無料ブログはココログ

« 刑事コロンボ:第三の終章(1974年、アメリカ) | トップページ | もしもジョーカーとハーレイ・クインが普通のカップルだったら:厄介なカーチェイス(2017年、アメリカ) »

堀江宏樹・滝乃みわ『乙女の日本史 文学編』実業之日本社

 日本の文学史を乙女視線からとらえたもの。
 女性の恋愛を取り上げるのは無論のこと、腐女子目線の男色も健在。例えば『好色五人女』「恋の山源五兵衛物語」について書いたくだり。

 美女だけでなく、美少年も大好きだった井原西鶴が恋の舞台に選んだのは、男色のメッカ・薩摩でした。(P135)

 西郷隆盛×大久保利通のカップリングはさすがの私も知ってましたけど、薩摩が男色のメッカだったとは…たまげたでごわすなあ。
 ちなみに、井原西鶴の作品には『男色大鑑』というタイトルからしてそのものズバリのものがありますが、本書ではこれには言及していない模様。

【参考文献】
堀江宏樹・滝乃みわ『乙女の日本史 文学編』実業之日本社

« 刑事コロンボ:第三の終章(1974年、アメリカ) | トップページ | もしもジョーカーとハーレイ・クインが普通のカップルだったら:厄介なカーチェイス(2017年、アメリカ) »

書評(歴史)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 堀江宏樹・滝乃みわ『乙女の日本史 文学編』実業之日本社:

« 刑事コロンボ:第三の終章(1974年、アメリカ) | トップページ | もしもジョーカーとハーレイ・クインが普通のカップルだったら:厄介なカーチェイス(2017年、アメリカ) »

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30