小松左京「大坂夢の陣」
あらすじ…タイムトラベルで未来からやってきたテレビ局の取材チームが大坂冬の陣を撮ろうとする。
現地の取材チームは大規模なもので、最終的には「何千人じゃねえ、もう万人でさあ……」(P452)と言われるくらい多くなるとのこと。詳細は本書の描写に譲りますが、現代のテレビ特番とはケタがいくつか違うようです。
そんなに来ちゃったら現地人にバレそうなものだし、歴史の因果律も大いに狂いそうなものだが…と思ったら、最後にとんでもないオチを用意していました。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、SFならではの決着と言えます。
【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社
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