは日本旅行で、ウメザキ氏から突きつけられたある種の「宿題」を持ち帰っています。これまたネタバレ防止のために詳細は伏せますが、そちらの問題ともどう折り合いをつけるのかも見逃せない。
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表紙を飾るのは「初がつおのたたきサラダ」。P1にレシピを掲載。
かつおのたたきは、こうやって野菜と一緒に食べるのもそれはそれで結構ですけど、私なんかは醤油と生姜をつけてご飯のおかずとして食べたいですな。
監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレック、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムズ、ジェシー・アイゼンバーグ、ガル・ガドット
原題:Batman v Superman: Dawn of Justice
備考:ヒーローアクション
あらすじ…バットマンとスーパーマンが色々あって対決する!
冒頭からいきなりバットマン誕生の経緯が簡潔に描かれます。この映画は152分と長尺ですが、スーパーマンの方も描写しないといけないから、こんなせわしないペースになっているのでしょう。
そして、その次は「マン・オブ・スティール」のゾッド戦をブルース・ウェイン視点で描写。一般人視点…いや、ブルース・ウェインは表の顔はセレブだし、裏の顔(バットマン)はダークヒーローだから、一般人と言ったらおかしいか。ともかくも、地上の視点です。
さて、今回登場するヴィラン(悪役)はレックス・ルーサーですが、彼は長髪の若者です。大統領の座を狙うようなハゲとは全然違う。
これくらい若いと、フットワークが軽くて才気煥発といった趣がありますな。
それから、バットマンとスーパーマンが対決する経緯がちょっと強引だな、という印象を抱きました。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、一応どちらも正義の味方ですからね。
とはいえ、「もしもバットマンとスーパーマンが対決したら…?」というファンの想像を実際に映像にしてみせてくれています。これはありがたい。
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本誌P029に東京都庭園美術館(東京都港区白金台5-21-9)を掲載。記事によると「改装のすべてが完了し」(P049)たとか。
実を言うと私はまだ東京都庭園美術館には行ったことがない。機会があれば行ってみようかなあ。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/gfEPnXVax1c
監督:グラント・ベリオス
出演:ドーソン・ガードナー、ミカ・ガードナー、カムデン・ガードナー、マイケル・ガードナー、ジェニファー・モーテン
原題:William
備考:ホラー
あらすじ…夜、眠れない息子のために父親が怖い話を語って聞かせる。
元ネタはクリーピーパスタの「息子を怖がらせる話(A Story to Scare My Son)」。邦訳がないかちょっと調べてみましたが、見当たらなかったので映像作品を和訳してみました。
【拙訳】
父「おい、もう寝る時間だぞ。何度言ったらわかるんだ」
子「パパ、退屈だから怖い話して」
父「怖い話が好きなのか」
子「前に話したのはもう怖くなくなった」
父「わかった。怖い話をしてやろう」
昔々、コビーという名の少年がいた。コビーはネトゲが大好きだった。
時間が経つうちにコビーは同じゲームをする友人に出会った。彼はコビーと同い年で、ヘルパー23と名乗った。彼らは同じゲームやショーが好きで、同じジョークで笑うことさえあった。
仲良くなって数か月後、コビーはゲーム内でヘルパー23に6つのダイヤを送った。それはとても気前の良い贈り物だった。コビーの誕生日がもうすぐで、ヘルパー23には自分にとてもイカすプレゼントを送ってほしかったのだ。だが、それには住所を教える必要があった。
コビーは自宅の住所を教えることにたくさんの問題があることをわかっていなかった。変質者や大人に教えることになるかもしれないからだ。ヘルパー23は誰にも言わないと誓ってくれた。自分の両親にさえも。
コビーが住所を送信した後、罪悪感を感じずにはいられなかった。両親はいつも住所を誰にも、特に変質者には教えるなと言っていたからだ。そしてコビーは自分がやったことを悟った。彼の罪悪感は段々大きくなり、次の夜にパジャマを着る頃には今までに感じたことのないほどになっていた。彼は両親にそのことを打ち明けようと決心した。それは罪悪感を軽減する価値があった。
彼は兄弟と共にベッドの側で祈りをささげた。彼は家の雑音を聞いた。洗濯機が回る音、窓の外の枝の音、ベビーベッドにいる赤ん坊の兄弟の泣き声…。そして別の音、何だかよくわからなかった。最後に、彼の父親の足音が玄関に聞こえた。
「ねえ、パパ」
彼はびくびくしながら言った。
「言っておくことがあるんだ」
彼の父は戸口の奇妙な位置から頭をのぞかせた。真っ暗で、口が動いているように見えなかったし、目は虚ろだった。
「やあ、息子よ」
声は全く違っていた。
「パパ大丈夫?」
少年は訊ねた。父は何も言わなかったが、見つめていた。コビーは身を守るために布団をかぶりベッドに深く潜りこんだ。
「ママ!」
コビーは叫んだ。
「ええ」
母は不自然な裏声で答えた。
「あなたヘルパー23に自宅の住所を教えたでしょ。するべきじゃなかった。彼は本当は子供じゃなかった。彼は子供のふりをしていただけ。彼が何をやったか知りたい? 彼は家にやってきて私たちを殺したの」
数時間後に悲鳴が止まった。コビーの兄弟は死んだ。彼の父と母は死んだ。そしてコビーも死んだ。
殺人に満足した殺人鬼がコビーの部屋から出ようとした時、赤ん坊の泣き声を聞いた。ありがたい、俺はまだ赤ん坊を殺したことがなかったのだ。赤ん坊に向かってゆっくり近づく。ベッドから赤ん坊を取り出して抱えたヘルパー23は、赤ん坊をどうやって殺そうかと考えた。
赤ん坊は突然泣きやんだ。ヘルパー23は今まで赤ん坊を抱いたことはなかった。そして安堵の感情を得た。彼は血まみれの手を毛布で拭き取り、赤ん坊に頬ずりした。
「やあ、おチビちゃん」
ヘルパー23は強力な殺人衝動を、暖かく愛情のあるものに変えた。彼は赤ん坊と共に部屋を出て、自宅に連れ帰り、世話をして愛した。彼は赤ん坊をウィリアムと名付けた。彼はその子を育て、注意深く見守っている。
子「パパ、僕の名前はウィリアムだよ」
父「わかってる」
ネット上の「友人」に自宅住所を含む個人情報を明かしてはいけない、という戒めが込められています。皆さんも御注意を。
又、この話に出てきた殺人鬼は実は…というのもこの話のミソ。この話を聞いた息子はさぞやビビったことでしょうな。
まあ、好意的に解釈するならば、父親が息子を怖がらせるために、わざわざ赤ん坊の話を持ち出して赤ん坊に息子と同じ名前を付けたのだと見ることもできます。
本誌P11にあるサンヨー食品株式会社の「サッポロ一番 野菜がザクザク」の広告に注目。写真を見ると、カップ麺にしては野菜が多めに入っています。そう、カップ麺にしては。
もちろん二郎系ラーメンなんかに較べれば少ない。ですので、野菜をもっとたっぷり食べたい場合は…自分で調理した方がいいか。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/ioxYeIlO7QE
原題:Dragon Ball Super Movie | FAN FILM | Origin of the Saiyans
備考:アニメ
あらすじ…全サイヤ人の父アクモが地球を侵略しにやってきた。悟空と対決だ!
音声が日本語で、デフォルトで英語字幕が表示されているのですが、日本語音声と英語字幕の意味が全然違っています。それから、両者の会話が全くかみ合っていない(アクモの中二病がひどすぎる!)。
他にも、アニメーションの技術はというと…いや、自主制作ならこれでも頑張っていると言えるでしょうか。
道の駅ローズマリー公園(千葉県南房総市白子1501)のパンフレット。
ここのインフォメーション・ショップの2Fになぜか「シェイクスピアミニ展示室」があるとか。当ブログでもシェイクスピア作品を色々と取り上げているので興味深い。
尚、パンフレット掲載の彫像ですが、写真中央で倒れた女性を引きずっているのが『ハムレット』でハムレットがオフィーリアに「尼寺へ行け」と言い放つくだりですな。それから右側は『テンペスト』の魔術師プロスペローとその使い魔エアリエルか。
ああ、そういえば『テンペスト』は取り上げていなかったな。
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この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/7K_wkQSM8xM
監督:ヴィンセンテ・ディサンティ
出演:ドリュー・レイティ、ヴィンセンテ・ディサンティ、ケイティー・シュワルツ
原題:Never Hike Alone
備考:スプラッターホラー
あらすじ…カイル・マクロードはビデオを撮影しながら山中を駆け回り、クリスタル・レイクの湖畔に辿り着く。
残虐描写注意。
ところで主人公はどうやらユーチューバーの模様。ジェイソン・ボーヒーズの標的にユーチューバーも加わる時代になったということでしょうか。
さて、物語の前半ではクリスタル・レイクのキャンプ場の廃墟巡りが展開されます。映画本編でもジェイソンの殺戮によりキャンプ場が閉鎖されていたことがありますが、この作品ではその設定を用いているようです。
それにしても、廃墟探索がホラー映画の味わいをいい感じに出しています。
又、ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、後半は怒涛の展開に。これはこれでスリリングです。
それから、これまたネタバレ防止のために詳細は伏せますが、最後の方で「13日の金曜日」シリーズではおなじみのあの人物が登場。これにはニヤリとしました。
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表紙を飾るのは箱根ロープウェイ。背景に富士山が見えます。
箱根ロープウェイには乗ったことがありますけど、そこまでの道のりが長かった印象があります。まず小田急線箱根湯本駅に着いたら、箱根登山鉄道と箱根登山ケーブルカーを乗り継いで早雲山駅へ行き、そこでようやくロープウェイですからね。
移動に時間がかかったのを思い出しますわ。さすが箱根は天下の険というべきか。
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/Ns7ocpRhDD8
出演:ドナルド・トランプ、スティーブン・コルベア
原題:Donald Trump Has Nothing To Apologize For
備考:コメディ
あらすじ…大統領選挙中、ドナルド・トランプがコルベアの番組に出演する。
まさかトランプがコルベアの番組に出演していたとは知りませんでした。こんな「直接対決」は見逃せない!
尚、動画の公開時期(2015年9月23日)は共和党の予備選が始まってまだ数ヶ月といったところ。つまりトランプ出演は選挙キャンペーンの一環ということですな。
そんなわけで頑張って訳してみました。一部、同時に言い合っていたり聞き取れない箇所がありましたが、そこは適当に訳しました。
【拙訳】
コルベア「私もあなたに謝罪したいと思います。というのは、あなたについて長年に渡って何度か、礼儀正しい会社ではおそらく許されないことを言ってきたからです(※1)」
トランプ「殆どね」
コルベア「殆ど許されない」
トランプ「それからいいことも幾つか」
コルベア「憶えてない、何を言ったか憶えていません。ともかく、私の謝罪を受け入れていただければと。私はただその機会を与えたい。あなた自身、どなたか謝罪したい人がいますか?」
トランプ「ああ、いいや」
コルベア「ない?」
トランプ「多分聴衆は? 聴衆はどう? 謝罪はないよ」
コルベア「それでは次に移民について話しましょう。OK? 全ての違法な助成金が追放されるべきであるとあなたが信じていることは知っています。本当?」
トランプ「本当」
コルベア「OK」
トランプ「我々は人々を率いなければならない―見ろよ、我々は国を持っている。我々は国境を持っている。我々は今は国境がない。我々は国を持っていない(※2)。我々は創造しなければならない。1番目、我々は壁を建てるだろう。2番目…」
コルベア「OK」
トランプ「おい聞けよ、みんな」
コルベア「彼らは―彼らは壁を愛している。人々は壁を愛している、と」
トランプ「我々は壁を持たなければならない。我々は国境を持たなければならない。そしてその壁には、美しく大きく分厚いドアが付けられるだろうよ。そこから人々が―入国してくるんだ」
コルベア「美しく分厚いドア!?」
トランプ「美しいドアから入国は出来る、だがそれは合法でなければならない」
コルベア「OK、わかりました。あなたはメキシコが壁建設の費用を払えと言いました。そんなことをメキシコにどうやって―「取引の芸術」とやらで―させるんですか? あなたがどうやってそれをさせるのかロールプレイしてみましょう。私がメキシコの大統領だとして、私に電話してみて下さい。OK? さあ、ほら」
トランプ「じゃあ行くよ。我々は壁を建設するだろう。壁建設の費用を払ってくれるかね? 我々は長い間国境で苦しめられてきたんだ」
コルベア「まあ、ひどい」
トランプ「ちょっと待って、ちょっと待って」
コルベア「いや、いや」
トランプ「わかってるんだろ、なあ。壁そのものは我々が責任を持つ―メキシコとの貿易赤字があることは知っているか? 今やってることに逆らって君をスティーブンと呼ぶけどさ。ほぼ―聞けよ、スティーブン」
コルベア「スティーブンって誰だ?」
トランプ「結構。約450億ドルの貿易赤字だ。壁の費用は50~70億ドルだよ(※3)。それは実際にとても簡単に建設できるものなんだ。それは侵入可能な壁じゃないだろう。それは重々しい壁になるだろう」
コルベア「一つよろしいですか?」
トランプ「いいとも」
コルベア「二つの壁についてです。OK?」
トランプ「関係ある?」
コルベア「いえいえ、関係ありません。壁が二つ、一つがここでもう一つがここ、間に堀」
トランプ「いいリゾート地だ」
コルベア「炎で満ちている。それと耐火ワニ(※4)。それで十分では?」
トランプ「どうかな」
コルベア「実際に人々を締め出すであろう壁をどうやって建てるんですか?」
トランプ「面白いことに、2000年前、中国にすごい壁があったんだ(※5)。13000マイルのね」
コルベア「イエス・キリストが建設を助けた」
トランプ「結構、結構。話しているの(壁)は約1000マイルだ。2000マイルあるけど1000マイル必要だ。我々は凄くて美しい壁を持つことができる。出来あがったら(不法移民を)止められるし、国境を持つことができる。それから何だと思う? パスポートを持っていない限り誰も入国しないし、彼らは合法的に入国する」
コルベア「OK」
トランプ「犯罪を防止し、問題を防止し、巨大な麻薬取引を止める。ほら、大きな麻薬取引やカルテルがあるだろ。(麻薬が)流入してるんだ。何も障害がないようなもので、流入してるんだ。シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルスに。お金が流出して麻薬が流入する。これを止めるんだ」
コルベア「OK、それは結構なことです。それは結構なことです」
トランプ「そう思うよ」
コルベア「結構、それでは、大きく丸いボールを投げて、あなたに打ち返していただこうと思います」
トランプ「OK」
コルベア「OK? これは、もしあなたがそのボールを打つならば、この問題に対処する必要がある最後の時です。OK? 大きく丸いボールです。この手にこれくらい大きなボールがあります。OK?」
トランプ「よし、聞こう」
コルベア「バラク・オバマはアメリカで産まれました」
トランプ「いいかい…」
コルベア「どうです? 大きいボールです!」
トランプ「わかったよ」
コルベア「打ち返して下さい! ほら!」
トランプ「君に知ってほしいんだが、この件について私はもう話さないぞ」
コルベア「もう話さないですって!?」
トランプ「私は雇用について話す。退役軍人がひどい扱いを受けていることについて話す。その件については話さないぞ」
コルベア「そのボールはネズミによって階段下の地下鉄へ運ばれました」
※1.コルベアがコメディ番組でトランプをネタにしてきたことを指すか。ちなみに同番組では、トランプが大統領になると、よりいっそうネタにしまくっている。
※2.この部分はどうやら、「昔は政府がちゃんと機能していて国境が有効だったけど、今はそうじゃないんだぞ」と言いたいらしい。
※3.国際貿易収支と国家の歳入は別物である。ごっちゃにしてはいけない。
※4.耐火ワニ(Fire-proof Crocodiles)はアメリカ南部の国境でメキシコ人の流入を阻止するとされる架空の生物。もちろんジョークで作られたもの。
※5.万里の長城のこと。
最後の「バラク・オバマはアメリカで産まれました」というセリフについて少々解説を加えておきます。
そもそもアメリカ合衆国の憲法によると、大統領になれるのは「アメリカ市民として生まれた者」と規定されており、これは「アメリカ合衆国で生まれた者」だという解釈が根強くあります。私なんかは「アメリカ人から生まれたのなら、出生地が外国でもその子はアメリカ人だし、アメリカ市民として生まれた者と解釈してよい」と思っているのですが、ともかくも世の中には前述の解釈を採る人たちがいます。
さて、バラク・オバマ前大統領には、「実はアメリカで生まれたのではない」という噂が流れていました。もし本当にそうで、しかも前述の大統領は「アメリカ合衆国で生まれた者」であるべしとの解釈を採るならば、彼は大統領の資格を持たないということになります。
その疑惑に対してオバマ大統領(当時)はハワイでの出生証明書を提示し、疑惑を否定してみせました。いわゆる決定的な証拠というやつです。
ちなみにその疑惑を主張していた者の一人が誰あろう、ドナルド・トランプです。コルベアはその過去を持ち出したわけです。トランプにとっては黒歴史の一つで、トランプは必死に話を逸らそうとしていて面白い。
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箱根関所+箱根関所資料館のパンフレット。
この施設は江戸時代の関所を復元したもので、当然のことながら今は関所として機能しているわけではありません。
尚、表紙のキャッチコピーに「今も昔も箱根の旅はここから始まる」とありますが、別にここから箱根旅を始めなくてもいいです。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/pLGMuEAkN14
製作:ステファン・ブーラン
原題:2017 10 13 La sieste des phoques à Berck
あらすじ…海辺に寝そべるゼニガタアザラシを撮影。
ベルクはフランス北部の地名。
本当に昼寝しているであろうアザラシも見受けられますが、明らかに起きているのもいます。まあ、そこは各自マイペースにやっているのでしょう。
それにしても、フランスにもアザラシがいるとは知りませんでしたわ。
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・愛らしいアザラシの赤ちゃんが冒険を始める
・アザラシさん
・アザラシ2013
・アザラシを編集したもの
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・ゼニガタアザラシの赤ちゃん「ブルー」に会おう
・太平洋の楽園のレッドリスト ハワイのモンクアザラシ
・チチュウカイモンクアザラシがイスラエルで初確認
・飛び出すゴマフアザラシ・もなかちゃん!@のんほいパーク
・眠そうなアザラシが岩の上でウトウト
・ハイイロアザラシは(殆ど)人間のように歌を覚える
・平和なアザラシの子育て
・ミナミゾウアザラシとボク!
・野生のアザラシが水中でハグ
・リュック・ジャケの世界:悪党の取り分―ヒョウアザラシの狩り
・リュック・ジャケの世界:ウェッデルアザラシの春
岡崎雅子『寝ても覚めてもアザラシ救助隊』実業之日本社
しろたんチーム『ようこそ しろたんの世界へ』株式会社学研プラス
箱根美術館(神奈川県箱根町強羅1300)のパンフレット。日本語と英語で表記。
このパンフレットの「主な展示作品 Art Works」の項目に「埴輪 天冠をつけた男子」があり、その英語訳が"Male Figure of Haniwa"です。天冠が訳されておらず、埴輪をそのままHaniwaとしています。
ちなみにこのハニワ、重要文化財に指定されているので、箱根美術館に行ったらお見逃しなく。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/ixO6kdcdtNo
製作:ステファン・ブーラン
原題:2017 10 27 Survol des falaises à Ault
あらすじ…オーの断崖を撮影。
オーの断崖はフランス北部のソンム県にある海岸で、波の浸食作用によって切り立った崖になっているのが特徴。
尚、この作品ではおそらくドローンを飛ばして海岸を撮影しているものと思われます。ただ、画面を見ると移動しているところが多いので、ホバリングはあんまりしているようには見受けられません。
それにしても、この絶景を眺めながらショパンのピアノ曲のBGMを聴いていると、眠くなってきますわ。
「千葉県 酪農のさと」(千葉県南房総市大井686)のパンフレット。表紙下部のヘタウマなイラストは一昔前の地方自治体のパンフレットに出てきそうなゆるさが感じられます。
尚、パンフレットをチェックすると、ここで飼われている家畜は牛とヤギしか見当たりません。寂しいなあ。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/jMDUJAZPxCQ
原題:Chateau de Montségur
製作:フィリップ・クローム
あらすじ…フランス南部アリエージュ県のモンセギュール城を撮影。
モンセギュール城は13世紀にカタリ派(アルビジョワ派)が立て籠もった拠点で、現在は廃城となっています。こちらの映像作品では空撮のシーンも出てきますが(おそらくはドローンを使ったのでしょう)、城が急峻な山の上に建っているのがわかります。
こんなところで生活は…とも思いましたが、そもそもここは戦時に立て籠もる軍事拠点。生活の利便性は後回しということでしょうな。
新宿~御苑~四谷タウン誌。
「グルメおすすめ店」(P16-17)にて紹介されている7件の飲食店の内、2件が新宿二丁目のゲイバー(Bar Lion, Bar Tiger)。ゲイバーを取り上げるのは別にいいのですが、そもそもグルメのページなのに2軒とも料理じゃなくて店員の顔と名前を掲載しています(他の5軒は店自慢の料理を掲載)。
まあ、バーなら簡単な料理しかないか。
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/543_HFJ7lMo
原題:Videos show horror of drug Monkey Dust
製作:テレグラフ
あらすじ…モンキー・ダストという麻薬の恐ろしさを映像で見せる。
映像の冒頭でも警告が発せられていますが、閲覧注意。正直言って、観ていて愉快になるものではありません。とはいえ、社会問題の一端を見るという意義はあると思うので、社会勉強の一環として視聴してみるのもいいかもしれません。
さて、字幕部分を訳してみました。映像中の音声はよくわからないので省略。
【拙訳】
警告:幾つかの痛ましいビデオが含まれています。
合成麻薬モンキー・ダストの衝撃的な効果が警察の記録により明らかになりました。
数秒後、その麻薬でラリッているこの男性は屋上から飛び降りました。
彼は落下により骨折しましたが、数人の警官により取り押さえる必要があった。
それは使用者の痛覚を低下させ、自分が信じられないほど強いと感じさせることができます。
救急隊員がこの男性を扱えるようにするために複数の警官が彼を取り押さえる必要がありました。
スタッフォードシャー警察は、それ(モンキー・ダスト)の使用に対策が取られない限り、「潜在的な公衆の健康危機」があると警告しています。
麻薬って怖いですねえ。
東京都世田谷区の喜多見地区のお散歩ガイド。場所は世田谷区の南西部です。
尚、このガイドに載っている鎌田一丁目、二丁目あたりは、手許の東京都23区の地図を見ると、喜多見駅から行くよりも二子玉川駅から行った方が近い。もしも鎌田へ行くのなら、喜多見駅から行くのではなく二子玉川駅から行った方がよさそうです。
このドキュメンタリーは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/tn8Zdm0PRI0
原題:ISIL sleeper cells attacks remain a threat in northern Iraq
製作:アルジャジーラ
備考:ドキュメンタリー
あらすじ…イスラム国(ISIS、ISIL、IS)の潜伏工作員の攻撃がイラク北部で続く。
こちらの映像には死体こそ登場しませんが、生々しい血の跡が出てきます。苦手な方はご注意ください。
さて、それでは拙訳をどうぞ。
【拙訳】
アーメド・サリムは、そのような無力な状態で5人の子供たちに見られるのには慣れていません。その警察官は2週間前まで、家族の保護者で唯一の働き手でした。彼はアルビールのクルド自治区政府の行政府本部ビルの守衛でした。
アーメド・サリム「午前7時22分のことでした。彼らはサンダルを履いた子供たちで、私は彼らが何かやるとは思いませんでした。覚えているのは爆発だけです」
3人の男は銃と手榴弾で武装し、サリムを撃って建物内に侵入しました。彼らは治安部隊との4時間に及ぶ銃撃戦で死ぬまでに、3人の人質を取って1人を殺しました。
サリムは首、腕、足を動かすことができないので、食事を運んでもらったり着替えさせてもらったり運んでもらわないといけません。
アーメド・サリム「神の望むままに。私は理学療法を受けねばなりません。できることなら一刻も早く回復したいです」
治安部隊の長官は、ISILの目標はアルビールの知事であり、一般的に賑やかな自治体の建物で可能な限り多くの人を殺すことだったと言います。
タリク・ノーリ「ISILはキルクークとマフムードの街にいます。これらは今や潜入工作員がいて、そこでは彼らが再編成されています」
ナターシャ・ゲネイム「クルド自治区の安全保障理事会は、この最近の攻撃はISILの復活の兆候ではないと言っています。むしろ、それは彼らがここ11年間に5回行なった、断続的な攻撃パターンの一部だと」
さて、ハディは14年前のテロ攻撃とされる事件で前任者が他の11人と共に殺された直後に知事になりました。彼は、自分の人生の中で(ISILが)複数回試みたにもかかわらず、ISILはクルド自治区で勢いを得たとは思わないと言います。
ナウザド・ハディ「宗教的な面からも、我々の政府からも、コミュニティ間の合意を言うのはいいことです。私たちはこれをISに反映する必要があります」
アーメド・サリムは自分のキャリアを再開することに専念しています。彼は人生のほぼ半分が警察官でした。今のところ、彼は回復に集中する必要があるとわかっています。一度に一本の指とつま先を動かす。
アルビールよりアルジャジーラのナターシャ・ゲネイムでした。
ナウザド・ハディの発言はちょっとわかりにくい。ただ単に私の翻訳が下手なだけですが、インタビュー映像が短いのも発言をわかりにくくしているような気がします。
それにしても、イスラム国を壊滅させたからといっても、それで安心してはいけない。生き残った構成員は地下に潜って捲土重来を期し、「国家」(※)の再興を虎視眈々と狙っているというわけですな。
※イスラム国は国家を自称しているが、どこの国の政府からも国家として承認されているわけではない。
東京都世田谷区の砧地区のお散歩ガイド。
砧地区の散歩なら砧公園は外せないだろうと思ってチェックしたら、外してきやがりました。砧公園の隣の大蔵運動公園を通っています。これは意外だったな。
このドキュメンタリーは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/ppA96NBnuK0
製作:取材班TAKACHA
備考:ドキュメンタリー
あらすじ…岐阜県の廃村の診療所を再び探索してみた。
作者は前編の取材内容では不満だったようで、同じ場所に再度挑戦しています。又、後半では前回の探索で間違って行ってしまった場所(民家の廃墟)にも挑戦しています。
たしかに前回の探索では未消化の部分もありました。では今回の探索でそれが解消されたかというと…。診療所が閉鎖された経緯とかサッパリわからないままです。
それから、タイトルの「神の住む家」というのは後半に探索した廃墟のことで、ここに神棚があったからそんな名前が付けられてしまっています。
平成30年(2018年)5月5日公演。
チラシの中で白い鳥のオブジェを頭に載せている人物が、能「鷺」で鷺を演じる加藤眞悟氏と思われます。
尚、チラシの裏には各演目(鷺、実盛、弱法師、遊行柳、蝸牛、伏木曽我)のあらすじが書いてありました。個人的には弱法師(よろぼし)のストーリーを知ることができたのは収穫です。
【関連記事】
三島由紀夫「弱法師」
このドキュメンタリーは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/RG-Y1XOII4o
製作:取材班TAKACHA
備考:ドキュメンタリー
あらすじ…岐阜県の廃村の診療所を探索してみた。
この作品の制作者はいわゆる廃墟マニアで、この作品があるYouTubeチャンネルでは廃墟の数々を取り上げています。
さて、この作品ではまず神社からスタートして、ちょっと歩くと廃屋を発見。しかしそこは目的の場所ではなく、さらに歩き続ける…。手探り感がありますな。
で、撮影トラブルにより目的の場所に入った状態で撮影を再開。
尚、9:07にある御札「洲原大明神」とはおそらく洲原神社(岐阜県美濃市)のことで、前半に登場した神社かと思われます。
それから、タイトルの「神の住む家」というのは後編にて説明します。
後編へ続く。
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