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サタデー・ナイト・ライブ:ショーン・スパイサーの記者会見(2017年、アメリカ)

 この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/UWuc18xISwI

出演:メリッサ・マッカーシー
原題:Sean Spicer Press Conference (Melissa McCarthy) - SNL
備考:コメディ

あらすじ…ショーン・スパイサー報道官が記者会見を開く。

 ショーン・スパイサーはトランプ政権でホワイトハウス報道官を務めました(ただし1年もたずに辞任)。
 それから、サタデー・ナイト・ライブはアメリカのコメディ番組。ここではドナルド・トランプ大統領をアレック・ボールドウィンが演じています。今回取り上げた動画にはトランプは登場しませんが、それはまた別の機会にということで。

 それにしても、ここのスパイサーは実にブッ飛んでますな。それから念のために言っておくと、スパイサー本人の記者会見の映像を後で観ましたけど、あそこまでじゃない。とはいえ、見較べてみると、スパイサーが強引に仕切るところはコメディとしてうまく表現できているのがわかります。

【拙訳】
ナレーション「続きましてショーン・スパイサー報道官のホワイトハウス記者会見です」
ショーン「はい皆さんこんばんは。静粛に! 静粛に! 静粛に! 静粛に!」
ショーン「我々が(会見を)始める前に、私自身と報道陣がロッキーなスタートを切ったことは知っています。はいはいはいはい! ある意味、私が『ロッキーなスタート』と言うのはある意味映画『ロッキー』のようだということです。即ち君たちをぶん殴るために私はここへ来たのですから! そう、その顔に!」
ショーン「それから私は良い話はしません。ですので本日は会見の冒頭で謝罪したいと思います。(ただし謝罪するのは)自分に! 君たちがここ2週間で私をどう扱ったか、そして謝罪が受け入れられなかったことを! なぜなら私は君たちと友達になるためにここにいるのではなく、スワローガムを噛むためにここにいる、名前を取るためにここにいるのだから!」
ショーン「OK、お前ら猿どもの目の前に輝くものを揺らしてやろう! (質問には)後で答えてやる!」
ショーン「皆さんご存知の通り、トランプ大統領は本日、ナショナルTVで彼の最高裁判決を発表しました。彼が部屋に入った時、群衆は彼をスタンディング・オーベーションで迎えました。それも15分間たっぷりと! (ビデオ)テープでチェックしてみなさい。みんな笑ってた、みんな幸せだった。それが彼らの反応の全てです。それに全ての女性一人一人が左右から排卵していました。誰も、誰も悲しんでいませんでした。それらは永遠の事実であり、他にもあります。X、3、4、大文字P、大文字T、8、4…いや、ちょっと待てよ。これは私のEメールのパスワードだ。忘れろ! おいこら書くんじゃない!」
ショーン「さて、大統領の本日の予定です。3時45分、大統領は『ファインディング・ドリー』のアンコール上映を主催します。OK? 忘れっぽい魚の話で、OK? みんな好きです。それから午後6時、彼は国立公園の制度を廃止するでしょう。ですが『ドリー』! いいものだ。OK。誰も質問がないなら…OK。いくつかの質問をどうぞ。『ニューヨーク・タイムズ』のグレン・トラッシュ。ブー! どうぞ」
記者1「はい、私が訊きたいのはムスリムの入国禁止
(※1)についてです」
ショーン「禁止ではない」
記者1「何ですって?」
ショーン「禁止じゃない。入国禁止は禁止じゃないし禁止するものでもない」
記者1「あなたはそれを禁止だと言っています」
ショーン「なぜなら私はあなたの言葉を使っているからだ。あなたが禁止だと言った。あなたが禁止だと言ったので、今、私が言って…」
記者1「大統領がツイートしているので引用します。『もしその禁止が1週間以内に発表されたら』と」
ショーン「ああ、その通り。あなたはそう言った。彼(トランプ)はあなた(の言葉)を引用している。あなたの言葉だ。あなたがその言葉を使った時に彼はあなたの言葉を使っていて、彼はそれを再使用しているんだ。それは言葉の使用の円環で、あなたから来たものだ」
記者1「…何?」
ショーン「冗談抜きで、グレン、君はそのゲートから私と一緒に出発するつもりなのかね? 君は私のキ○タマ
(※2)を蹴り上げようとして僕からそれを奪おうっていうのかい?」
記者1「いいですか、私が訊ねているのは…」
ショーン「OK。座って、グレン。それじゃあ誰か…グレンを嫌いな人、手を挙げて。早く手を挙げて。みんな、みんな、1、2、3、無限大。誰もが手を挙げたこととみんながグレンを嫌いだってことを記録しといて。それが君の話だって印刷しなさい」
ショーン「次の質問どうぞ!」
記者2「はい、お訊ねしたいのはスティーブン・バノン
(※3)の国家安全保障会議(※4)参加についてです」
ショーン「OK。クソ質問だ。馬鹿げた質問だ。座れ、グレン」
記者2「私の名前はグレンじゃありません」
ショーン「君の名前はわかってる。私が言ってるのは一般的なグレンのような『グレン』だ。君の言葉だ、君の言葉だ。次の質問どうぞ!」
記者3「はい、私もスティーブン・バノンについて懸念しているんですけど、多くの人たちが、彼はこのムスリム禁止の背後にいると言っています」
ショーン「ああ、よろしい、君たちはまだわかってないな。小道具が必要かな? 私の言葉は大きすぎて、君たちに見せてやらないといかんのかな? OK、始めよう。決定が為された時、憲法が我々の大統領に多くの権限を与えた。スティーブン・バノンは重要なアドバイザー。OK? そして我々の大統領は阻止されないだろう。OK? 過激なヘラジカと小羊に対する彼の戦いにおいて!」
ショーン「他に質問は?」
記者4「はい、『ウォール・ストリート・ジャーナル』ですが、よろしいですか?」
ショーン「この、この、この、この! お前は私のように来ることはできない! CNNと同じところにブチ込んでやる!」
CNN記者「我々はフェイクニュースではない!」
ショーン「好きか? 好きか、間抜け? 好きか、間抜け? みんな落ち着け、いいな?」
ショーン「もちろん私はベッツィ・デヴォスについて多くの質問を受けています。OK? 教育長官の候補者です
(※5)。そこで我々は今日、彼女をここに連れてきました。彼女ができるということを示す数少ない―数少ないシンプルな機会です。ベッツィ!」
デヴォス「こんにちは。ありがとう。はい、そこの男性」
記者5「あ、はい。これについていまだに明白な答えを得たとは思っていませんが、生徒の進捗具合を測定する上で成長と技量をどのように評価しますか?」
デヴォス「OK、はい、あー、学校については何も知りません。けど私は―私は学校がそこにあるべきだと思います。多分、キリストの学校が。そして潜在的な熊に対して壁と屋根と銃があるべきだと思います」
ショーン「ありがとう。もう充分です」
デヴォス「ありがとう」
ショーン「それでは最後に1つ質問を受け付けます。ああ、そこの負け犬君」
記者6「ええ、国際ホロコースト記念日
(※6)にリリースされたホワイトハウスの声明(※7)についての質問です。その声明ではユダヤ人に言及していないのですが、あなたはそれが反ユダヤ主義だったと思いますか? …何してるんですか!? 何してるんですか!?」
ショーン「これは石鹸水で、貴様の汚れた嘘つき口を洗ってるんだ! 出てけ! まず第一に、声明、その声明はどうやったら反ユダヤ主義になるんだ? スーパーユダヤ人だと書いた人物だぞ。OK? 事実はそれ以外の様々な人たちがホロコーストで苦しんでいるんだ、ユダヤ人だけではない。ジプシーやレズビアン、その他の人たちもいる。それはお前の言葉だ。お前の言葉だ!」
ショーン「今日はもう充分だ。スパイシーはすぐにバイバイするぜ。お昼寝が必要だ。明日の記者会見のちょうど1分前に起こしてくれ。それとニューヨークからのライブだ、土曜の夜のな!」
記者6「ええ、それならもう始まってます」

※1.2017年1月27に署名された「テロリストの入国からアメリカ合衆国を守る大統領令」。
※2.原語は"nuts"だが、この語にはキン○マの意味がある。
※3.大統領顧問。後に辞任。
※4.通称NSC。バノンはこの会議の常任メンバーになったが、後に外された。
※5.2017年2月7日、上院において承認された。
※6.1月27日。アウシュヴィッツがソ連軍によって解放された日。
※7.トランプ大統領は国際ホロコースト記念日に声明を出したが、その声明では犠牲となったユダヤ人への言及がなかった。

【関連記事】
ドナルド・トランプ(目次)

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