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平林たい子「施療室にて」

あらすじ…アナーキストの夫がテロに失敗し、妻の「私」も捕らえられるが、臨月で重い妊娠脚気のために慈善病院の施療室に入院させられる。(P5の解説文より引用)

 テロリストは平穏な生活を送れやしない、というのは現代でもウサマ・ビンラディンを見ればわかることです。
 夫も主人公(北村光代)もそういう過酷な道を選んだのだと言ってしまえばそれまでですが、それでは産まれてくる子供がかわいそうだ。

この子供をはじめて腹に抱いたことを知った時にも私は、東京の大地震のどさくさまぎれで監獄にいた。私によって運命づけられた子供の一生は監獄生活かもしれない。いや、しかし、それでいいのだ。私は額の広い、目の少し吊った女の児をうみたいと思う。よし、日本のボルセヴィチカを監獄で育てよう。(P8)

 ボルセヴィチカ…? ソ連のボルシェヴィキの女性形かな? ともかくも、主人公は子供を革命戦士に育て上げるつもりのようです。

【参考文献】
紅野敏郎・紅野謙介・千葉俊二・宗像和重・山田俊治・編『日本近代短篇小説選 昭和篇I』岩波書店

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