無料ブログはココログ

« 松岡和子訳『アテネのタイモン シェイクスピア全集29』筑摩書房 | トップページ | 『下町新名所 見る・撮る・食べる 東京スカイツリー』日本出版社 »

バットマン:家族の死(2013年、アメリカ)

 この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/FdZZIbUklDA

監督:ティモシー・トロイ
出演:ビル・フェリス、ダン・マグワイア、マーク・シャロウ、ジェイソン・スター
原題:Batman: A Death In the Family

あらすじ…ジョーカーにロビンを殺されたバットマンは、ジョーカーを殺そうとする。

 ここでジョーカーに殺されたのは、2代目ロビンことジェイソン・トッドだと思われます。ちなみに彼は後年、レッドフードとして復活するのですが、それはまた別の話。
 尚、スタッフロールにはこの話の出典が明記してあり、典拠となる作品の邦訳がどこかに存在するものと思われます。ただし、私はそちらは未見です。
 それにしても、悲しい話ですねえ。悪との戦いは命がけです。

【拙訳】
ジョーカー「かわいい仲間の翼をへし折った。子供を育てるのは難しい。あいつらはいつもヤクに手を出す」
バットマン「黙れ!」
ジョーカー「彼は哀れな子供みたいに泣いた。バット、泣いたことある?」
バットマン「やめろ! やめろ! 笑うな! お前のジョークはもうたくさんだ! 今夜、終わりにしてやる」
ジョーカー「おー、マジかよ、助けて~」

ゴードン「神よ…」
ジョーカー「助けて~」

バットマン「起きろジョーカー!」
ジョーカー「くそ!」
バットマン「こっちを見ろ」
ゴードン「手を放すんだ。バットマン。やめろ。今自分がやろうとしていることを考えてみるんだ。いいか、私は君を止めることはできないが、友人として忠告することはできる。君が今までやって来たこと全てを放り投げてはいけない。長年、殺人者にならないでやってきたはずだ。一線を超えたらそれが嘘になる。我々はジョーカーとは違うんだ」
バットマン「…」
ゴードン「秘密の宝が両方とも失われた。彼は私の部下を数え切れないくらい殺した。行こう。どちらも復讐を望んでいたが、今の私にはそれをさせることはできない。彼を勝たせるわけにはいかない
(※)
バットマン「我々が彼を放った時にどれだけ多くの嘘があったか」
ゴードン「さあな。自分を大切にしろ」

※バットマンがジョーカーを殺せばバットマンは殺人を犯すことになる。それは即ちバットマンの敗北でありジョーカーの勝利となる、ということか。

【関連記事】
バットマン(目次)

バットマン

« 松岡和子訳『アテネのタイモン シェイクスピア全集29』筑摩書房 | トップページ | 『下町新名所 見る・撮る・食べる 東京スカイツリー』日本出版社 »

自主制作映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: バットマン:家族の死(2013年、アメリカ):

« 松岡和子訳『アテネのタイモン シェイクスピア全集29』筑摩書房 | トップページ | 『下町新名所 見る・撮る・食べる 東京スカイツリー』日本出版社 »

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31