トランプが破った20の最悪の約束(2018年、アメリカ)
このドキュメンタリーは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/DHG7appJ6Io
監督:ジェイコブ・コーンブルース
出演:ロバート・ライヒ
原題:Trump's 20 Worst Broken Promises
あらすじ…トランプ政権発足から1年経った。そこでトランプが破った公約を挙げてみる。
政治家が公約を破るということはよくあります。しかしだからといって、国民がそれを甘んじて受け入れていると、政治家が国民を舐めてかかるようになってしまいます。政治家に襟を正させ、国民との約束に責任感と重みを持たせるためにも、こういった検証は必要です。
さて、それではトランプが破った20の最悪の約束とは何でしょうか? この映像作品によると以下の通り。
(1)国民の税金を減らし、自分のような大金持ちにもっと払わせる。
(2)ウォール街の投資家にとっては好都合だがアメリカの労働者にとっては不公平な「特別な興味深い抜け穴」を塞ぐ。
(3)オバマケアを廃止し、「美しい」何かに置き換える。
(4)インフラ建設に1兆ドル投資する。
(5)ワシントンの沼を排水する。
(6)ホワイトハウスにビジネスの経験を活かす。
(7)製薬会社と取引して「薬価の値下げ」をする。
(8)アメリカの選挙に金を持ち込む外国のロビイストを完全に締め出す。
(9)他の共和党員みたいに社会保障を削らないし、メディケアやメディケイドをカットしない。
(10)6週間の有給産休。
(11)中国を「為替操作国」に指定する
(12)シリアを空爆しない。
(13)メキシコ国境に壁を建設する。
(14)選挙が終わった後、彼の性的な不品行を非難した女性たちが訴えられる。
(15)休暇を取る大統領にはならない。
(16)企業にアメリカでの雇用を強制する。
(17)苦境にあえぐ石炭産業を復活させる。
(18)鉄鋼産業の労働者を守る。
(19)アメリカをもっと安全にする。
(20)自分の納税額を公表する。
最後の(20)についてちょっと補足説明しておくと、大統領選挙の間中、トランプは自分の納税額を公表すると言っておきながら実際には公表してきませんでした。会社の決算を赤字にすることで税金を殆ど払っていないんじゃないかと見られています。
それではトランプが破った約束の数々について話を戻します。
もちろんトランプ支持者からは「すぐには変えられないんだ!!!」と擁護する声が出てくるかもしれません。しかし(11)や(15)、(20)ならば、賛否はともかくとして、パリ協定やTPPから離脱したように、やろうと思えばすぐにできるはずです。又、(14)ならばマイケル・コーエン弁護士(※)にでも頼めばいい(ただし私はこの公約の実行はお勧めしない)。
※トランプの個人弁護士。トランプは大統領選出馬に際して、マイケル・コーエンを通じて、かつての不倫相手ストーミー・ダニエルズに口止め料13万ドルを支払った。
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