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白人の国粋主義者リチャード・スペンサー、アルジャジーラと対談(2016年、カタール)

 この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/ni_6sISHnqQ

出演:リチャード・スペンサー、クリステン・サルーミー
原題:White nationalist Richard Spencer - Talk to Al Jazeera
備考:インタビュー

あらすじ…アルジャジーラがリチャード・スペンサーにインタビューする。

 アルジャジーラはカタールの衛星放送局で、リチャード・スペンサーはアメリカのオルタナ右翼(オルトライト)。
 動画の公開時期から見ると、このインタビューはドナルド・トランプ大統領が爆誕した頃のものと思われ、インタビューではトランプについても話が及んでいます。

 それでは長いですが拙訳をどうぞ。

【拙訳】
サルーミー「スペンサーさん、アルジャジーラとお話しいただきありがとうございます」
スペンサー「お招き下さりありがとうございます」
サルーミー「あなたはオルトライトという言葉を造語しました。あなたは白人至上主義者と呼ばれることに反対ですか?」
スペンサー「私は白人至上主義者と呼ばれることに反対です。なぜならそれは単に真実ではないからです。白人至上主義者は他の人種を支配するか人種をコントロールしたがる等々ですが、私は白人至上主義者じゃない。私は反対だ。それは単なる言葉ではないが、正確ではありません」
サルーミー「ですがあなたは合衆国において白人文化は最高のものであるべきだと思っていらっしゃる」
スペンサー「合衆国は当初、明らかにアングロ系プロテスタントによって特徴づけられたと思います。ですが、特に南北戦争後、これは大きなヨーロッパ語族によって特徴づけられた。だからその根本の歴史的アイデンティティーの観点から、アメリカは白人国家なのです。さて、物事は変わることがあります。私たちは一体全体どこへ向かっているのでしょうか? 思うに、私たちは明らかに多人種国家アメリカ、多文化国家アメリカ、そしておそらく断片化されたアメリカに向かっていて、おそらく20世紀もしくは19世紀のアメリカにとっては何かが完全に認識できなくなるでしょう。それが我々の向かっている方向です。私は、もし人々が充分に献身的であり、彼らのアイディアが充分に力強いのならば、歴史の流れを変えることができると思います。そうですね…つまりアメリカは歴史的に間違いなく白人国家です。私たちは非常に異なる方向に向かっているのです」
サルーミー「ネオナチという用語についてはどうですか?」
スペンサー「ああ、いいえ、私たちはネオナチではないし、KKKでもない。そのようなものではありませんよ。私たちが力を持っている理由はまさに私たちが現在の2016年に根差しているからです。御存知のようにテキサスA&M大学かどこかから出てきた学生は、ほら、卒業生は10万ドルの学生ローンを抱えています。彼らはスターバックス(の店員)以外にキャリアの見通しがないし、彼らは政府の主要な機関でアジア人1人当たりの得点を見たり、軍隊の多様性を見たりします。そこでは白人は雇用されていない、特に白人男性は雇用されていないのです」
サルーミー「それは違います。彼らは多くの白人を雇用しているし、多様性というのは以前は不十分だった人たちに機会を与えようということなんですよ」
スペンサー「現時点では、主要なシリコンバレーの会社では白人は実際に不充分なんです。人種比率からすると絶対に白人男性は不充分なんです。それからあなたがもっと考えなければならないことは、矢印がどこを指しているかです。その矢印は伝統的なアメリカを指していない。矢印は彼らを雇用することを指していない。更に言えば、新しいハリウッド映画が公開されると、よくないことに、出演者は原作コミックよりも白人が少なくなっているのです。新しいジェームズ・ボンドの映画(の主役)はおそらく黒人でしょう。私たちはここ数年、そのことについて話し合ってきました。ああ、ほら、新しいCEOがインド人かあるいは非白人だったらまずいでしょ。全ての矢印は白人のアイデンティティとは反対方向を指しているし、白人が定義したアメリカ文化・社会とは反対方向を指しています。だから私たちはやったし、そしてこれはおそらく、今日世界で起こっている中で最も重要な事柄です。なぜなら、これは合衆国だけで起こっていることではないからです。ドイツを見ると―私は実際に学生時代の10年前よりもドイツについて多くの時間を費やしましたが―私が大好きだったのは、古き良きアメリカで、彼らはより小さくより密接に編み込まれたコミュニティのように見え、素晴らしい小さな教会がありました。大好きでした。シリア難民危機の後の写真を見ると、人々の波が押し寄せているようで、この国が根本的に変化しているように見えるでしょう。こ、ここ、これは社会と文化の変化であり、今日起こっていることの中で最も重要なことです。つまり、これは大きな消去と呼ぶことができる。つまり、これは白人世界の根本的な変化です。なぜならそれは起こっているし、私たちはそう感じている、みんな感じている。それが、オルトライトが力強い理由です。なぜなら私たちが言っていることが正しいから。私たちの言う真実のように思えるものは事件の核心を正しく切り取る。それこそが、人々が私たちに魅了される理由であり、私たちが伸長する理由です」
サルーミー「あなたは魅了されていない多くの人たちにも多くの押し戻しをさせています。懸念を抱いている多くの人たちはこう言っています。あなたが自分はネオナチではなく、自分は暴力を許さないと言っているが、あなたは『ハイル・トランプ』と言ったり、あなたの支持者たちがナチス・ドイツ式の敬礼をしていて、あなたは合衆国でユダヤ系メディアを述べるドイツ語を使っている、と」
スペンサー「わかるかな」
サルーミー「私はそこに幾つかの反ユダヤ主義への言及があったと信じます。それも大量に。自分が間違っているかもしれませんが、あなたは人々がそのような種類の言葉でこの種の活動によって脅かされているかもしれないということを理解できますか?」
スペンサー「はい、そしてそれは彼らが恐れるべき方法です。なぜなら、私たちはパラダイム―現在のパラダイムから恩恵を受けている多くの人たちがいる―を転換しているからです。彼らは変えたがらない」
サルーミー「OK。それではドナルド・トランプは最近、ニューヨーク・タイムズに、あなたの運動を否定するし、あなたの運動を活性化させたくないと言ったことはご存知ですね? あなたは彼を信じますか? 彼がそれを言っても遅すぎるのでしょうか?」
スペンサー「私はドナルド・トランプが本当にオルトライトについて多くを知っているとは思いません。ですが、正直に言うと、ドナルド・トランプが距離を取ることは結構なことです。なぜなら、オルトライトはいまだにオルトライトだし、オルトライトは前衛的で、オルトライトはトランプの応援団ではないからです。こう言ってもいいですよ、はい、私たちは選挙中はそのようなものだったと。でも選挙は終わり、今やトランプはオフィスにいるし、今やトランプは本当に衝撃的な決定をしなければならない。だから私たちは喜んで彼を批判する必要があります。つまり彼が私たちからある程度距離を取りたいということです。私たちも彼から距離を取りたいですし。私たちは彼を右方向に押し出したいのです。もし彼が、もしドナルド・トランプがアメリカの対外政策を変えなかったら、私は彼が望んだのにアメリカの対外政策を変えなかったと思うでしょう。もし彼が最終的に移民問題に対処しなかったら、私は彼を失敗者と見なすでしょう」
サルーミー「移民について話す時、伝統的な保守派は不法移民が重大な懸念だと言います。ですが、あなたは合法的な移民にも反対です」
スペンサー「その通り。合法的な移民が本当に問題なのではありません。つまり私は摘発を支持するし、壁(トランプ・ウォール)を支持します。しかし要するに本当の問題はそれじゃない。本当の問題は合法移民を発生させている人口動態の変化なのです。それらの人々がやってきて少なくとも長期間滞在し、数百万人で押し寄せて投票し、明らかに福祉制度を食い物にしている。それが大問題なのです。私たちが言わなければならないのは、自分の国でやれ、ということだけです。そいつらは素晴らしい人間かもしれない、そいつらは世界に何かいい貢献をするかもしれない、でもここは私たちの国だ。お前らのものじゃない。私たちはあなたたちに敬意を払うこともできるが、ここに来るんじゃねえよ。私たちは全員を犯罪者呼ばわりする必要はありません。私たちが言わなければならないのは、ここは私たちのもので、私たちは国民だ、あんたは国民じゃない、敬意は払うがここには住むな、ということだけです。だから私は本当にそれがある意味では一層魅力的な立場にあると思います。もし、もしドナルド・トランプが最終的に(私たちと)同一の存在になるのなら、彼は最終的にアメリカが歴史的に白人国家だと理解するでしょう。そしてそれが市民権の核心であり、それがアメリカの理念の核心なのです。彼はそのことを理解できるでしょう。犯罪、強姦、殺人についての全ての話を、彼はしないでいいようにすることができるでしょう。はっきり言うと、ここは私たちの国で、あんたらのものじゃない。あなたたちとは違う。この国は私たちのものだ」
サルーミー「それでは他の人種抜きで一体どうやってアメリカを偉大にするのですか?」
スペンサー「ええと、ヨーロッパ人だけが空白地に行くことができた最初の人間です。ヨーロッパ人だけが(ロンドンの)セント・ポール大聖堂や(ローマの)サン・ピエトロ大聖堂のような壮大なものを建設できました。ヨーロッパ人だけが一種の科学的発見に携わることができました。あなたが今まで考えてきたものよりも、私たちは行くところまで行く理由を追究し続けるのです。ヨーロッパ人だけが、自分自身を啓発するという改革の大騒ぎを通り抜けたのです。ヨーロッパ人だけが、このようなことができるのです」
サルーミー「合衆国を形成したものの一部が、その種のことをしたい、成功したいという人々を引きつけたのだと私は思いました。そして私は…」
スペンサー「移民問題は既にヨーロッパで起こったことです。つまり、ほら、あなたが自分の国から遁れるなんて、正直言って哀れですよ。あなたはちょうど別の国に入ろうとしているし、あなたは他の人が作ったものを利用しているだけです。頭を冷やして出直してきなさいってんだ。もう休憩しましょう。私は移民の国を誇りに思うことはないでしょうね。私は開拓者の国、植民の国、征服者の国を誇りに思うことでしょう」

 さて、どこからツッコミを入れましょうかね。
 まず、リチャード・スペンサーは自分は白人至上主義者と呼ばれることに反対だと述べていますが、私の見るところ、KKKなどに較べれば穏健ではあるけれども、それでも充分に白人至上主義者の範疇に入っています。
 それから、最後の方で「ヨーロッパ人だけが」云々と言っていますが、この部分は歴史に詳しい人なら色々とツッコミを入れることができるはずです。
 例えば非白人が建てた壮大なものなら、タージ・マハル霊廟とかギザのピラミッドとか、いくらでもあるぞ。もっとも、スペンサーの目には(非白人が建てたという理由により)それらは壮大なものに見えないかもしれませんが。
 他にも色々と言いたいことはありますけど、訳すのに疲れたので今回はここまでとさせていただきます。

【関連記事】
ドナルド・トランプ(目次)

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