堀江宏樹・滝乃みわ『乙女の日本史 文学編』実業之日本社
日本の文学史を乙女視線からとらえたもの。
女性の恋愛を取り上げるのは無論のこと、腐女子目線の男色も健在。例えば『好色五人女』「恋の山源五兵衛物語」について書いたくだり。
美女だけでなく、美少年も大好きだった井原西鶴が恋の舞台に選んだのは、男色のメッカ・薩摩でした。(P135)
西郷隆盛×大久保利通のカップリングはさすがの私も知ってましたけど、薩摩が男色のメッカだったとは…たまげたでごわすなあ。
ちなみに、井原西鶴の作品には『男色大鑑』というタイトルからしてそのものズバリのものがありますが、本書ではこれには言及していない模様。
【参考文献】
堀江宏樹・滝乃みわ『乙女の日本史 文学編』実業之日本社
« 刑事コロンボ:第三の終章(1974年、アメリカ) | トップページ | もしもジョーカーとハーレイ・クインが普通のカップルだったら:厄介なカーチェイス(2017年、アメリカ) »
「書評(歴史)」カテゴリの記事
- 大塚天祖神社社号標(JR大塚駅前)(2023.03.29)
- 麗新の像(JR板橋駅前)(2023.03.26)
- 花園稲荷神社復興記念碑(花園神社)(2023.03.25)
- 大鳥居奉納者芳名の碑(花園神社)(2023.03.24)
- 社号標3(花園神社)(2023.03.23)
« 刑事コロンボ:第三の終章(1974年、アメリカ) | トップページ | もしもジョーカーとハーレイ・クインが普通のカップルだったら:厄介なカーチェイス(2017年、アメリカ) »
コメント