『MetroWalker 2017-2018 Winter 冬号』東京地下鉄株式会社
表紙を飾るのは上野公園(上野恩賜公園)の西郷隆盛像。P06にこの公園の記事が載っているのですが、それによるとこの像の近辺には寛永寺清水観音堂と彰義隊の墓があるとのこと。
上野の西郷どんは何度も見ているし、観音堂は花見の季節に通過したことがありますけど、彰義隊の墓は憶えてないな。
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表紙を飾るのは上野公園(上野恩賜公園)の西郷隆盛像。P06にこの公園の記事が載っているのですが、それによるとこの像の近辺には寛永寺清水観音堂と彰義隊の墓があるとのこと。
上野の西郷どんは何度も見ているし、観音堂は花見の季節に通過したことがありますけど、彰義隊の墓は憶えてないな。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/jO65KqmORxw
監督:辺見省吾(Shogo)
備考:ホラー(?)
あらすじ…バドミントンの羽が若者たちに襲いかかる!
冒頭、謎の液体の入った壜が倒れてその液体がバドミントンの羽にかかり、それによって羽が自我を持って凶暴化します。で、その羽に襲われた兄貴は羽を討伐すべく銃を持って立ち向かい…。
…なんかもう、色々と突っ込みどころが多すぎてわけがわからない。まあ、その辺はあまり深く考えずに視聴するのがいいのかもしれません。
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/fbhz3XcNzGU
出演:メリッサ・マッカーシー
原題:Sean Spicer Press Conference Cold Open (Melissa McCarthy) - SNL
備考:コメディ
あらすじ…ショーン・スパイサー報道官が記者会見をする。
相変わらずの暴走っぷりですな。観ている分には面白い。そう、観ている分には。
そんなわけで数日かけて和訳した文章をどうぞ。ところどころ聞き取れない箇所があり、英語字幕も不備が見受けられましたが、そこいらは想像で補いました。
【拙訳】
ナレーション「それではショーン・スパイサー報道官によるホワイトハウスの定例記者会見を中継します」
ショーン「はいはいはいはい、お前ら黙れ! 座れ! 座れ! 今すぐ座れ! 最初に、私は今落ち着いていることを発表したい。私はお前らが落ち着いている限り落ち着き続けるだろう、このクソや(※1)…いや、そうじゃない、あれ(失言するの)は古いスパイシー(※2)、ここにいるのは新しいスパイシーだ」
ショーン「私はチューインガムを減らすよう言われました。今、私は一日一枚に制限しています。一枚だけで楽しむことにします。座ってみていてくれ。(質問なら)後で指名するから」
ショーン「OK、話を戻そう。さて、大統領のスケジュールを述べます。午後3時、トランプ大統領は中央アジアの指導者と会談します。大統領…あー…アマ…オズマベキ…アッテマキ…ユーベイベー。OK? カハ~スタン(※3)の安定と不安定を議論します。具体的には…アダ・アダバラ…アダ…アダバナバナ…アダ…アダバナバナワ…。書いておけよ。彼(その中央アジアの指導者)の妻も参加します。何だって? こいつ(彼女の名前を言うこと)は省略する。彼女をコミー(※4)と呼ぶことにしよう。いいな?」
ショーン「OK、質問を受け付けよう。おそらく変態の馬鹿な変わり者、ニューヨーク・タイムズのグレン・トラッシュ、バカ帽子君どうぞ」
記者1「質問です。裁判所が入国禁止令(※5)を停止したことについて、大統領は上訴するつもりですか?」
ショーン「(上に向かって)大きい方よ、私を試しているのですか?(※6) 簡単なことだ。控訴裁判所が正しいことをしない場合、トランプ大統領は法廷で目にもの見せてやるだろう。特に、テレビ番組の裁判(※7)で」
記者1「それは現実じゃない」
ショーン「(グレンのモノマネで)それは現実じゃない。俺はグレンだ。それは現実じゃない。(元に戻って)それは現実だ、グレン。それは各事件の直前に言うんだ、グレン。事件は現実だ。判決は確定している。私をグレンと一緒にしないでくれ。次の質問! そこのノロマ(※8)!」
記者2「大統領は移民が本当にアメリカを愛しているかどうかを調べるテストが必要だと言っていますが、テストとは何ですか?」
ショーン「あー極端な身元調査としては簡単なことだ。極端な身元調査としては」
記者3「あの、極端な身元調査とはどういう意味ですか?」
ショーン「どういう意味ですかって? それは極端だということだ。OK? ほら、愚かな赤ちゃんでも理解できるようにスパイシーが貴様に説明してやろう! 大きな言葉を使わず、お人形ちゃんを使ってな! 準備はいいか? これで何が起こっているか理解できる。ここにTSA(アメリカ合衆国運輸保安庁)のエージェントがいるの、OK? で、そこにナイスなアメリカ人の少女、バービー(※9)が夢のような休暇から戻ってやってくる。もちろん彼女は(入国)OK、なぜなら彼女は金髪だから。それで彼女は入る。簡単だ。我々は理解した。完璧。次は誰だ? お、おう…。お、おう、モアナ(※10)だ。ワーオ、ワーオ、腰布をゆっくり捲ってハニー、それから俺たちは彼女を撫で回そう。それから彼女のEメールを読もう。答えが気に入らなけらば、グアンタナモ湾(※11)送りだ」
ショーン「よろしい、行くぞ! 次の質問! …ほら」
記者4「はい、今週前にあなたはアトランタにテロリストの攻撃があったと言いました(※12)」
ショーン「あー、それは間違いだと言った。そして君は間違ったことを書いた。なぜなら私が間違って言った時、君たちは私(の発言)が何を意味するか知るべきなのだ。正しいのか間違っているのか、あるいはお前が間違っているのか。それが貴様がここにいる理由だ。私が言いたかったのは明らかにオーランタなのだ」
記者4「…オーランドです」
ショーン「あのね…OK。見ろ、問題は全て、お前らが報道していないこれらのテロリストの事例と事件にあるんだ。OK? ここにお前らがまだ書いていない(テロ事件の)リストがある。一度も報じられなかったものだ。リストを読むぞ、OK? ボーリンググリーン虐殺事件(※13)。OK、ケリーアンのやつじゃないぞ、本物のやつだ。OK、シックス・フラッグス(※14)の恐怖。フラグルロック(※15)の殺戮。そしてオールド・ディキシー・ダウン(※16)! OK? それから、ノードストロム(※17)がイヴァンカ・トランプの服とアクセサリーの販売を取りやめたので今週は軽いテロがあります。OK? これはノードストロムの損失だ。なぜならこれらは高、高品質な製品だからだ。事実、私は今、彼女の腕輪を着けている。これは美しく、キラキラで、優雅。39ドル99セント。信じられない。OK? 彼女の靴も忘れちゃいけない。なぜなら今こいつらはマジで注目の的だからな!」
ショーン「OK、今や我々は新しい法律事務所があります。みんな彼には非常に興奮します。彼は幾つかの質問に答えてくれるでしょう、それではジェフ・セッションズ(※18)さん、どうぞ!」
ジェフ「ありがとう皆さん。私はただ感謝すると言いたいだけです。私の(司法長官)推薦に関する激しい論争に。リンゼー・グラム(※19)はヤマアラシのように来ました。それから、ミッチ・マコーネル(※20)はワニのように急降下しました。彼の頭を噛む。それから私たちは2種類の犯罪があることを知っています。レギュラーとブラックです」
ショーン「結構、もう結構です。もう行け、終了、終了です。ジェフ・セッションズさん、ありがとうございました!」
ショーン「さて、法と秩序を取り戻すためにここに何かが必要だということはわかっています。なぜならシカゴのような場所では、殺人率が80%以上だから。シカゴの80%の人々が殺されていて死んでいるんです! 彼らは死んだ! お前のせいだ! お前がやったんだ!」
記者5「あのですね、こちらにある実際の数字を見ると、これらは矛盾しているんですが…キャッ!」
ショーン「お前が言ってるだけだ! わかってるのか? ほら、私から不正直さを吹き飛ばしてやったぞ! よろしい、他に質問は?」
記者2「ええと、あのう…アタマ大丈夫?」
ショーン「ふざけてんのか? てめえふざけてんのか? お前に(弁明する)機会はない!」
ショーン「それじゃあニューヨークから中継だ、サタデー・ナイト!」
※1.原語は"sons of a"。おそらくこの後に"bitch"と続けるつもりだったのだろう。"sons of a bitch"で「クソ野郎ども」という意味になる。
※2.スパイサーのこと。
※3.カザフスタンのことだが、うまく発音できていない。
※4.FBI長官。5月9日、トランプに解任された。
※5.2017年1月27に署名された「テロリストの入国からアメリカ合衆国を守る大統領令」。
※6.神に向かって言っているようにも、トランプに向かって言っているようにも見える。
※7.原語は"The People's Court"。法廷を舞台にしたテレビのバラエティ番組。
※8.原語は"turkey"。七面鳥という意味だが、「のろま」という意味もある。おそらくは後者の意味で使ったのだろう。
※9.アメリカの着せ替え人形。
※10.映画「モアナと伝説の海」の主人公。
※11.アメリカの政治犯を収容する基地がある場所。
※12.スパイサーは「アトランタでテロ攻撃が起こった」と述べたが、後に「フロリダ州オーランドと間違えた」と訂正。
※13.ボーリンググリーンはアメリカのケンタッキー州の都市。トランプのカウンセラーのケリーアン・コンウェイがその地で虐殺事件(Bowling Green massacre)が起こったと言ったが、実際にはそんな事件は起こっていなかった。
※14.北米各地にある遊園地。
※15.アメリカの人形劇。
※16.ザ・バンドの楽曲。
※17.アメリカの百貨店。イヴァンカ・トランプのブランドの販売を取りやめたことをトランプに非難された。
※18.司法長官。
※19.政治家。2016年の共和党大統領予備選ではテッド・クルーズを支持。
※20.政治家。共和党の上院院内総務。
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ドナルド・トランプ(目次)
本誌P8にクッソ渋い(もちろん誉め言葉です)映画4本が掲載されているのを発見。その4本とは以下の通り。
『海辺のリア』(仲代達矢主演)
『遅いしあわせ』(藤沢周平原作)
『果し合い』(藤沢周平原作、仲代達矢主演)
『冬の日』(藤沢周平原作)
表紙を飾る「スパイダーマン:ホームカミング」みたいなのもいいですけど、上記4本もそれはそれで味があるんでしょうなあ。
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/_RvfzFv3c6Y
出演:メリッサ・マッカーシー
原題:Easter Message from Sean Spicer (Melissa McCarthy) - SNL
備考:コメディ
あらすじ…ショーン・スパイサー報道官が復活祭にメッセージを発信する。
中盤でショーンが過越(すぎこし)の祭りについて説明してくれているのですが、結構いい加減ででたらめです。まあ、そこはコメディってことで。詳しく知りたい方は、専門書を参照するなりして下さい。
ちなみに、最後の方で彼はさらっと重要なことを言っています。これはひどい。
【拙訳】
ナレーション「それでは、ホワイトハウスのイースターバニー(※1)から新しいメッセージです」
ショーン「やあ子供たち、ハーッピー・イースター!(マスクを脱ぐ)OK、じゃあ出て行け。出て行け。ほら、出て行け。出て行け。もういい、黙れ。黙れ。ここで自分のイースターエッグが汗かいちゃうよ」
ショーン「みんな黙れ! 黙れば私は謝罪できる。ああ、お前の望む全ては今週の延期だな。スパイシー(※2)はついに間違いを犯した。皆さんご存知の通り、アメリカが今まで見た中でもっとも美しいチョコレートケーキの一片を食べている間にトランプ大統領が最近シリアを空爆しました(※3)。これは事実だ! OK? 人々はケーキを見たかったのだ。さて、大統領の決定を守るために、私はシリアの指導者のようだと言ったが…あー…指導者の…彼の馬鹿げた名前は何だっけ? バズーカ・フェリシア・ハマド・ラシャド(※4)。少なくともヒトラーでさえ化学兵器を使わなかった(※5)し、みんなビックリした。OK? 彼らは泣き喚いてた。ホロコーストの中心地はどうだ? ああ、ホロコーストの中心地と呼ばれていないことは知っている。知ってるさ。私がはっきり言ったかったのは結集したクソだ。OK?」
ショーン「つまらぬ粗探しをする連中(※6)が全ての欠点に注目しておらず嘘をついているならば素晴らしいだろうと私は言う。それはナイスだと。追伸。ほら、私は彼らが列車でそこに送られたという事実に敏感だが、彼らは連合する必要はなかった。これって正しい? くそ、飛んだ…飛んじまったぞ…」
ショーン「さて、私は過越(※7)、別名ユダヤの復活祭に起こったことに特に謝罪します。文化的結合の精神の中で、私は全てのこと――最も神聖な祝日、過越で全ての人たち――に光を当てるだろうと思いました。さあ、俺のベビードールを持ってこい。よろしい、OK、じゃあ始めよう! これがファラオ! OK? ファラオは悪い奴、OK? ユダヤ人に色々と悪いことしたの。OK? つまり彼はヒトラーでさえ…いや、同じ轍は踏まないぞ。お前は一度私を騙した、そうだろ? 一度目は自分を恥じる、だが二度目はユダヤ人を辱める。OK? それでファラオってやつは『おい、ピラミッドとか建てるから』みたいな。で、ユダヤ人、彼らは文字通り超える――しゃがんだ虎や隠されたドレイドル(※8)のようにそれらの上に浮かんで。すげえよ。それから彼らはユダヤ人のようなものだが、『やあ、ファラオ、見ろよ、望んでしたくないだろ』それから、ほら、あれから本当にユダヤ人にとっては円滑な航海だった」
ショーン「OK! 悪人のランキングをはっきり明確にさせよう。ヒトラー、こいつが第1位。それからシリアのババール・アル=アサド(※9)、3位がファラオ、それから時代順にユダヤ人が第4位だろう(※10)」
ショーン「メッセージは以上だ。皆さん、ハッピーイースター! ああ、ところで、大統領は多分今夜、北朝鮮を空爆するだろうよ。OK、スパイシーはもう行かなければ。さあ出発だ。行くぞガキども、欲しいキャンディは全部食えよ。なぜなら多分地球最後の復活祭になるからな!」
※1.復活祭にイースターエッグをもたらしてくれるとされるウサギ。
※2.スパイサーのこと。
※3.2017年4月、アメリカはシリアを空爆した。
※4.正しくはバッシャール・ハーフィズ・アル=アサド。
※5.スパイサーは4月11日、「ヒトラーのような卑劣な人物でも化学兵器は使わなかった」と発言。ホロコーストではユダヤ人が毒ガスで殺されており、スパイサーは後に謝罪に追い込まれた。
※6.メディアのことか。
※7.ユダヤ教の祭り。キリスト教の復活祭の原型。
※8.ユダヤ教の独楽(こま)。
※9.シリアのアサド大統領。ババールは絵本のキャラクター。
※10.ユダヤ人がなぜか悪人のランキングに入っている。
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ドナルド・トランプ(目次)
表紙を飾るのは、映画「覆面系ノイズ」主演の中条あやみ。又、本誌P5-7にて彼女の巻頭インタビューを掲載。
尚、その記事を読むと、「覆面系ノイズ」は高校生が音楽をやるという、青春音楽映画のようです。私が普段観ない分野ですわ。
【青春音楽映画】
・嵐の季節
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/G2zt0AKVldE
監督:神野聡
出演:牧山孝明、川瀬怜男、鈴木子竜、斉藤捷吾、長谷川美夢
備考:ホラーコメディ
あらすじ…アパートを追い出された大学生の井沼は、学校のとある教室に勝手に住み着くことにした。しかしそこは幽霊が出る部屋だった。
30分弱という自主制作にしては長い尺ですが、基本的にゆるい感じで話が進みます。演技もどこかゆるいです。
尚、霊能者・浅原のくだりは映画「死霊のはらわた」の影響があるように感じられました。浅原の本とか、浅原が惨殺されるところとか…。
あらすじ…タイムトラベルで未来からやってきたテレビ局の取材チームが大坂冬の陣を撮ろうとする。
現地の取材チームは大規模なもので、最終的には「何千人じゃねえ、もう万人でさあ……」(P452)と言われるくらい多くなるとのこと。詳細は本書の描写に譲りますが、現代のテレビ特番とはケタがいくつか違うようです。
そんなに来ちゃったら現地人にバレそうなものだし、歴史の因果律も大いに狂いそうなものだが…と思ったら、最後にとんでもないオチを用意していました。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、SFならではの決着と言えます。
【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/pZOF9q5fzfs
出演:アレック・ボールドウィン、ベック・ベネット、アレックス・モファット、ケイト・マッキノン
原題:Oval Office Cold Open - SNL
備考:コメディ
あらすじ…トランプ大統領が各国の首脳と電話会談をする。
まずは原題について。
"Oval Office"は大統領執務室のこと。この作品の舞台は大統領執務室となっています。
それから、"Cold Open"は番組制作のテクニックの一つで、直接話に入った後でタイトルやオープニングを入れる手法です。実際、この話の最後でバノンがタイトルコールをしています。
ただ、YouTubeのこの動画ではこれだけで終わっているので、邦題を(勝手に)付ける際には内容を重視しました。
さて、スティーブ・バノン(大統領顧問)が死神姿で登場しています。そういえばこの人、死神って呼ばれてたんでしたっけ。日本だったら自民党のゲッベルスこと世耕弘成にナチス・ドイツの格好をさせるようなものでしょうか。
それから、トランプが一方的に電話を切るというのは、1月28日にオーストラリアのターンブル首相に対して実際にやったことです。非礼にもほどがある。
又、最後にバノンが大統領の席に座るのは、彼が影の大統領であることを風刺したものです。その横の小さなデスクでトランプが遊ぶって…ある意味すごいわ。
それでは私の翻訳をどうぞ。
【拙訳】
デービッド「大統領、失礼します。夜なのでもう帰ろうと思いますが、何かご指示はありますか?」
トランプ「いや、ないよ、デービッド。だけどさ、ホワイトハウスで働くってどうなんだい? 両親は誇りに思っているかね?」
デービッド「アップルビーズ(※1)で働くようなものです」
トランプ「結構。あともう一つ。ほら、私は娘のイヴァンカと彼女の夫のジャレッドを愛している。彼らはいつも私を穏やかに保ち、何か狂いすぎたことをしないことを確かめる」
デービッド「その通りです」
トランプ「簡単な質問だ。彼らはいないのか?」
デービッド「はい、彼らは安息日(※2)でいません」
トランプ「完璧だ。ユダヤ人がいない時、正統派ユダヤ教徒は遊ぶだろう。それじゃあスティーブ・バノンを寄越してくれ」
バノン「やあ、ドナルド。来たぞ」
トランプ「やあスティーブ、くつろいでいるな」
バノン「それはどうも」
トランプ「私は違うよ。私は長い一日を過ごした。疲れてヘトヘトだよ。誰かに訳のわからないことができるように感じる」
バノン「多分オーストラリアに電話すべきだ」
トランプ「マジ? 何も打ち合わせとかしてないけど。それってまずくない? …やってみよう」
ターンブル「もしもし、オーストラリア首相のターンブルです」
トランプ「はい、もしもし、ドナルドです」
ターンブル「トランプ大統領、これはどうも。あなたのムスリム入国禁止令について多くの否定的な反応があると聞いています」
トランプ「いや、そうじゃない。みんなそれを愛している。ボーリンググリーンでの大虐殺(※3)のゆえに我々はそれをやらなければならなかった」
ターンブル「そんなの聞いたことがない」
トランプ「ああ、恐ろしいよ(※4)。多くの人たちが死んだけど、実際、彼らは幸運だ。彼らは『アプレンティス』(※5)がどれだけ悪いものになったかを見なくてよかったのだから」
ターンブル「トランプさん、我々の難民をいまだに受け入れ続けていることに感謝します」
トランプ「何だって?」
ターンブル「オバマ大統領は1200人の難民を受け入れると言いました。貴国の思いやりは忘れられることはないでしょう」
トランプ「いやいやいや、難民なんて! アメリカが第一でオーストラリアはクソ、おたくのサンゴ礁は破たんしている。戦争の準備をするんだな!」
ターンブル「ちょちょ、待て」
トランプ「スティーブ、まずいことになったと思う。まずかったか?」
バノン「いいや、計画通りだ」
トランプ「誰の計画だ? 君の計画か?」
バノン「いいや、あなたの計画」
トランプ「OK、よろしい。メキシコに電話しよう。私は彼らに壁の(建設)費用を払わせる賢い外交手段を考え出したんだ」
ペニャニエト「もしもし、ペニャニエト大統領です」
トランプ「壁の費用を払ってくれる人は何と言った?」
ペニャニエト「へ?」
トランプ「いや、壁の費用を払ってくれる人は何と言った?」
ペニャニエト「へ?」
トランプ「いやいや、君は『何だ』と言わないと」
ペニャニエト「ハハハ、君が言ってるのは、君自身が壁の費用を払ってくれるってことか」
トランプ「いや、お前が払え、負け犬、悪い奴め。俺たちの戦車が来るぞ、戦争の準備をするんだな!」
トランプ「スティーブ、私はもう働き過ぎている。やめるべきだ」
バノン「もしくは多分ドイツに電話すべきだ」
トランプ「OK」
メルケル「もしもし、私の愛しいバラク? バラク・オバマ、寂しかったわ」
トランプ「いえ、ドナルド・トランプです」
メルケル「ああっ、気持ち悪っ! ええ、ドナルド。あなたの国民はまだ抗議してるの?」
トランプ「はい、みんな通りを行進していて、彼らは『アプレンティス』がどれだけ悪くなってしまったのか怒っています」
メルケル「電話をおかけいただいてありがとうござい…(※6)」
トランプ「非常に重要になりつつある人物がいます。彼の名前はフレデリック・ダグラス(※7)。直ちに彼と連絡を取ろうと思っている。彼は今非常に忙しいんだ」
メルケル「それはとても凄いわね、ドナルド。私もう行かないと…」
トランプ「私も2週間前の国際ホロコースト記念日については真面目になりたいんです。あなたもご存知の通り、600万人が…私の就任式にいました。そこにはそれだけ多くの人たちがいたんです。メディアはそれをカバーするのを拒否しました。不公平です。いつの日か、この闘争についての回想録を書いて、それを『我が闘争』(※8)と呼ぶつもりです。アンジェラ、ドイツ語では何て言うんだい?」
メルケル「アンゲラです」
トランプ「え?」
メルケル「私の名前はアンゲラです」
トランプ「私を修正しないでくれ。今は私が統括している。ドイツはクソ、お前の壁は失敗、戦争の準備をするんだな!」
バノン「ああ、とても面白かったぞ」
トランプ「ありがとう、スティーブ、ありがとう。ああ、とてもいいことを思い付いた。見てろ」
ペニャニエト「もしもし?」
バノン「もしもし、おめでとうございます、あなたに2名分のハワイ無料航行が当選しました。あなたの国のクレジットカードの番号をご用意下さい」
ペニャニエト「我々は壁の費用を払わないぞ、ドナルド」
トランプ「ああ、そうだな」
トランプ「スティーブ、我々のいわゆる同盟国は全て私にとっては意味深い」
バノン「適当な小国に電話したらどうかな? 誰がボスか見せてやるんだ」
トランプ「ジンバブエはどう?」
バノン「完璧だ。アメリカの底力を見せてやるんだ」
ムガベ「もしもし?」
トランプ「ジンバブエ、こちらは町の新しい保安官だ」
ムガベ「待て、ドナルド・トランプか?」
トランプ「そうだ」
ムガベ「俺を独裁者だとでも思ってるのか? お前の背骨を裂いてやる! そしてお前の髑髏盃で酒を飲むぞ! お前は階下を歩くことさえできない! このチビの白人の厄介者め! 二度とジンバブエに電話してくるんじゃねえぞ!」
バノン「OK、ドナルド。今夜はもう充分楽しめたぞ。もう元のデスクに戻ってもいいかな?」
トランプ「ああ、もちろんだ、大統領閣下(※9)。自分のデスクに行くよ」
トランプ「これ面白いな。大好き」
バノン「ああ、面白い。それではニューヨークから中継だ、サタデー・ナイト!」
※1.ファミリーレストラン。
※2.ジャレッド・クシュナーは正統派ユダヤ教徒であり、安息日を守る。又、妻のイヴァンカも同宗教に改宗している。
※3.ボーリンググリーンはアメリカのケンタッキー州の都市。トランプのカウンセラーのケリーアン・コンウェイがその地で虐殺事件(Bowling Green massacre)が起こったと言ったが、実際にはそんな事件は起こっていなかった。
※4.ターンブルは文字通りそんな事件は聞いたことがないと言っているが、トランプはそれを前代未聞の事件だと述べたと解釈している。
※5.かつてトランプが司会を務めていたテレビ番組。アーノルド・シュワルツェネッガーが2017年1月からこの番組の司会を務めている。
※6.原語は"Thank you so much--"とあり、直訳すると「ありがとうございます」だが、メルケルは話を切り上げたがっているように見受けられたのでそのニュアンスを込めて訳した。
※7.フレデリック・ダグラス(1818-1895)は黒人の奴隷制度廃止運動家。トランプは彼が存命中であるかのように話した。
※8.『我が闘争』はヒトラーの著書。
※9.バノンは「影の大統領」とも呼ばれていた。
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ドナルド・トランプ(目次)
あらすじ…大坂落城時に落ちのびた浪人の山上順助は、ひょんなことから桐の紋のある小袖と短刀を手に入れる。
この後、山上順助は入手した(正確に言えば強奪した)アイテムを使って豊臣秀頼を騙ってゆくのですが、そもそもこの人物はどうしようもないダメ人間として描かれています。酒好き女好きだけならまだしも、戦意はなくて「彼は最後まで持ち場からの脱走を考えていた」(P411)という有様。又、ここには一々書きませんが、逃走時にも色々と悪行を働きます。
もちろん本作は豊臣秀頼薩摩逃亡説を材に採ったフィクションですが、大坂城内にはこういった輩も来ていたことは想像に難くない。真田幸村や後藤又兵衛などのような「英雄」だけが来ていたわけではない、ということですな。
【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社
監督:J・J・エイブラムス
出演:デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、ハリソン・フォード、マーク・ハミル
原題:Star Wars: The Force Awakens
備考:SF、エピソード7
あらすじ…ルーク・スカイウォーカーが姿を消した。銀河帝国軍の残党ファースト・オーダーはルークの行方を追っていた。
カイロ・レンとハン・ソロの関係を書いてしまうとネタバレになるんじゃないかと思っていたのですが、この「フォースの覚醒」を実際に観ると、割と早い段階でその点が明らかにされていて、そこは意外に感じました。さすがに「帝国の逆襲」の時のようにクライマックスで明かされる、なんてことにはならずとも、もうちょっと引っ張ってもよかったかなと思わないでもない。
とはいえ、この作品では旧キャラ(レイア・オーガナ、C-3PO、R2-D2など)や新キャラ(フィン・レイ、BB-8)、ミレニアム・ファルコンにデス・スターなど色々と盛り込んでいるから、それらの洪水に圧倒されてしまい、先述の点は半ばどうでもよくなってきました。
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スター・ウォーズ(目次)
あらすじ…徳川方の砲撃が大坂城の天守を直撃し、淀殿はパニックに陥って和議を訴える。息子の豊臣秀頼はたしなめるが、母に押し切られてしまう。
秀頼はどうしようもない無力感にとらわれ、気力が萎えていくのを感じた。(P351)
私も本作を読んでいて、そんな感じに襲われました。とはいえ、そもそも秀頼はお坊ちゃん育ちで、「英雄」でも「勇将」でもない。彼にその種の期待をするのは…いや、まあ、大坂方の武将たちは期待してたんでしょうけどねえ。
【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社
監督:岡本喜八
出演:仲代達矢、団令子、砂塚秀夫、天本英世
原作:都筑道夫
備考:アクションコメディ
あらすじ…大学講師・桔梗信治のもとに、溝呂木博士の殺し屋たちが次々に襲いかかる!
主人公の桔梗信治と行動を共にする人物に「大友ビル」という者がいます。大友ビル…これはオートモービル(自動車)をもじったものだな、多分。
それから、この大友ビルが、自分は顔が広いと言った時に画面が彼の顔にズームして更に引きのばされます。顔が広いという比喩を映像で直接表現しています。
次に、主人公について。彼は殺し屋たちを次から次へと返り討ちに。それはもう、「お前本当にただの大学講師か?」とツッコミを入れたくなるくらいの手際の良さです。ただ、心理学を教えているだけあって、心理分析は鋭い。
最後に、どんでん返しの連続について。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、「実は○○は××だった」というのがたて続けに展開されます。しかしそれらも、どこからが本当でどこからが嘘かよくわからない。
ここに至って観客は煙に巻かれてしまいます。
ともあれ、この作品全体にユーモアがあふれているので、あまり難しいことは考えずに視聴した方がいいでしょう。
トランプモノのコメディ作品では家族もネタにされることがあります。トランプ大統領は「一門」を重用しているから、彼らも風刺の対象になってしまうのです。
そこで補助資料として簡単な家系図を作っておきました。こうして見ると…複雑な家庭事情ですな。
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ドナルド・トランプ(目次)
あらすじ…大坂へ馳せ参じた真田幸村は度々献策するが、容れられない。
幸村の家臣として穴山小助が登場。彼についての説明は本作ではちょっと見当たりませんが、おそらく真田ファンには説明するまでもないのでしょう。尚、他の十勇士は登場しない模様。
それはさておき、幸村の献策が容れられない、というのは、大坂方における彼の存在感がそこまで大きくなかったということの表われなのでしょう。
と同時に、大組織の中で自分の計画を実行させるだけの政治力を幸村が持ち合わせていなかったと言えなくもない。真田幸村が大坂場内で根回しに奔走するという姿はイメージしにくいですな。
【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社
監督:森一生
出演:市川雷蔵、野川由美子、成田三樹夫、小池朝雄
原作:藤原審爾『前夜』
備考:フィルム・ノワール
あらすじ…小料理屋を営む塩沢は、実は凄腕の殺し屋。木村組組長から対立する組長・大和田の暗殺を請け負い、成功させる。そんなある時、塩沢はひょんなことから転がり込んできた圭子と、木村組の前田と組んで…。
主人公の塩沢は寡黙な殺し屋です。これはアラン・ドロン主演の映画「サムライ」の殺し屋ジェフ・コステロと共通します。ただ、違いがあるとすれば、コステロの過去が一切描かれていないのに対し、こちらの塩沢は古い写真を見せることによって戦争中は戦闘機のパイロットだったことが観客に明かされます。
尚、その古い写真には若い頃の大和田も一緒に写っているらしく、大和田と塩沢は因縁浅からぬ関係だということを示しています。とはいえ、映画ではそれ以上深く掘り下げることはせずに済ませており、多くは語られません。まあ、そっちの方が塩沢にミステリアスさが出るか。
それから、クライマックスのアクションシーンも面白い。ベルトを鞭のように振るって戦うなんて、私は初めて見ましたよ。
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あらすじ…尾羽打ち枯らした老将・和久宗是(わくそうぜ)が奥州の伊達政宗のもとへ身を寄せる。政宗は宗是を二千石の高禄で召し抱え、小姓の桑折(さおり)小十郎に彼の世話を命じる。小十郎は不満だったが…。
小十郎は宗是のことを全く知らなかったのですが、実は凄い人物だということが途中で明らかにされます。小十郎は物語開始時点では元服前の少年であり、和久宗是というマイナー武将を知らなくてもやむをえまい。
いや、寧ろこれだけ若い(したがってそれだけ無知な)人物の視点から描くことで、宗是の凄さを浮かび上がらせる効果があるのかもしれません。
【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社
監督:カール・シェンケル
出演:アルフレッド・モリナ、メレディス・バクスター、レスリー・キャロン
原題:Murder on the Orient Express
原作:アガサ・クリスティ『オリエント急行の殺人』
備考:ミステリー
あらすじ…エルキュール・ポアロがオリエント急行に乗っていたら殺人事件が発生。ポアロが捜査に乗り出す。
まずは登場人物一覧を掲載しておきます。原作小説とは異なりますのでご注意を。
【登場人物一覧】
エルキュール・ポアロ…………名探偵。
ウォルフガング・ブーク………鉄道会社の重役。ポアロの友人。
サミュエル・ラチェット…………アメリカ人の金持ち。殺害される。
ウィリアム・マックイーン………ラチェットの部下。
ボブ・アーバスノット…………IT会社のCEO。
メアリー・デベナム……………救援活動家。
フィリップ・フォン・ストラウス…モナコの貴族。ヘレナの夫。
ヘレナ・フォン・ストラウス……モナコの貴族。フィリップの妻。
スラ・アルヴァラード…………南米の独裁者の未亡人。
キャロライン・ハバード………女優。
トニー・フォスカレッリ…………イタリア人セールスマン。
ピエール・ミシェル……………車掌。
ヴェラ・ロサコフ………………宝石泥棒。ポアロに求婚する。
今作は現代が舞台ということで、VHSビデオやノートパソコンなどが登場しますし、特にパソコンは捜査で活用されています。又、登場人物たちの設定も現代風にアレンジされています(例:軍人→IT企業のCEO)。
それから、エルキュール・ポアロの髪がフサフサで背もそこそこ高い。これはデヴィッド・スーシェ版ポアロとは対照的と言えるかもしれません。
それにしても、序盤でヴェラ・ロサコフがポアロにプロポーズしたのには驚きましたな。一般的にプロポーズは男性が女性にするものとされていますが、その逆をやってみせています。これは女性が強くなった現代ならではのことであると同時に、ヴェラがそれだけ「積極的」な女性であるということを示しているのでしょう。
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・オリエント急行殺人事件(1974年)
あらすじ…徳川方との対決が迫る中、薬師寺閑斎は木村重成の後見をすることになる。
薬師寺閑斎という老人の視点から、木村重成という若武者を描いています。ただ、閑斎は夏の陣で重成が出撃する姿を見送るのを最後に、物語の舞台から姿を消します。重成の最期の華々しさとは対照的な扱いと言えるかもしれません。
【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社
監督:デヴィッド・エアー
出演:ウィル・スミス、ジャレッド・レト、マーゴット・ロビー、ジョエル・キナマン、ヴィオラ・デイヴィス
原題:Suicide Squad
備考:アメコミSFアクション
あらすじ…政府高官のアマンダ・ウォラーが凶悪犯たちを集めて特殊部隊(スーサイド・スクワッド)を結成させる。
デッドショットにハーレイ・クイン、キラークロックなど、これだけアクの強い者たちを無理矢理集めて果たしてまとまるのだろうか? もちろん、全然まとまらずに機会さえあれば逃げ出そうとする始末。まとまりのなさはアベンジャーズ以上でしょうな。
そんな彼らをまとめようとするフラッグ大佐は、上司(アマンダ)がアレなこととも相まって、いつかストレスで胃に穴があいてしまうかもしれません。
それから、これは物語前半で描写されるので言ってもネタバレにはならないと思いますが、特殊部隊の一員としてこき使われようとしていたエンチャントレスが脱走します。無理矢理やらせようとした結果がこれだよ。
最後に、ジョーカーについて。
物語の中盤でジョーカーが乗っていたヘリが撃墜されて、ジョーカーは死んだとみなされます。だがちょっと待ってほしい。あれほどの人気キャラが、こんなところでくたばるとは思えません。寧ろ、私なんかは「どうせ生きてんだろ」と白々しくなりましたわ。
尚、今回ジョーカーを演じているのはジャレッド・レトですが、映画「ダークナイト」でジョーカーを演じたヒース・レジャーとの比較をよく聞きます。ヒース・レジャー版ジョーカーとジャレッド・レト版ジョーカーが対決するファン・フィルムがあるくらいです。
両者の優劣はここでは論じませんが、ジャレッド・レト版ジョーカーが大活躍を見せるのはまだまだこれからだぞ、ということは指摘しておきます(ヒース・レジャーは死んでしまった!)。
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あらすじ…高台院湖月尼は豊臣恩顧の将7人を招集する。そして秀吉が臨終の際に述べた言葉と大坂城の絵図を示し、秀吉の謎の言葉に大坂城の抜け穴の手がかりがあるらしいからそれを突き止めてくれと頼む。浅野長政らは解明に乗り出すが…。
大坂城の抜け穴を突き止めるという謎解きが提示されるのみならず、解明に乗り出した者たちが次々に殺されることで「犯人は誰か?」というミステリー要素が追加されます。
それらの謎の答えについてはネタバレ防止のために伏せておきますが、そもそもの疑問を一つ。高台院湖月尼は豊臣秀吉の正室で、北政所(きたのまんどころ)と呼ばれた人物です。その彼女なら大坂城の抜け穴くらい、とっくに知っていてもおかしくないんですがね。
【参考文献】
司馬遼太郎 松本清張ほか『決戦! 大坂の陣』実業之日本社
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/rJ6WuWeBoY8
出演:ジョン・セナ
原題:Through Donald's Eyes - SNL
備考:コメディ
あらすじ…朝、トランプ大統領が目を覚まして執務室へ行く。
トランプの主観視点で描かれるので、トランプがイケメンになっています。従ってここでトランプを演じているのはアレック・ボールドウィンではなくジョン・セナです。
そのきれいなトランプが自分に向かって「愛してる」って、どんだけナルシストなんだよとツッコミを入れたくなりますな。
【主要登場人物】
ドナルド・トランプ………第45代アメリカ大統領。
メラニア・トランプ………ドナルド・トランプの妻。
マイク・ペンス……………副大統領。
ケリーアン・コンウェイ…大統領顧問。トランプのカウンセラー。
【拙訳】
メイド「おはようございます、トランプさん」
テレビ「大、大成功、素晴らしい、勝利、地滑り、フォックスニュース」
テレビ「ファッションでは大きなブカブカのスーツと長い赤いネクタイ、大きな成功…」
失敗ニューヨークタイムズ「間違った報告、偏っている。嘘、嘘、嘘」
スタッフ「トランプ」
スタッフ「トランプさん」
テレビ「ありがとうございます。トランプは悪者です。トランプは嘘。トランプは何もできない」
スタッフ「負け犬」
スタッフ「今はみんなお前を憎んでいる」
スタッフ「負け犬」
(ツイッターで)メディアはバカ。トランプは王。メディアは悪。悲しい。
メラニア「愛しているわ、ドナルド。私は幸運な女。私はあなたのおかげで美しい。私は幸運な女」
ペンス「マイク・ペンスです。仕事をして下さい。義務です、注目して下さい、他の人たちに。トランプではない他の人たちに。多くの人たちに」
コンウェイ「ケリーアンです。あなたのファンがあなたに会いたがっています。あなたのファンと話してあげて」
支持者「私はトランプに投票しました。あなたは直してくれるでしょう。約束です。約束したことです。約束したことを待てません。ハリウッドのモデルたちはあなたの人民ではない。私はあなたの人民です」
コンウェイ「来て、来て、ケリーアンが治してあげる。ママは何でもするの。ママはあなたのために生きている。眠りなさい。眠って夢を見なさい。お気に入りの夢を」
きれいなトランプ「愛してる」
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ドナルド・トランプ(目次)
「O-CHA-NO-MA CINEMA」(P56-57)に掲載の映画「希望のかなた」(P56)の監督の欄にアキ・カウリスマキの名前が。こんなところで出てくるとは…なつかしいな。この人の監督作品ならば何本かレビューしましたっけ。
それから、「CINEMA O-CHA-NO-MA REVIEW」(P80-81)に映画「江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間」(P80)が。あのカルトムービーがDVD/ブルーレイでついに…!
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/dLYfwprjtog
出演:アレック・ボールドウィン、カイル・ムーニー、ヴァネッサ・ベイヤー、ピート・デーヴィッドソン
原題:Trump People's Court - SNL
備考:コメディ
あらすじ…トランプが裁判を起こす。
どんな裁判かというと、イスラム圏の国々からの入国を禁止する大統領令が憲法違反だとして執行停止になった件についてです。
尚、傍聴席には当たり前のように死神が座っていますが、とりあえずそれはスルーさせていただきます。この死神は別の話にも登場するので、そちらを取り上げる機会があればその時に触れたいと思います。
それにしても、トランプがプーチンを裁判所に呼び出してみせるとはたまげたなあ。彼とは一体どんな取引をしたんだ?
【拙訳】
ナレーション「こちらは原告のアメリカ合衆国大統領。彼は正義を訴えています。彼は広くチェックされない権力を求めています。果たして得られるでしょうか?」
ナレーション「こちらは被告団。第9法廷の3人の判事です。彼らはトランプの禁止令を聞き、憲法違反だと言いました。彼らはこの国に悪臭を放つことを許していると非難されています」
廷吏「全員起立。判事殿、真実と全体の真実を話し、真実以外のものを話さないと神にかけて約束しますか?」
判事1~3「約束します」
廷吏「大統領は?」
トランプ「私は大丈夫だ」
廷吏「着席」
裁判官「結構、ありがとう。まず最初に、トランプさん。これはテレビの裁判だということは理解していますか?」
トランプ「それはOKだ。私はテレビの大統領だ」
裁判官「あ、はい。あなたの入国禁止令は憲法違反だとして再度拒否されています。はい、どうぞ。私たちはここで何をしているんですか?」
トランプ「ええと、ありがとう。判事殿。あるいは女判事を何と呼ぼうか? スチュワーデス? そういうものとか? 私は素晴らしい入国禁止令に署名した。読ん…読んでないけど。でも署名した。人々は私が紙片を持っているところを写真に撮った。非常に公式な。ここの判事たちは非常に無礼だ。私は正しい。彼らは間違っている。私は禁止令の復活を求め、725ドルを請求する」
裁判官「結構です。ええと、この女性は私に蛇の共同保管を頼みましたが、彼女はあなたより多くの事件を抱えています、OK? よろしい。つまり…」
トランプ「いわゆる」
裁判官「何ですって?」
トランプ「いわゆる、いわゆる判事殿」
裁判官「失礼、トランプさん。ここにいるのは3人の連邦判事です。OK? 彼らは実際に私よりリアルです。(判事たちに向かって)判事殿、あなたはどうして下院の禁止措置に同意したのですか?」
判事「裁判官殿、その禁止案は、宗教による選別を含むゆえに国教条項(※1)に違反しているというのが我々の結論でした」
トランプ「却下。却下だ」
裁判官「トランプ大統領、もう結構です」
トランプ「許可する」
裁判官「ええ、トランプさん。我々がこの禁止令を必要とする正当な理由があるのですか?」
トランプ「もちろん。簡単なことだ。悪い人たちが流入している。彼らを見ただろう、ISIS、サンバーナーディーノ(※2)、シカゴ、つまり、シカゴを見てくれ。そこは地獄だ。廷吏は私が何を話しているか知っている。ほら、ええと、そのう、悪玉、悪ガキ、つまり、悪ガキ、悪ガキどもだ。どうする?」
裁判官「あなたの主張はサッパリわかりません。トランプさん、目撃証言者をお呼びだとか?」
トランプ「はい、長年に渡って私を知っていて、すばらしい人間で、完璧な信用があります。ウラジーミル・プーチンです」
ナレーション「他国を侵略しライバルを殺した権威主義者のリーダーです。彼はトランプ大統領の長年のべたぼれ相手(※3)」
トランプ「ウラジミールはすばらしい人です。彼は私のことを誰よりも知っています」
プーチン「その通り。みんなかかって来いよ! トランプ大統領を休養させろよ、OK? この男はすごい友人だ。彼は私の小さなアメリカの格好の餌食だ。彼は私のために何でもする。彼は自分自身の国に逆らってでもやるだろう、我々を幸せにするためだけに。OK? (トランプに)これでいいか?」
トランプ「いいぞ」
プーチン「OK、マー・ア・ラゴ(※4)でまた会おうぜベイビー!」
裁判官「結構です。トランプ大統領、私はこの禁止令を読みました。OK? 急いでいるので。私は1時間以内に3つの判決を下さなければならないのです。OK? それ(証言)が助けになるという証拠はありません。ですので、残念ながら言わせていただくと…」
トランプ「解決したい」
裁判官「何ですって?」
トランプ「解決だ。裁判外で解決したい」
裁判官「大統領、失礼ですが…」
トランプ「我々は解決した。あなたもそうだ」
裁判官「いいえ。いいえ、そうじゃありません。私に発言させてください、あなたはやりすぎです。あなたに私を怖がらせるCNNの警告のない1日を求めます。いいですか? 私は―私はリラックスしてグラミー賞を観たいだけです。そして誰もそれを言ったことはないんです。審理終了、これが私の判決です」
ナレーション「裁判は第9法廷の判事たちの勝利。次回の裁判ですが、原告はドナルド・トランプ大統領、被告はノードストロム(※5)の経営者です。機会があれば…」
※1.合衆国憲法修正第1条のこと。前半部で国教を定めることを禁止している。又、後半部では言論の自由などと共に信教の自由が述べられている。
※2.2015年12月2日に銃乱射事件が発生した場所。カリフォルニア州にある。
※3.原語は"long-time crush"。
※4.フロリダ州にあるトランプの別荘。
※5.アメリカの百貨店。イヴァンカ・トランプのブランドの販売を取りやめたことをトランプに非難された。
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ドナルド・トランプ(目次)
神奈川県の博物館・美術館・水族館などのマップ。表紙を飾るのは新江ノ島水族館。
尚、よくよく見ると、掲載された諸施設のデータには入場料が書かれていませんな。とはいえ、美術館などは企画展ごとに入場料が異なったりするから、書いてないのもわからなくはない。
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/9zfZrfKk9lY
出演:ショーン・スパイサー
原題:Sean Spicer's Greatest Hits As White House Press Secretary To President Donald Trump | TIME
「面白発言集」と銘打っていても意味がわからなければどうしようもない。というわけで3日くらいかけて訳してみました。参考までにどうぞ。
【拙訳】
(1月21日)
ショーン「就任式典の写真は意図的なもので、ナショナル・モール(※1)に集まった膨大な支持者たちを最小限に見せるためのものです。かつてないほど多くの観衆が就任式を目撃したのです――終わり(※2)」
※1.ワシントンにある国立公園。
※2.ドナルド・トランプの大統領就任式の際の写真では観衆がスカスカだったが、トランプはこれをマスコミの捏造だと強弁した。
ショーン「こんばんは、みなさん。おかえり。部屋の中に愛を感じられます」
(1月23日)
ショーン「はい、我々はアメリカ国民に対して正直であらねばならないと私は信じています。我々はその事実に同意できないと私は時々思います」
(1月24日)
ショーン「ちょうど先日、彼(トランプ)はマーティン・ルーサー・キングJr.(※3)と一緒にいました。私は彼を市民の権利の指導者と呼ぶでしょう」
記者「彼(キング3世)の父(キング牧師)は市民の権利の指導者だったと?」
記者「ショーン、ショーン、幾つか質問があります」
ショーン「それではもう一つどうぞ」
※3.黒人公民権活動家のキング牧師。1968年に暗殺。トランプと実際に会っていたのはその息子のマーティン・ルーサー・キング3世。
(1月25日)
ショーン「馬鹿げている…。君は基本的に…OK、クリステン。直ちに終わらせよう。ハンター、ハンター、ハンター、違う」
(1月30日)
ショーン「それから…これだ。13年の(NSCメモ)だ。これは…2017年」
ショーン「文字通り100%同じだ」
(1月31日)
ショーン「ええと、まず最初に、それは入国禁止ではありません」
記者「彼(トランプ)はメディアが使っているその言葉を使っています」
ショーン「しかし一日の終りに(トランプが使ったのだ)。ありえない、待て待て待て、ありえない」
記者「それは彼の言葉です」
記者「大統領自身が禁止と言ったのですよ」
ショーン「わかった」
記者「彼(トランプ)が混乱しているのですか? それともあなたが混乱しているのですか?」
ショーン「いいえ、私は混乱していません(※4)」
※4.つまりトランプが混乱しているということかな?
(2月9日)
ショーン「それは私が今まで聞いたものの中で最も馬鹿げたものです。OK。これは馬鹿げている。OK。次!」
(2月23日)
ショーン「OK、質問を叫ぶことはありませんよ。大きな少年少女のように手を挙げればいいんです」
(3月7日)
ショーン「(オバマケアの廃止について)これは政府、これはそうじゃない。思うに視覚的に重要な理由の一部は、あなたが実際にその違いを見る時、これ(オバマケア)は大きな政府がすることだとわかることです」
(3月10日)
記者「ピンバッジが曲がってますよ」
ショーン「ジョン・ロバーツはいつもファッションのヒントで私を助けてくれる(皮肉)」
記者「まだ曲がってますよ」
ショーン「私に表彰台を動かさせないでくれ(≒これ以上言うと台を投げるぞ)」
(3月16日)
ショーン「違う、違う、待て、実際に…」
記者「トランプタワーが盗聴された証拠はありません(※5)。今あなたにはホワイトハウスの諜報委員会と上院の諜報委員会があります(※6)」
ショーン「違う、違う、実際ここに彼の引用が、ここに直接の引用が…『思うに非常にありそうなことだ』引用終わり。我々が『盗聴』について話す時、彼は監視の意味で言っていたのです」
記者「あなたは…」
ショーン「諜報…あー…知的階級(※7)を全く持たない男にとっての幾つかの重大な結論で…」
ショーン「アレクシス、質問をしたくないのなら、他の誰かを呼ぶこともできるぞ」
記者「それではニューヨーク・タイムズを呼んでいただけますか?(※8)」
※5.選挙期間中、当時大統領だったオバマがトランプタワーを盗聴していたとトランプが主張。ただし証拠は提示せず。
※6.本当に盗聴していたのなら、これらの組織を活用して証拠を探し出せるはずだということ。
※7."intelligence"の後に"class"と続けている。"intelligence"は諜報という意味で使われているが、この語には知性という意味もあり、"intelligence class"は知的階級(知識層)となる。
※8.2月24日、スパイサー報道官はホワイトハウスの定例記者会見を廃止し、記者懇談に切り替えた。そしてその記者懇談から、ニューヨーク・タイムズ紙やCNNテレビなどを締め出した。
(3月20日)
記者「ショーン、大統領はまだコミーFBI長官に完全な信頼を置いていますか?」
ショーン「あー、彼が現時点でそうでないと信じる理由はありません。しかしフリン将軍(※9)でさえ(選挙)キャンペーンのボランティアでした。えー、それから明らかに非常に限られた役割を果たしたにすぎないポール・マナフォート(※10)の議論があります」
記者「ホワイトハウスはポール・マナフォートとロシアの関係者もしくはロシアに支援された関係者との連絡を認識していましたか?」
ショーン「(言下に)いいえ」
ショーン「最初に、君のところの見出しは悪いものだ。書き直したいよ…。もし君たちが望むならそうしたい。もし君たちが助力を求めているならば」
記者「仕事をお探しですか?(※11)」
※9.マイケル・フリン元陸軍中将。トランプ政権では国家安全保障問題担当大統領補佐官に就任するものの後に辞任。
※10.トランプの元選対本部長。ロシアゲート疑惑でFBIに家宅捜索された。
※11.「もうすぐ報道官をクビになるのか?」という意味が込められている。
(3月22日)
記者「オバマ前大統領が悪者もしくは病人だったという(トランプの)声明の立場に、大統領は立っているのですか?」
ショーン「大統領のツイートはそれらに立脚していると思います(※12)」
※12.トランプのツイッターを会見の場で文字通りフォローしなければならない、というのは大変ですな。
(3月24日)
ショーン「税金還付―税制改革の大きな欲求があるのだと思います」
ショーン「いえいえ、我々はそうじゃないが、あなたにはロシアがいる。もし大統領が今夜自分のサラダにロシアのドレッシングをかけるならば、とにかくそれがロシアとのコネクションです(※13)」
※13.マスコミは何でもかんでもトランプとロシアとを結び付けたがっていると批判している。
(3月28日)
ショーン「あなたをウンザリさせてしまって済まない。あなたは首を振っている。私は感謝します、ですが―ですがわかります―ある時点では、事実は彼らがそうであるという、ロシアとの状況に関して敬意を持ってこの状況について説明を受けた全ての人――民主党、共和党、オバマに任命された人、キャリアは全て同じ結論に達しました。ある時点では、4月、あなたはそこに結託があるかどうかに関して敬意を持って『ノー』という答えを受け取らなければならないでしょう」
(3月29日)
ショーン「4月」
記者「それはどうもありがとう」
ショーン「今日はどうですか?」
記者「大丈夫です。あなたは?」
ショーン「すばらしい」
(4月10日)
ショーン「(シリアが化学兵器を使用したとの主張について)答えは、もし赤ちゃんにガスを吹き込んだり、無辜の民に銃弾をブチ込んだら、この大統領(トランプ)から回答を見ることになると思います。これは受け入れられない」
(4月11日)
ショーン「ほら、ヒトラーと同じくらい卑劣な誰かさん(シリアのアサド大統領)は、化学兵器を使うことに夢中ではなかった」
(4月19日)
ロブ・グロンコウスキー(※14)「ショーン、何か手伝えることは?」
ショーン「大丈夫、ありがとう」
ロブ・グロンコウスキー「本当?」
ショーン「あー、多分。大丈夫。ありがとう。すぐにまた会おう」
ショーン「大丈夫。すごいな」
※14.アメフトの選手。この日、会見場に乱入した。
(5月2日)
記者「ショーン! ショーン! ショーン! ショーン! ショーン! 来てよショーン!」
記者「ショーン! プーチンと電話してるの?」
記者「ショーン! ここに座って。待って、誰も出ないで。誰も出ないで、座って。ほら、座って待とう。ほら」
(5月12日)
記者「大統領は毎日の記者会見を中止することを検討していますか?」
ショーン「彼は多くの人々と同様、ちょっとうろたえているのだと思います。あなたとアメリカの人々のために彼が代わってやっていることを、私たちがここに来て、私たちができること全てをやろうとしています。それでも、私たちは再三再四、全ての小さな単語を解析しようとする試みを見ます。そして政策が何であるか―なぜ何かが求められているのか、あるいはこれの更新が何であるのか―を実際に把握することとは反対に『わかった』(※15)のゲーム以上のものにします。多くのうんざりがあると思いますし、それはただ大統領だけが感じるものだとは思わない(※16)」
ショーン「みんなありがとう。よい週末を」
記者「ショーン! ショーン! ショーン!(※17)」
ショーン「ありがとう、さようなら」
※15.原語は"gotcha"。スラングで「わかった」「了解」の意味。
※16.結局、何が言いたかったのかわからない。
※17.字幕では表示されなかったが、記者たちは質問を発している。訊きたいことは山ほどあるのだが、スパイサーは強引に打ち切っているのだ。
こうして訳してみると、トランプもアレだがスパイサーもアレだなという感じを受けます。類は友を呼ぶってやつですかね。ちなみにアレが何を意味するかは、賢明なる視聴者諸氏の推察に委ねます。
尚、会話は早口なので、YouTubeの設定で速度を0.75倍にして聴いた方がいいかもしれません。
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ドナルド・トランプ(目次)
表紙を飾るのは、向かって左がロン・カーター(Ron Carter)、右がケニー・バロン(Kenny Barron)。
"RON CARTER 80th BIRTHDAY: QUINTET"ってことは、このロン・カーター翁は御年80歳で公演するのか。たまげたなあ。
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/UWuc18xISwI
出演:メリッサ・マッカーシー
原題:Sean Spicer Press Conference (Melissa McCarthy) - SNL
備考:コメディ
あらすじ…ショーン・スパイサー報道官が記者会見を開く。
ショーン・スパイサーはトランプ政権でホワイトハウス報道官を務めました(ただし1年もたずに辞任)。
それから、サタデー・ナイト・ライブはアメリカのコメディ番組。ここではドナルド・トランプ大統領をアレック・ボールドウィンが演じています。今回取り上げた動画にはトランプは登場しませんが、それはまた別の機会にということで。
それにしても、ここのスパイサーは実にブッ飛んでますな。それから念のために言っておくと、スパイサー本人の記者会見の映像を後で観ましたけど、あそこまでじゃない。とはいえ、見較べてみると、スパイサーが強引に仕切るところはコメディとしてうまく表現できているのがわかります。
【拙訳】
ナレーション「続きましてショーン・スパイサー報道官のホワイトハウス記者会見です」
ショーン「はい皆さんこんばんは。静粛に! 静粛に! 静粛に! 静粛に!」
ショーン「我々が(会見を)始める前に、私自身と報道陣がロッキーなスタートを切ったことは知っています。はいはいはいはい! ある意味、私が『ロッキーなスタート』と言うのはある意味映画『ロッキー』のようだということです。即ち君たちをぶん殴るために私はここへ来たのですから! そう、その顔に!」
ショーン「それから私は良い話はしません。ですので本日は会見の冒頭で謝罪したいと思います。(ただし謝罪するのは)自分に! 君たちがここ2週間で私をどう扱ったか、そして謝罪が受け入れられなかったことを! なぜなら私は君たちと友達になるためにここにいるのではなく、スワローガムを噛むためにここにいる、名前を取るためにここにいるのだから!」
ショーン「OK、お前ら猿どもの目の前に輝くものを揺らしてやろう! (質問には)後で答えてやる!」
ショーン「皆さんご存知の通り、トランプ大統領は本日、ナショナルTVで彼の最高裁判決を発表しました。彼が部屋に入った時、群衆は彼をスタンディング・オーベーションで迎えました。それも15分間たっぷりと! (ビデオ)テープでチェックしてみなさい。みんな笑ってた、みんな幸せだった。それが彼らの反応の全てです。それに全ての女性一人一人が左右から排卵していました。誰も、誰も悲しんでいませんでした。それらは永遠の事実であり、他にもあります。X、3、4、大文字P、大文字T、8、4…いや、ちょっと待てよ。これは私のEメールのパスワードだ。忘れろ! おいこら書くんじゃない!」
ショーン「さて、大統領の本日の予定です。3時45分、大統領は『ファインディング・ドリー』のアンコール上映を主催します。OK? 忘れっぽい魚の話で、OK? みんな好きです。それから午後6時、彼は国立公園の制度を廃止するでしょう。ですが『ドリー』! いいものだ。OK。誰も質問がないなら…OK。いくつかの質問をどうぞ。『ニューヨーク・タイムズ』のグレン・トラッシュ。ブー! どうぞ」
記者1「はい、私が訊きたいのはムスリムの入国禁止(※1)についてです」
ショーン「禁止ではない」
記者1「何ですって?」
ショーン「禁止じゃない。入国禁止は禁止じゃないし禁止するものでもない」
記者1「あなたはそれを禁止だと言っています」
ショーン「なぜなら私はあなたの言葉を使っているからだ。あなたが禁止だと言った。あなたが禁止だと言ったので、今、私が言って…」
記者1「大統領がツイートしているので引用します。『もしその禁止が1週間以内に発表されたら』と」
ショーン「ああ、その通り。あなたはそう言った。彼(トランプ)はあなた(の言葉)を引用している。あなたの言葉だ。あなたがその言葉を使った時に彼はあなたの言葉を使っていて、彼はそれを再使用しているんだ。それは言葉の使用の円環で、あなたから来たものだ」
記者1「…何?」
ショーン「冗談抜きで、グレン、君はそのゲートから私と一緒に出発するつもりなのかね? 君は私のキ○タマ(※2)を蹴り上げようとして僕からそれを奪おうっていうのかい?」
記者1「いいですか、私が訊ねているのは…」
ショーン「OK。座って、グレン。それじゃあ誰か…グレンを嫌いな人、手を挙げて。早く手を挙げて。みんな、みんな、1、2、3、無限大。誰もが手を挙げたこととみんながグレンを嫌いだってことを記録しといて。それが君の話だって印刷しなさい」
ショーン「次の質問どうぞ!」
記者2「はい、お訊ねしたいのはスティーブン・バノン(※3)の国家安全保障会議(※4)参加についてです」
ショーン「OK。クソ質問だ。馬鹿げた質問だ。座れ、グレン」
記者2「私の名前はグレンじゃありません」
ショーン「君の名前はわかってる。私が言ってるのは一般的なグレンのような『グレン』だ。君の言葉だ、君の言葉だ。次の質問どうぞ!」
記者3「はい、私もスティーブン・バノンについて懸念しているんですけど、多くの人たちが、彼はこのムスリム禁止の背後にいると言っています」
ショーン「ああ、よろしい、君たちはまだわかってないな。小道具が必要かな? 私の言葉は大きすぎて、君たちに見せてやらないといかんのかな? OK、始めよう。決定が為された時、憲法が我々の大統領に多くの権限を与えた。スティーブン・バノンは重要なアドバイザー。OK? そして我々の大統領は阻止されないだろう。OK? 過激なヘラジカと小羊に対する彼の戦いにおいて!」
ショーン「他に質問は?」
記者4「はい、『ウォール・ストリート・ジャーナル』ですが、よろしいですか?」
ショーン「この、この、この、この! お前は私のように来ることはできない! CNNと同じところにブチ込んでやる!」
CNN記者「我々はフェイクニュースではない!」
ショーン「好きか? 好きか、間抜け? 好きか、間抜け? みんな落ち着け、いいな?」
ショーン「もちろん私はベッツィ・デヴォスについて多くの質問を受けています。OK? 教育長官の候補者です(※5)。そこで我々は今日、彼女をここに連れてきました。彼女ができるということを示す数少ない―数少ないシンプルな機会です。ベッツィ!」
デヴォス「こんにちは。ありがとう。はい、そこの男性」
記者5「あ、はい。これについていまだに明白な答えを得たとは思っていませんが、生徒の進捗具合を測定する上で成長と技量をどのように評価しますか?」
デヴォス「OK、はい、あー、学校については何も知りません。けど私は―私は学校がそこにあるべきだと思います。多分、キリストの学校が。そして潜在的な熊に対して壁と屋根と銃があるべきだと思います」
ショーン「ありがとう。もう充分です」
デヴォス「ありがとう」
ショーン「それでは最後に1つ質問を受け付けます。ああ、そこの負け犬君」
記者6「ええ、国際ホロコースト記念日(※6)にリリースされたホワイトハウスの声明(※7)についての質問です。その声明ではユダヤ人に言及していないのですが、あなたはそれが反ユダヤ主義だったと思いますか? …何してるんですか!? 何してるんですか!?」
ショーン「これは石鹸水で、貴様の汚れた嘘つき口を洗ってるんだ! 出てけ! まず第一に、声明、その声明はどうやったら反ユダヤ主義になるんだ? スーパーユダヤ人だと書いた人物だぞ。OK? 事実はそれ以外の様々な人たちがホロコーストで苦しんでいるんだ、ユダヤ人だけではない。ジプシーやレズビアン、その他の人たちもいる。それはお前の言葉だ。お前の言葉だ!」
ショーン「今日はもう充分だ。スパイシーはすぐにバイバイするぜ。お昼寝が必要だ。明日の記者会見のちょうど1分前に起こしてくれ。それとニューヨークからのライブだ、土曜の夜のな!」
記者6「ええ、それならもう始まってます」
※1.2017年1月27に署名された「テロリストの入国からアメリカ合衆国を守る大統領令」。
※2.原語は"nuts"だが、この語にはキン○マの意味がある。
※3.大統領顧問。後に辞任。
※4.通称NSC。バノンはこの会議の常任メンバーになったが、後に外された。
※5.2017年2月7日、上院において承認された。
※6.1月27日。アウシュヴィッツがソ連軍によって解放された日。
※7.トランプ大統領は国際ホロコースト記念日に声明を出したが、その声明では犠牲となったユダヤ人への言及がなかった。
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ドナルド・トランプ(目次)
川崎大師にお参りした際に入手。
裏表紙の地図をチェックしてみると、川崎大師から京浜急行大師線を挟んだ向こう側に自動車交通安全祈祷殿なるものがあるのを発見。ついでに行っとけばよかったかな。でもちょっと遠そうではある。
この動画は、Vimeoで観ました。
https://vimeo.com/219547655
YouTubeでも観られます。
https://youtu.be/c69BU4zdbrU
監督:アンドレア・ペコラ
原題:Dolce & Gabbana - Ortensie
あらすじ…4人のメガネ女性がトランプに興じる。
女性たちがやたらとド派手なメガネをしているなと思いました。これらのメガネはどうやら、ドルチェ&ガッバーナ(イタリアの有名ブランド)の商品らしい。
それから、原題の"Ortensie"はイタリア語で、日本語では紫陽花(あじさい)という意味なのですが、メガネにも紫陽花の意匠が施されているし、女性たちの服の模様も紫陽花、イヤリングや髪留めも紫陽花。まさに紫陽花だらけです。
表紙を飾るのは飛騨古川(三寺まいり)。よく見ると雪が積もっており、寒そうです。…と思ったら、白川郷(P07-08)や奥飛騨(P09-10)といった、もっと寒そうな景色が中にありました。雪深いですなあ。
この自主制作映画は、Vimeoで観ました。
https://vimeo.com/231721473
YouTubeでも観られます。
https://youtu.be/bsvRNEnzjEI
監督:アンドレア・ペコラ
原題:Mamuthones
あらすじ…マムソネスの祭りが行われる。
マムソネス(Mamuthones)とはイタリアのサルデーニャ島のマモイアーダで行われる祭り。仮面を着けて行進しています。いわゆるカーニバルというもので、背中に幾つものベルを背負って鳴らすのが特徴的です。奇祭ですかね。
尚、(私は寡聞にして知らなかったのですが)マムソネスは有名な祭りらしく、YouTubeで"Mamuthones"と検索すると、この祭りの映像作品が大量にヒットしました。
それから、この作品では画面に英語字幕が表示されるので、これを翻訳してみました。
【拙訳】
サルデーニャの中央部、マモイアーダでは毎年、始まりの時から古代の伝統が続く。
冬の間、昼は短くなり、夜は長くなる。
自然が止まり沈黙する時、ベルの重みが我々を大地に押し付ける。
心が飛び上がり、祭祀が始まる。
これが、我々の人生だ。
2017年12月9日(土)~2018年1月12日(金)、角川シネマ新宿にて開催。
京マチ子、若尾文子、関根恵子(高橋恵子)、渥美マリ、藤村志保など…。藤村志保出演作品ならば、当ブログでも何本かレビューしていますぞ(例:「眠狂四郎勝負」)。
ただ、今回の映画祭上映48作品の内、レビューしたものは見当たりませんな。「羅生門」なら昔観たんですけどね。
2017年11月11日(土)、23日(木・祝)開催。
このパンフレットをチェックする限りでは、上映作品のタイトルも監督も出演者も有名ではないようです。私がかろうじて名前を知っているのは「ぶきっちょ」のキャストに名を連ねている宮地真緒くらいです。
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/E6AhsYrXLew
出演:勝谷誠彦
備考:政見放送
2017年7月2日執行の兵庫県知事選挙の政見放送。
コラムニスト・勝谷誠彦氏の著書は少々読んだ記憶があるし、彼が出演しているラジオを何度か聴いたことがあります。舌鋒鋭く毒を吐きまくっていたという印象がありますな。
しかしそれらに較べると、こちらの政見放送で彼は穏やかな調子で話しています。蝶ネクタイ姿で「明るく楽しい兵庫県」って…。同じ人物が話しているとはちょっと思えませんでしたわ。
最後に付け加えておくと、この選挙で彼は落選しました。
「vol.2」
https://youtu.be/9xBML4lAU-w
【追記】
下記の落選会見では毒を吐いていました。やっぱりこの人はこうでなくっちゃ。
「勝谷誠彦【開票結果会見・完全版】兵庫県知事選挙・高橋茂」
https://youtu.be/zPcD0ZRNaCU
P15に「オイルサーディンのアヒージョ」のレシピが掲載されているのを発見。レシピの詳細は本誌の記述に譲りますが、アヒージョの具材にオイルサーディンというのは私にとっては虚を突かれた感じがしました。なるほど、オイルサーディンにそんな使い道があったとはね。
このミュージックビデオは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/1MppFqU20jc
原題:TRUMP SONG
備考:ミュージックビデオ
動画ページによると公開は2015年8月。2016年の大統領選挙の予備選初期の段階で作られたもの。
この頃はドナルド・トランプはまだキワモノ扱いで、まさか彼が大統領になるとは殆どの人間は思っていなかったはずです。実際、この作品でも彼を激しく非難するというよりは軽快に揶揄するといった趣が感じられます。
【拙訳】
トランプ! トランプ!
彼は大統領に向かって走っていると思っている
トランプ! トランプ!
彼は4回破産した
トランプ! トランプ!
彼の髪は鳥の巣みたい
彼の顔は彼の髪と同じくらいオレンジだ
彼は気候変動(地球温暖化)が現実ではないと思っている
そして彼は中国がそれを考え出したと思っている
彼は反移民を吐露する
彼のツイッターはパロディ・アカウントのようだ
トランプ! トランプ! トランプ! トランプ!
トランプ! トランプ! トランプ! トランプ!
トランプ!
トランプ! トランプ!
記者会見で拍手するためにサクラを雇う
トランプ! トランプ!
多くの有名人と炎上合戦をしている
トランプ! トランプ!
ゲイヴ・トワイライトの出演者にアドバイスする、
彼は3回も結婚しているのに
ワクチンは自閉症と関連していて、
電球は癌を引き起こすと思っている
彼はロージー・オドネルをデブと呼ぶ
彼はISISを倒すと言う
彼は国全体を運営できると思っている
だけど彼にカジノを経営させようとは(彼らは)思わないだろう
トランプ! トランプ! トランプ! トランプ!
彼は金持ち! お前はクビだ!
トラーーーーーーーーーーーーーーンプ!!!!!!
トランペティ・トランプ!
トランプ!
トランペティ・トランプ(Trumpety Trump)について少々調べてみると、どうやらそういうタイトルの絵本があるらしい。
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ドナルド・トランプ(目次)
P21に「カレーそば鍋」のレシピが掲載されているのを発見。この前、カレーそばを作ったので引っかかりました。
で、レシピをチェックすると、牛肉の他にカボチャやジャガイモなどが入っています。ジャガイモはカレーの具材として定番だからいいとして、カボチャは…あ、でも、野菜カレーの中にカボチャが入っているのを見たことがあるから、それはそれでいいのかもしれませんな。
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/4aMU4g2B_Wo
出演:ヴィダル・マグヌセン、ビャルト・ジョステイム
原題:Sherlock parody [2] - Mind Phallus
備考:ホモセクシュアル
あらすじ…ジョンがカウンセリングを受けているところへシャーロックがやってきてジョンを連れ出す。モリアーティが人質に爆弾を仕掛けており、シャーロックは精神の宮殿(Mind Palace)ならぬ精神の陰茎(Mind Phallus)を駆使して爆弾の解除を試みる。
ホモネタ注意。
タイトルの"Mind Phallus"は元ネタのドラマに出てくる"Mind Palace"(精神の宮殿。シャーロックが深い思索を行なう、シャーロックの精神世界)をもじったものですが、私はこれを「精神の陰茎」と訳しました。もっといい訳語(つまり「宮殿」に語感が近いもの)があるかもしれませんが、その種の語を長時間に渡って探すのも気が引けるのでとりあえず陰茎の語を用いることにしました。
それから、最後のモリアーティのセリフ"Hello, did you fist me?"は"(Did you)miss me?"をもじったものと思われますが、"fist"は拳という意味で、それをここでは動詞として使っているから…いや、ここは正確な訳ではなくて意訳してしまおう。
いやあ、下ネタが多いなあ。
【拙訳】
女性「落ち込んでますね」
シャーロック「わかってます」
女性「どうして?」
ジョン「親友…クソだけど…」
シャーロック:僕は死んでない。僕は尻尻尻尻生きてる!
シャーロック「ワトスン! テーブルの未来は何だ?」
ジョン「君はここにいる」
シャーロック「もし君が膠でできたボタンを押したら君にめまいを起こさせるか、生きるためにリンゴをコピー&ペーストするだろう。ふう。ここに爆弾がある。あなたのような心理学者ならこう言うだろう。結婚式でウェイターになったり、望む場所でシクシク泣いたり…」
ジョン「シャーロック」
シャーロック「気にしないで」
ジョン「どこへ行くんだ?」
シャーロック「んー、考えてみる」
シャーロック「タクシーを拾わないと。肉体の傷は究極の要注目ポイントだ」
シャーロック「芸術的なワイングラスを美術館に持ち込み、自分自身に踏み込む」
ジョン「君は生きている」
シャーロック「ブラブラブラ、最愛の人を叩けよ」
モリアーティ:お前の番だ。
シャーロック:僕は全裸だ。
シャーロック「未解決の犯罪の光景は子育て能力の無いリスのようだ」
ジョン「どこを見ればいい?」
シャーロック「膣のカウントダウン」
ジョン「何?」
シャーロック「僕にはセックス爆弾のように見える」
ジョン「バカな」
シャーロック「もしも君がバカでなければな」
ジョン「どうやって爆弾を解除する?」
シャーロック「わからない。精神の陰茎に入らなければ」
シャーロック「君の後頭部を見ているが、君の正面に向かって話している」
モリアーティ「僕の顔の正面は君の後頭部を聴いている。だから君の頭は数えない」
シャーロック「ハハッ」
モリアーティ「靴と薬が好きだ」
ジョン「シャーロック・ホームズ」
シャーロック「続けたまえ、親愛なるワトスン」
ジョン「すまん」
シャーロック「君のビーバーはどうやってハムスターの顔を噛むんだ?」
人質「愛されるのは珍しいことじゃない」
シャーロック「誰かによって」
ジョン「解決できるか?」
シャーロック「多分な。顔面の幸福を与える必要がある」
ジョン「ああ」
シャーロック「このように。事件解決。家に帰って『エレン・デジャナース』を観よう。僕が彼女を『エレン・ジャレン・ナイス』と呼ぶのを好んでいるやつだ」
シャーロック「ホモのジョークかよ」
母:昼飯にお粥はどう?
シャーロック:ペニスワッフル。
シャーロック「止まれ。ジャンピング・キスだ。僕の体の動きを読んで」
モリアーティ「こんにちは、掘っちゃった?」
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シャーロック・ホームズ(目次)
新宿南口にある商業施設NEWoMan(ニュウマン)のクリスマス・コレクションの冊子。
ここにはクリスマス商戦の目玉(と思われるもの)が掲載されているのですが、コートが9万円とか書いてあると、私なんかはそっと閉じてしまいたくなります。
新宿南口にある商業施設NEWoMan(ニュウマン)のフロアガイド。
そういえば私はここを通過するだけでロクに見ていなかったな。1Fのブルーボトルコーヒーなら話のタネに飲んでみてもいいかと思っているのですが、あいにくその機会を逃しているのが現状です。
【コーヒー映画】
・ア・フィルム・アバウト・コーヒー
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/vPLsFTOpCRU
出演:ヴィダル・マグヌセン、ビャルト・ジョステイム
原題:Sherlock parody [1] - Oklahomo [HD]
備考:ホモセクシュアル
あらすじ…ジョンとシャーロックが事件の謎解きに挑む。
ホモネタ注意。元ネタはBBCのドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」。
これを作っているノルウェー放送協会はノルウェーの公共放送で、日本でいえばNHKに当たります。それがこんなホモホモしいのを作るとはたまげたなあ。
それから、タイトルの「オクラホモ」ですが、都市伝説によるとアメリカのオクラホマ州から来たホモのことらしい。って、そのまんまじゃん!
さて、訳文を載せておきます。ただ、細かいネタまではわからなかったので、それはそのままにしておきました(例:チーズケーキ)。あと、シャーロックはショートメールでド下ネタを連発していますが、これは入力の際に検索候補で卑猥な言葉をうっかり選択してしまったから。つまり彼は普段からそれだけ卑猥な言葉を入力しているということを示しています。
【拙訳】
マイクロフト:今いいか?
シャーロック:シコってる。
シャーロック「くそっ、グルートをやらなければ」
ジョン「シャーロック」
シャーロック「ワトスン、カーテンを信じるかい?」
ジョン「何?」
シャーロック「もし僕がミニチュアキャットのように踊っていたら、君は僕を殺すか、あるいはスウェーデン製のサンドイッチを与えるか?」
ジョン「何してるんだ?」
シャーロック「依頼人だ。彼女の顔を触って信用できるかどうか調べている。こいつを見てくれ。ああ、ゴメン。ええと…これじゃない。違う」
ジョン「再起動した方がいいんじゃないか」
シャーロック「再起動はチーズケーキだ。僕の頭の中を整理する間、彼女の顔を触っていてくれ」
ジョン「シャーロック、しゃべっていい?」
シャーロック「君が触っている女性のように話せ」
ジョン「殺人事件よ」
シャーロック「彼女がローカルな雑誌に書いて出版した殺人事件は後に小説になり、映像化され、テレビシリーズになった。だがそのシリーズは評判が悪い。なぜだワトスン?」
ジョン「わからないよ」
シャーロック「何を探すべきか知るにはジャンプすることだ」
ジョン「いいぞ」
(2人、ハモりながら外出)
シャーロック「違う違う、そうじゃない。僕のやるようにするんだ」
ジョン「君のように」
シャーロック「僕のように」
(現場到着)
シャーロック「ああ、死による殺人はいつも癒される」
モリアーティ:お前は私を見つけられないだろう。
シャーロック:マ○コ顔が好き。
ジョン「面白いものがあったか」
シャーロック「いい質問だ、チビ君。君は非常に短くて、君の体のアレの長さが僕を悲しませ、変な気にさせ、かなり理解する」
ジョン「そりゃどうも」
シャーロック「小さな足を示す靴。目の上の皺は彼が数十年スープを食べてきたことを示している。鼻の上の埃。青いシャツとネクタイ。指はシンセサイザーに触ったことがないことを示唆している。髪はまるでクリスマスだ」
ジョン「で、どう思う?」
シャーロック「君の中断は僕を幸せにする」
ジョン「いや、何を見ているんだ?」
シャーロック「明らかだよ」
ジョン「何?」
シャーロック「ホモだ。我々はハムライダーを見ていた。事件解決。家に帰って『ドクター・フィル』、僕の呼び方なら『ドクター・フィリップ』を観よう」
レストレード「失礼。どうやって事件を解決するんだ?」
シャーロック「事件の解決は人々がホモかそうでないかを僕が結論付けることだ。それが君のひねり出すことのできる僕の手助けだ」
レストレード「おい」
シャーロック「君は悪いクッキー☆だ。さらばメロン頭」
ジョン「(レストレードに)すまない」
シャーロック「君はホモだ。それに君も」
母:昼飯を食べに来ない?
シャーロック:オクラホモ
シャーロック「しまった!」
シャーロック「待った。ジャンピング・キスだ」
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シャーロック・ホームズ(目次)
15面左下にこんな記事を発見。
YouTube公式アカウント「都営交通公式チャンネル」解説
というわけで早速その公式チャンネルをチェックしてみると、都バスや都電のインバウンド(外国人観光客誘致)動画などがありました。他にも色々ありますが、機会があればそれらの動画をレビューするかもしれません。
川崎市岡本太郎美術館広報誌。
企画展「岡本太郎とメディアアート 山口勝弘―受け継がれるもの」展のページに明和電機が載っているのを発見。明和電機は久しぶりに見たような気がします。
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/nkp9pPuN2gQ
出演:ピーター・セラフィノウィッチ
原題:Sherlock Holmes's Mood Swings
備考:ホモセクシュアル
あらすじ…謎を解明したホームズは、興奮してワトスンに襲いかかる。
ホモネタ注意。まあ、ホームズとワトスンは実はデキているって噂はありますからね。それがネタにされていてもおかしくはない。
それから、この動画は「ピーター・セラフィノウィッチ・ショー」というイギリスのコメディ番組の1シーンらしい。
尚、壁に掲げられている貴婦人の肖像はヴィクトリア女王。当時のイギリスの国家元首です。
最後に、和訳を載せておきます。ワトスンが襲われている時のセリフの部分は字幕が表示されないので訳すのは省略しました。
【拙訳】
ホームズ「これだよ、ワトスン」
ワトスン「何だいホームズ」
ホームズ「これを見たまえ」
ワトスン「ミス・ブーツからの手紙だ。もう9回か10回は読んだよ。何を見ればいいんだい?」
ホームズ「初歩的だよワトスン。郵便の消印の日付だ」
ワトスン「6月14日とある」
ホームズ「殺人から一週間後」
ワトスン「それがどうした?」
ホームズ「まさにミス・コーテスは犯人ではありえない!」
ワトスン「素晴らしい演繹法だ! よくやったねホームズ!」
ホームズ「ありがとうワトスン」
ワトスン「どうしたしまして」
ホームズ「ありがとうワトスン」
ワトスン「どうしたしまして」
ホームズ「ありがとうワトスン」
ワトスン「どうしたしまして」
ホームズ「…」
ワトスン「アッー!」
ホームズ「わかってくれたまえ、ワトスン。私は謎を解決すると興奮するんだ」
ワトスン「人生でこんなの初めてだよ」
ホームズ「この話はもうやめよう。今は仕事だ。ワトスン、手紙をこちらへよこしてくれ」
ワトスン「これは単純だがホームズにとってはそうではない、と」
ホームズ「静かに! この文章は右に傾いている。この筆跡は間違いなく左利きで、この筆運びは淑女にははるかに大胆すぎる」
ワトスン「それはつまり…」
ホームズ「彼女の保護者、ノード・メルバだ」
ワトスン「何てことだ。殺人犯である必要はない!」
ホームズ「賢い」
ワトスン「すごい! 君はやったんだホームズ! 謎を解決したんだ! ハッハー」
ホームズ「…」
ワトスン「アッー!」
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シャーロック・ホームズ(目次)
お台場のヴィーナスフォートで入手。そういえばお台場で昼飯を食いそびれたんだったな。ここで何か食っておけばよかったかなと、このガイドを見ながら思いましたが、それじゃあ何を食うかというと…その日の気分や体調によるので一概には言えません。
さて、ガイドの中をチェックしてみると、…麺屋空海はどこにあるんだ? と思ったら、このラーメン店は「2月 RENEWAL OPEN」とのこと。私がこれを入手した時点(2017年12月)ではまだ開店してなかったか。
このミュージックビデオは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/qW7MncL07Ds
監督:グレイ・デヴィオ
原題:Political Panic - Drain The Swamp [Official Music Video]
備考:プロパガンダ
【拙訳】
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
奴らをここから追い出せ…奴らをここから追い出せ
今日起きると、世界が一見奇妙に見える
ついに俺たちは国を取り戻したが、一部の人間は狂ってる
あいつらは過去8年がいまだに良いものだったと思ってる
アメリカが地獄になったのがわかっているにも関わらず、だ
政治家の連合体、大いに核が曲がったやつら、
ねじれたミレミアル(世代)、行進する暴徒、促進する戦争
抵抗するしか能のない若者と称する盲人が
俺たちのシステムを辱めるのをアメリカは止める選択をする
俺たちの第45代大統領トランプ、
俺たち民衆はアンタにその代表の任務を求めるぜ
USAの赤と白と青!
大統領殿、そいつは明白で、それはアンタの全てだ!
残酷な者と邪悪な者によって残された混乱を修正しろ
アンタの成功はアンタの支配と制限によって明確になる
シャワーとひげそりでアメリカをきれいにする時だ…
なぜ彼らが俺たちを『勇者たちの戦場』と呼ぶのか世界に見せるんだ!
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
奴らをここから追い出せ…奴らをここから追い出せ
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
奴らをここから追い出せ…奴らをここから追い出せ
トップから始めなければ。なぜなら民主党と共和党の両側から来るから
ゴミを取り除くんだ、ロビイストと外国の金を費やす馬鹿どもを
フードコートがモールに申請を出している
蛇とトカゲと蚊のいるところだ
そんなクソみたいなのはアメリカのどこでも御免こうむるね
戦う時だ!
ああ、「さらば」と言う時だ
崩壊の灰から立ち上がるアメリカを見ろ
俺たちの第45代大統領トランプ、
俺たち民衆はアンタにその代表の任務を求めるぜ
USAの赤と白と青!
大統領殿、そいつは明白で、それはアンタの全てだ!
残酷な者と邪悪な者によって残された混乱を修正しろ
アンタの成功はアンタの支配と制限によって明確になる
シャワーとひげそりでアメリカをきれいにする時だ…
なぜ彼らが俺たちを『勇者たちの戦場』と呼ぶのか世界に見せるんだ!
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
奴らをここから追い出せ…奴らをここから追い出せ
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
沼を排水しろ、排水しろ、沼を排水しろ
奴らをここから追い出せ…奴らをここから追い出せ
このミュージックビデオが公開されたのは、動画ページによると2017年の1月29日。トランプが大統領に就任した直後(※就任式は同年の1月20日)です。そのため、彼に大統領として何をやってほしいのかについて期待を込めて歌い上げています。
もちろん「沼を排水しろ」というのは比喩的な表現であって、アメリカに溜まった「クソみたいなもの」を掃除してくれというものです。具体的に何か(誰か)というと…歌詞の中で言及されている人たちや事象ですかね。ひょっとしたら、不法移民も含まれるかもしれません。
尚、歌詞の中に出てくる『勇者たちの戦場』は2006年のアメリカ映画で、イラク戦争から帰還してPTSDに苦しむアメリカ兵たちを描いたものだそうです。これをそのまま受け取るならば、アメリカが戦争の後遺症に苦しんでいるさまを見せるという解釈になりますが、トランプ支持者たちはこの映画について別の見方をしていて解釈が異なるのかもしれません。あるいは、原題"The Home of the Brave"の意味通り(勇者の家)にも解釈できます。
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ドナルド・トランプ(目次)
表参道イルミネーション2017のガイド。
表参道のイルミネーションは何年か前に見た記憶がありますが、今見に行ったら外国人観光客がいっぱいいるんだろうなあと思いました。昼間に行った時、いっぱいいましたからね。
このミュージックビデオは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/HAwz4W6M16w
監督:グレイ・デヴィオ
原題:Political Panic - Make America Great Again [Official Music Video]
備考:プロパガンダ
2016年のアメリカ大統領選のドナルド・トランプ応援歌。
早口のラップなので、解読の際には設定でスロー再生にして聴きました。というわけで拙訳をどうぞ。
【拙訳】
アメリカを再び偉大に、アメリカを再び偉大に
アメリカを再び強大に、アメリカを再び自由に
アメリカを再び偉大に、アメリカを再び偉大に
アメリカを再び強大に、アメリカを再び自由に
アメリカを再び偉大に
本当のアメリカ人の定義は唯一この選挙の正しい選択で国を残す奴だ
魅力ある壁を建てろ、不法移民を追っ払え
それがアメリカの時代だ。俺たちゃもううんざりだって世界に見せてやろう
なぜなら俺たちゃもう知ってるんだ、
奴隷はヒラリーがお前の友達に何をすべきかわかってないし、
アメリカの人々からEメールを隠していやがる
ヒラリー、心の曲がったヒラリー
ララララ、心の曲がったヒラリー
汚いネズミのように金をつかむことなく地獄に堕ちるデンバーのママ
アメリカを再び偉大に、アメリカを再び偉大に
アメリカを再び強大に、アメリカを再び自由に
アメリカを再び偉大に、アメリカを再び偉大に
アメリカを再び強大に、アメリカを再び自由に
経済に話を戻そう
ドナルド、彼はアメリカ人側の人々にとって最良の攻撃計画だ
借金のない銀行業
トランプ「お前はクビだ!」
仕事を得る姿を描いてみろ、追跡中のホワイトハウスの信頼を取り戻せ
ワシの上に立つアメリカの道を信頼せよ、我々は同じところにいる
海に落ちたそいつを取り戻すチャンスだ、そして闘争は正しい
彼は神秘の子だ、取引がうまいと俺たちゃ思ってる
なぜならこの言葉が出てくるのは好きじゃないかもしれないが、
仕事を終わらせるからな
ああ、スーツを着て正しい選択をする。さあ投票だ、声を上げろ
アメリカを再び偉大に、アメリカを再び偉大に
アメリカを再び強大に、アメリカを再び自由に
アメリカを再び偉大に、アメリカを再び偉大に
アメリカを再び強大に、アメリカを再び自由に
細かいニュアンスは伝えきれていないかもしれません。私は別にアメリカ政治に通暁しているわけではないので、政治ネタをいくらか取りこぼすこともあるんですわ。
それはさておき、ヒラリー・クリントンへのディスり具合がひどい。地獄へ堕ちろと言ってるようなものですからね。
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ドナルド・トランプ(目次)
映画「オペレーション・ダンケルク」なるものが掲載されているのを発見。言うまでもなくクリストファー・ノーラン監督映画「ダンケルク」に便乗しています。
尚、紹介文に、
映画会社アサイラムが描く、もう一つの『ダンケルク』!
と書いてあります。そうですか、あのアサイラムがねえ。
ちなみにアサイラムはクソ映画をいっぱい出してるところですからね。「オペレーション・ダンケルク」がクソかどうかは知りませんけれど。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/gRFUjVTcHQY
製作:レイ・ラハヴ
原題:Sherlock Spoils Everything
備考:パロディ、アニメ
あらすじ…シャーロック・ホームズが帰還し、ジョンは彼と一緒にテレビドラマを観ることに。だが、シャーロックはいつもの調子で推理を展開しまくる。
元ネタはBBCのドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」。シャーロックが帰還したところということは、エピソード3の第1話「空の霊柩車」のあたりだと思われます。
それはさておき、彼らが視聴しているドラマの元ネタもある程度は知っていないと意味がわからない。かく言う私も、動画ページの説明文を読んで「マッドメン」なるものを初めて知りました。他は推して知るべし。
それから、最後はホモネタに注意。
翻訳しておきましたが、ネタバレを含むのでご注意下さい。
【拙訳】
ジョン「シャーロック、おかえり」
シャーロック「ああ、死ぬことは退屈だった」
ジョン「うん、君がいなくなっていた間に見逃していたドラマを一緒に観られるね」
(ブレイキング・バッド)
シャーロック「ウォルトがあのガキに毒を盛ったぞ、ほら」
ジョン「何だって?」
シャーロック「彼の手を見ろ。彼は笑い続けている。彼はクスリを作った後にするように手を洗ったが、花の自然の香りには慣れていない。彼もまたボタニアック百科事典を持っている。ベッドルームにあるのを何度か見た。『谷間の百合』がエピソードを通して隠されている」
ジョン「ダメだよシャーロック」
(マッドメン)
シャーロック「バマー」
ジョン「な、何だよ!?」
シャーロック「ドンがまたズルしてる」
ジョン「何? 違う、彼はメーガンを愛している」
シャーロック「電話で彼がどう答えているか見てみろ。彼は前にドアを見て、しゃべる時に声の調子が上がった。誰かが盗聴しているが自分の妻ではないと思った。彼の顔に注目すると、反対側に睡眠皺がある。これは彼が使い慣れていないベッドの側で眠ったことを意味する。彼の煙草は一本だけ短い。これは彼がいつもより一本多く吸ったことを意味する。彼はストレスを受けていないようだから、明らかに激しいセックスをしたことを意味する」
ジョン「嫌いだ」
シャーロック「おいおい、真実だぞ!」
シャーロック「マスカはデクスターを知っている」
シャーロック「ダンがゴシップガールだ」
シャーロック「ニックとジェスはやらないだろう」
シャーロック「ホドアは偽っている」
シャーロック「彼が殺人犯。彼女は母親。彼らはずっと死んでいた」
ジョン「シャーロック! 君はテレビドラマを一緒に観る時くらい推理を抑えてくれないのかい?」
シャーロック「もちろん可能だ」
ジョン「それならどうして!?」
シャーロック「なぜなら君にテレビを消してベッドに来てほしいからだ」
ジョン「なん…だと…?」
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巻末の奥付によると本書は2010年7月30日初版第一刷発行。即ち、東京スカイツリー完成前(※2012年竣工)であり、本書掲載の東京スカイツリーの写真はいずれも建設途中のものとなっています(表紙を飾るのはおそらくCG合成)。
東京スカイツリーが完成前から名所になっていたことが、本書からうかがえます。
【参考文献】
『下町新名所 見る・撮る・食べる 東京スカイツリー』日本出版社
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/FdZZIbUklDA
監督:ティモシー・トロイ
出演:ビル・フェリス、ダン・マグワイア、マーク・シャロウ、ジェイソン・スター
原題:Batman: A Death In the Family
あらすじ…ジョーカーにロビンを殺されたバットマンは、ジョーカーを殺そうとする。
ここでジョーカーに殺されたのは、2代目ロビンことジェイソン・トッドだと思われます。ちなみに彼は後年、レッドフードとして復活するのですが、それはまた別の話。
尚、スタッフロールにはこの話の出典が明記してあり、典拠となる作品の邦訳がどこかに存在するものと思われます。ただし、私はそちらは未見です。
それにしても、悲しい話ですねえ。悪との戦いは命がけです。
【拙訳】
ジョーカー「かわいい仲間の翼をへし折った。子供を育てるのは難しい。あいつらはいつもヤクに手を出す」
バットマン「黙れ!」
ジョーカー「彼は哀れな子供みたいに泣いた。バット、泣いたことある?」
バットマン「やめろ! やめろ! 笑うな! お前のジョークはもうたくさんだ! 今夜、終わりにしてやる」
ジョーカー「おー、マジかよ、助けて~」
ゴードン「神よ…」
ジョーカー「助けて~」
バットマン「起きろジョーカー!」
ジョーカー「くそ!」
バットマン「こっちを見ろ」
ゴードン「手を放すんだ。バットマン。やめろ。今自分がやろうとしていることを考えてみるんだ。いいか、私は君を止めることはできないが、友人として忠告することはできる。君が今までやって来たこと全てを放り投げてはいけない。長年、殺人者にならないでやってきたはずだ。一線を超えたらそれが嘘になる。我々はジョーカーとは違うんだ」
バットマン「…」
ゴードン「秘密の宝が両方とも失われた。彼は私の部下を数え切れないくらい殺した。行こう。どちらも復讐を望んでいたが、今の私にはそれをさせることはできない。彼を勝たせるわけにはいかない(※)」
バットマン「我々が彼を放った時にどれだけ多くの嘘があったか」
ゴードン「さあな。自分を大切にしろ」
※バットマンがジョーカーを殺せばバットマンは殺人を犯すことになる。それは即ちバットマンの敗北でありジョーカーの勝利となる、ということか。
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バットマン(目次)
あらすじ…なみはずれて気前のいい貴族タイモンは、莫大な財産を人々のために惜しみなく使う。華やかな宴、高価な贈り物。しかし、その裏で財政は破綻していた。急転直下の状況で、掌を返す取り巻きたちに対してタイモンが取った極端な行動は……。(裏表紙の紹介文より引用)
第四幕第三場でタイモンが土中から埋蔵金を掘り当てたくだり(P122)を読むに至って、芥川龍之介の短編小説「杜子春」を想起しました。
どちらも主人公の男は大金持ちだったのが、浪費の果てに素寒貧になると取り巻き連中は手のひらを返して離れてゆくが、主人公は埋蔵金を掘り当てる、といったところが共通しています。ただし、共通しているのはそこまでで、その後の金の使い道や物語の結末は全く異なります。そもそもこの時点でタイモンは正気を失っていたし、古代ギリシアに仙人は登場しませんからね。
【参考文献】
松岡和子訳『アテネのタイモン シェイクスピア全集29』筑摩書房
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シェイクスピア(目次)
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/sNQ4altusEs
出演:アリッサ・デーヴィス、アンドリュー・マッカモン
原題:If HARLEY QUINN & JOKER Were a Normal Couple: Awkward Car Chase
備考:コメディ
あらすじ…ジョーカーとハーレイ・クインがドライブ中に車のガソリンがなくなりそうになってしまう。
映画「スーサイド・スクワッド」で二人の乗る車にバットマンがやってくるシーンがありますが、そのシーンが元ネタです。つまり、画面には登場しませんが、車の上に乗っているのはバットマンです。
それはさておき、この作品は2分半と短いです。翻訳する場合、短い方がありがたいのですが、一視聴者としてはボリューム不足の感は否めない。
というわけで、訳しておきました。元ネタの「スーサイド・スクワッド」を観ていたので理解はしやすかったです。ただし、映画の字幕とは異なるのでご注意を。例えばハーレイ・クインがバットマンを「バッツィ」と呼ぶところはそのままにしてあります。
【拙訳】
ジョーカー「誰かいるぞ」
ハーレイ「わあ~バッツィバッツィバッツィ…」
ジョーカー「落ちた!」
ハーレイ「お見事、プリンちゃん!」
ハーレイ「…ない」
ジョーカー「ん?」
ハーレイ「ガソリンがもうない。ないったらない」
ジョーカー「大丈夫、もうすぐ家だから」
ハーレイ「大丈夫じゃないわよ。ガソリンがもうないの。今朝あなたが満タンにしてくれたと思ってたのに」
ジョーカー「今朝はそんな時間なかったんだ。いいか、俺はいろんなことしなきゃならないから忙しいんだ」
(ピコーン)
ジョーカー「もう一度点灯したら、ガス欠になるまで普通は22マイルだ。本当だよ。多くの車は22マイルなんだ」
ハーレイ「本当だとは思えない」
ジョーカー「本当だよ。俺は本当のことを言ってるんだ」
ハーレイ「5分以内にガソリンスタンドに行って満タンにした方がいいわ」
ジョーカー「ああ、そうだ。そうだな。その通りだ。ガソリンスタンドがないか見てくれ」
ハーレイ「ウォーターフロントに行くなら帰宅途中にBPがある」
ジョーカー「ああ、そうか。BPってどうなの? つまり、BPでいいのかなって。ほら、シェルとかモービルとか色々あるしさ」
ハーレイ「全部は知らない」
ジョーカー「わかった。でもBPはやめない? BPって感じがしないんだ。BPのことは忘れるべきだと思うんだよね」
ジョーカー「あと22マイル、車の話をしないと」
ハーレイ「うん」
ジョーカー「俺は数字を投げて…」
(ガシャン)
ハーレイ「おバカなコウモリ! 夜のデートなのに!」
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日本の文学史を乙女視線からとらえたもの。
女性の恋愛を取り上げるのは無論のこと、腐女子目線の男色も健在。例えば『好色五人女』「恋の山源五兵衛物語」について書いたくだり。
美女だけでなく、美少年も大好きだった井原西鶴が恋の舞台に選んだのは、男色のメッカ・薩摩でした。(P135)
西郷隆盛×大久保利通のカップリングはさすがの私も知ってましたけど、薩摩が男色のメッカだったとは…たまげたでごわすなあ。
ちなみに、井原西鶴の作品には『男色大鑑』というタイトルからしてそのものズバリのものがありますが、本書ではこれには言及していない模様。
【参考文献】
堀江宏樹・滝乃みわ『乙女の日本史 文学編』実業之日本社
監督:ロバート・バトラー
出演:ピーター・フォーク、ジャック・キャシディ、ミッキー・スピレーン、マリエット・ハートレイ
原題:Columbo: Publish or Perish
備考:ミステリー
あらすじ…出版社社長のライリー・グリーンリーフは、人気作家アラン・マロリーと契約していたが、マロリーは契約切れに際して別の出版社に切り替えようとしていた。ライリーは作家志望のエディを使ってマロリーを殺害させる。
まずは原題について。
"Publish or Perish"とは学会の言葉で、「発表せよ、さもなくば滅亡せよ」という意味。つまり、学者は研究成果を発表し続けなければ生き残れないぞ、というものらしい。
ただ、今回の話は学界ではなく出版界の話であり、しかも"Publish"には「出版する」という意味もあるから、ここでは「出版せよ、さもなくば滅亡せよ」といった意味になるものと思われます。
尚、邦題の「第三の終章」についてはよくわからず。
次に、時代背景について。
実行犯のエディはベトナム帰還兵で、マロリーが書いていた新作小説はベトナム戦争を描いたものでした。つまり、ベトナム戦争が色濃く影を落としているのです。
このドラマが製作された1974年といえばベトナム戦争の末期で、アメリカ軍はベトナムから撤退し続けている時期に当たります。ちなみに翌年(1975年)にはサイゴン陥落、北ベトナムの勝利(アメリカの敗北)でベトナム戦争は終結します。
そういう時期にベトナム戦争の小説を出すというのは実にタイムリーですな。
アニメ映画「GODZILLA 怪獣惑星」と大山がコラボ。2017年11月1日(水)~12月10日(日)開催。
さて、こうして改めてゴジラを見ると、大きくなったものだと思わざるをえない。ゴジラは元々大きいけれど、それよりさらに巨大化したということです。初代ゴジラの何倍のサイズになってるんだ?
【ゴジラ映画】
・GODZILLA ゴジラ(2014年)
監督:リチャード・クワイン
出演:ピーター・フォーク、ロバート・カルプ、ロバート・ミドルトン、チャック・マッキャン、ルイーズ・ラサム
原題:Columbo: Double Exposure
備考:ミステリー
あらすじ…バート・ケプル博士は経営者のヴィック・ノリスを脅迫していたが、ヴィックから告発すると言われる。そこでケプルはサブリミナル効果を用いてヴィックを殺す。
原題"Double Exposure"は「二重露出」という意味で、写真加工のテクニックの一つです。ただ、このタイトルだとちょっとわからない。
一方、邦題の「意識の下の映像」はサブリミナルを指しているのは明らかです。
ところで、ヴィック殺害現場に駆け付けたコロンボは腹ペコだったとのことで、そこにあったものをバクバク食べています。一般人ならば殺人事件を目の前にすれば食欲なんか失せるんでしょうけど、コロンボのようなベテラン刑事ならばもう慣れっこなのでしょう。
それはさておき、物語の中盤でケプルがコロンボに、買い物する気があるのかどうかは見ていればわかるといったようなことを述べています。
これを聞いて私はハッとしました。そういえば私も何か買い物をする場合と漫然と見ている場合とでは店内の行動パターンが異なりますわ。見る人が見たらわかっちゃうんですねえ。
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