『あいぼりー 2017 Sep. 104』京王電鉄株式会社
「INFORMATION」(P21)に「トリエ京王調布が9/29(金)にオープン!」という記事がありました。
トリエ京王調布にはA館、B館、C館があり、B館にはビックカメラが入っているのですが、そこに行ってみると、広さと品揃えでは新宿のビックロの方が上だな、というのが正直な感想です。
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「INFORMATION」(P21)に「トリエ京王調布が9/29(金)にオープン!」という記事がありました。
トリエ京王調布にはA館、B館、C館があり、B館にはビックカメラが入っているのですが、そこに行ってみると、広さと品揃えでは新宿のビックロの方が上だな、というのが正直な感想です。
特集記事は「六本木で、アートショッピング」(P08-14)。
どうせ高いんだろうなあと思って読んでみると、最初にアンティークウォッチ(P09)が出てきて軽く10万円を超えるものばかり…。その次のアートな日用品(P10-11)もアートグッズ(P12-13)もやっぱりお高め。もちろん最後のアート&デザインブックも少部数発行だから値段が高い。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/lRPu8jL8TKA
監督:エリカ・スミス
出演:ビリー・クミールウスキ
原題:Macbeth: Dagger Speech
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…夜、一人になったマクベスは短剣の幻(a dagger of the mind)を見る。
この作品で描かれているのは第二幕第一場の後半部分。マクベスが一人になってからです。
さて、ここでマクベスは2度、笑います。一度目は目の前に出現した短剣が幻だとわかった時、そして二度目は実はそれは自分が帯びていた短剣だったと知った時です。どちらも嘲(あざわら)うような感じがあります。
それにしても、マクベスの目がイッちゃってるよ…。この辺の演技はうまいなあ。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/EVciE7iSASQ
監督:ベン・ドリスコル
出演:クリス・ハークネット
原題:Macbeth Dagger Speech Act 2, Scene 1
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…夜、一人になったマクベスは短剣の幻(a dagger of the mind)を見る。
動画ページの説明文によると、エクセター・カンファレンス・センターでのライブを収録したものだそうです(※エクセターはイングランドの都市)。そんなわけで、観客(?)の頭部が映り込んでいたりします。又、音声も少々こもってしまっています。
さて、この作品で描かれているのは第二幕第一場の後半部分。マクベスが一人になってからです。この時彼はダンカン王を暗殺しようとしていたのですが、心にはまだ迷いがありました。この作品ではマクベスが酒を飲み干す演出が入っていますが、これはつまり、アルコールの力を借りて心を奮い立たせようとしたのでしょう。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
2017年8月1日(火)~10月31日(火)開催。スタンプを押す場所は成田山新勝寺、川崎大師平間寺、高尾山薬王院。
私はこれら3カ所すべてにお参りしたことがありますけど、どこも遠いんですよねえ。しかも、それぞれの場所には見所も多いから、きちんと見て回るとそこだけで丸一日潰れてしまいかねない。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/mvZfbZtr7qw
監督:デーヴィッド・ドーハン
出演:デーヴィッド・ドーハン、カリン・ミランダ、デクスター・ダックワース、サニーサ・ヴァラセアディ
原題:Macbeth Act III Scene 5
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…3人の魔女のところへ、ヘカティー(ヘカテ)がやってくる。
ヘカティーの言葉を簡単にまとめると、マクベスがやってくるから準備しておけ、というもの。
この場面の直前の第三幕第四場でマクベスは暗殺したバンクォーの亡霊を前にして正気を失っており、精神的に追い詰められていたはずです。そんな時にすがるものはというと…預言を与えてくれた魔女たちってことですか。
さて、この作品を観ると、ヘカティーの服装が結構ボロい。女神ならもうちょっといいのを着ればいいのに。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
「沿線街さんぽ」(P22-25)では用賀を取り上げています。
東急田園都市線の用賀駅は地下にあるのですが、その駅前(?)の地下のファストフード店で昔、昼飯を食べたことがありましたっけ。店の名前もバーガーの味も忘れてしまいましたが、今もあるのかなあ。
ちなみに、本誌で取り上げられているようなシャレオツな飲食店には行ってませんわ。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/mkEZZ6Nfr_s
監督:デーヴィッド・ドーハン
出演:ギャレット・マロリー、キャロライン・ベンハム、デクスター・ダックワース
原題:Macbeth Act III Scene 5
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…マクベス主催の宴会場にバンクォーの亡霊が現われ、マクベスは錯乱する。
宴会場の背景はステンドグラスがあって、それはそれでいいのですが、残念なことに逆光です。これはちょっと見にくいです。
あと、後半のマクベスの長尺のセリフが棒読みですが、これはまあ仕方ないか。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/F4rDWy6pcJU
出演:フローレンス・ジーセマー、クリスティーナ・ジョースト、ファニー・ホル
原題:Macbeth - Act 3 Scene 4
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…マクベス主催の宴会場にバンクォーの亡霊が現われ、マクベスは錯乱する。
動画ページの説明文によるとドイツの学生たちが演じているとのこと。ちなみにマクベスを演じているのは金髪メガネの女性です。
それから、バンクォーの亡霊が安っぽい合成で登場。あと、BGMがちょっと大きすぎやしませんかね。
まあ、画面が全体的に暗いのは、それはそれで雰囲気があって良かったですよ。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/ZSyQMiv1mB8
監督:ヘイリー・チュン
出演:キョウォン・コー、ロウレン・キム、モニカ・リー
原題:Macbeth Act 3 Scene 4
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…マクベス主催の宴会場にバンクォーの亡霊が現われ、マクベスは錯乱する。
動画ページの説明文によると、舞台を1920年代の朝鮮王朝に移してあるとのこと。…ん? ちょっと待てよ、朝鮮王朝(李氏朝鮮・大韓帝国)は1910年の日韓併合で滅亡してるんですが…。
愚考するに、日本のギャグマンガ『銀魂』みたいに江戸幕府がその後も存続しているといったような、パラレルな世界観なのかもしれません。あるいは、大韓帝国の皇族たちは日韓併合後は王公族(準皇族)として扱われたから、そんな彼らの話なのかもしれませんな。
尚、ホラームービーとしての演出は良かったです。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
外国人観光客向け東京観光ガイド。英語、中国語(簡体字)、日本語の3ヶ国語で表記。
表紙を飾るのは東京大神宮(P14に記事あり)。ただ、大神宮と銘打っている割には広くない。寧ろ明治神宮(P06)の方が広くて森林浴もできるのでおすすめ。
まあ、余裕と興味があるなら両方お参りするのもいいでしょう。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/ZKbuxoRL1ew
監督:ドミニク・グウェン
出演:ブレント・ヤマモト、イーサン・ゴー、メイ・マクドナルド、アムリタ・ラム、ケルヴィン・アウ
原題:Macbeth Act 3 Scene 3: Banquo's Murder
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…3人の刺客がバンクォー親子に襲いかかる。
第三幕第一場でマクベスが放った刺客がバンクォーとフリーアンスに襲いかかります。
それにしても刺客の武器は…偃月刀に青竜刀かな? ちなみに刺客はヒョロガリのメガネ君に細身の女性2人と、全然強そうじゃない。まあ、バンクォーとフリーアンスも全然親子には見えませんがね。
ちなみに今作のバンクォーは動けるデブといったところで、武器を持った敵に素手で立ち向かっています。というより、倒れた女性をボコボコにぶん殴るとは容赦ないですな。
尚、後半はNG集です。別に観なくていい。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/yHASHKHqzg4
出演:ジン・チョイ、マルコム・スミス、ライアン・ユスカイティス、アジャイ・モハン
原題:Macbeth 3.3 Banquo & 3 Murderers
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…3人の刺客がバンクォー親子に襲いかかる。
第三幕第一場でマクベスが放った刺客がバンクォーとフリーアンスに襲いかかるのですが…クオリティが低すぎてもう笑っちゃうしかない。銃の発射音くらい付けておけよ。
それにしても、少年ギャングの抗争みたいですな。
尚、後半はNG集です。別に観なくていい。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
表紙を飾るのはアルゼンチンのアーティスト、ディエゴ・シルリ(Diego Cirulli)の作品。お尻丸出しです。
しかしそれで驚いてはいけない。本誌の中には、イチモツが丸出しの彼の作品も掲載されているのですから。まあ、芸術作品ってことですかね。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/ADVud3o1eng
原題:Macbeth Act 3 Scene 1
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…マクベスがバンクォーに刺客を送る。
マクベスがダンカン王を殺してスコットランドの王位を簒奪した直後のこと、マクベスには気がかりがありました。バンクォーの子孫が王になるという魔女の予言です。そこで彼はバンクォーとその息子(フリーアンス)を殺して予言の成就を防ごうとした次第。
さて、今回の映像作品はクオリティが低いです。衣装も合成も安っぽいし、演者に至ってはセリフ棒読みが当たり前。しかもマクベスは2:40~の長尺のセリフを、カンペを持ってしゃべっています。3:01では画面右端に紙が映り込んでいますぞ。
まあ、観た限りでは学生が作っているようだから、こんなものじゃないですかね。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
子供の自由研究を特集。
「コドモSL相談室」(P1)では3人の子供が質問。
(1)SLは、どうやって走るの?
(2)SLは、なぜ黒いの?
(3)SLがけん引する「旧型客車」と「12系客車」の違いは?
一人だけガチなのがいますな。
尚、上記の答えを知りたい方は、本誌をどこかで入手するか、自分で調べるかして下さい。子供たちだってこうやって調べているわけですから、大人だって少しは努力しないといかんですぞ。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/EMRn2PJrGfk
Vimeoでも観られます。
https://vimeo.com/78709347
監督:ピーター・ハッセー、モ・カデム
出演:ポール・ミラー、カオラン・ダンドン
原題:Macbeth - Kildare Youth Theatre - act 5 scene 8
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…マクベスとマクダフが対決する。
この作品の舞台は現代のゲリラ戦になっている模様。IRAかな?
それはさておき、最後はちょっと衝撃的です。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、お前らも戦闘に参加するのかよとツッコミを入れたくなりました。でもまあ、女性の社会進出ってやつですかね(適当)。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/h7_5tx3IY3g
原題:Macbeth Act 5, Scene 8
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…マクベスとマクダフが対決する。
タイトルには「第五幕第八場」とありますが、作品の後半には第五幕第九場も付け加えられています。
さて、ここに描かれているのは最後のクライマックスの戦いのシーンです。尚、キルト(スコットランドの民族衣装の男性用スカート)をはいているのがマクベス。まあ、マクベスはスコットランドの王だからキルトを着用する羽目になったんでしょう。
ちなみに、学校の敷地内で撮っているらしいことや、盾などがおもちゃにしか見えないこと、出演者は全員学生らしくどいつもこいつも若いことなど、色々とツッコミどころがあります。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
特集記事は「爽風そよぐ避暑地、強羅へ」(P6-11)。
強羅(ごうら)へは行ったことがあったかなと思いつつ本誌を読んでみると、「箱根登山鉄道と箱根登山ケーブルカーの中継地点、強羅駅」(P9)とありました。ああ、それなら箱根旅行の時に通過したなあ。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/WSCgUqhDnq0
原題:Macbeth - Act 1 Scene 1 - Shakespeare at Play
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…3人の魔女がマクベスに会いに行こうとする。
魔女は3人とも黒い布をすっぽりとかぶっており、素顔のほどはうかがいしれません。又、セリフも囁くようにしゃべるところがあるので、ちょっと聞き取りにくい。その上、彼女たちがもぞもぞと動く姿とあいまって、不気味さはよく出ています。
こんなのに遭遇したら、私なんぞは逃げ出しますわ。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/FgjG1RaWG0I
出演:マキシムス・テイラー
原題:Macbeth Act 1 Scene 1
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…3人の魔女がマクベスに会いに行こうとする。
3人の魔女を演じているのはいずれも男性。というより、よく見ると同じ人物が一人三役で演じているようです。
そもそも昔のシェイクスピア劇は女性が演じちゃいけなかったから、女性役も全て男性が演じていましたっけ。ですから、男性が魔女を演じたらどうなるかの一例として観ておくといいかもしれません。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
地図を見ると、南千住はJR貨物隅田川駅が大きなスペースを占めているのがわかります。ちなみにその北には東京メトロ日比谷線車両基地もあります。
鉄オタならば上記の場所が見どころになるんでしょうなあ。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/CSxgvf0Ex_I
原題:Macbeth - Act 5 Scene 5 - Shakespeare at Play
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…ダンシネイン城で戦いの準備をしていたマクベスのもとに、王妃(マクベス夫人)が死んだとの知らせが入る。更に使者がやってきて、バーナムの森が動いたと告げる。
中盤で使者がおずおずとやってくるのは、マクベスに怯えているからでしょうな。マクベスが正気を失っているから当然と言えば当然の態度なのですが、これでは部下がマクベスにきちんと報告しなくなります。組織としては非常にまずいのですが、この時のダンシネイン城はそんなまずい状態に陥っていたのだということを示しています。
それから、マクベスが最後のセリフを述べる段階でシートンも使者も退場し、マクベスは一人になります。ここはマクベスの孤独を表現しているのでしょう。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
P4に日清フーズ株式会社のホームベーカリー用パンミックスの広告を発見。私はホームベーカリーを(たまに)使うから、ついつい注目してしまいました。
ホームベーカリーでパンを焼く際には、強力小麦粉、砂糖、塩など色々と計量しなければなりません。
このパンミックスは、その手間を省いてくれるようです(ただし少なくとも水は計量しなければならないだろう)。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/bd4M0A3MR_8
原題:Macbeth - Act 2 Scene 3
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…夜、マクベスの居城にマクダフとレノクスがやってくる。門番の男は酔っ払っていた。
原作の文献をチェックしてみると、こちらの短い映像作品は第二幕第三場の途中(マクダフとレノクス登場)から始まり、途中(マクベス登場直前)で終わっています。
さて、改めて映像を観ると、酔っ払いの門番がちょっとした道化役になっていることがわかります。この裏では凄惨な殺人事件(※)があるのですが、彼の存在によってほんの少しは息抜きになるかもしれません。
※第二幕第二場でマクベスがスコットランド王ダンカンを暗殺。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/7Fnetz_qj0w
Vimeoでも観られます。
https://vimeo.com/zuzanavolny/macbeth
監督:ツザーナ・ヴォルニー
出演:ショーン・グラハン、クリスティーナ・ローリー
原題:Macbeth Act II Scene II
原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
備考:悲劇
あらすじ…マクベスがダンカンを殺してマクベス夫人のところに戻ってくる。
『マクベス』を知らない人のために簡単に説明しておくと、このシーンは、スコットランドの将軍マクベスが魔女の予言を受け、スコットランド王になるべく現国王のダンカンを暗殺しに行ったところです。ちなみにマクベス夫人は暗殺の共犯者で、尻込みするマクベスを叱咤激励していたりします。
それから、物語の途中でノック音が聞こえてきてマクベス夫妻はビクビクしています。このノックはまるで二人を責め立てているようです。
しかし実はマクダフとレノクスという生身の人間が門の戸を叩いている音です(第二幕第三場にて二人が登場)。幻聴ではありません。
【参考文献】
福田恆存訳『マクベス』新潮社
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シェイクスピア(目次)
特集記事は「豆ってこんなにすごい!」(P05-13)。豆を特集しています。
そういえば私は以前、アヒージョを作ろうと、その具材の一つとして豆を買ってきたものの、うっかり忘れてそのままにしていたのを思い出しました。あれ使わないとなー。
P23にキューピーの「あえるパスタソース だし香る和風カルボナーラ」を掲載。
私はこれを近所のスーパーで買ってきたことがあり、それで料理した経験から言わせて貰うと、きしめんに和えてもいい。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/ixH_DicHnHQ
原題:Out of the Closet (The Trump Supporter Song)
備考:コメディミュージカル
あらすじ…2016年の大統領選でのトランプとヒラリーの討論を観ていたブライアンは、トランプ支持をカミングアウトする。
原題の"Out of the Closet"(クローゼットの外へ)というのは一般的にはゲイであることをカミングアウトすることなのですが、ここではトランプ支持をカミングアウトするという意味で使われています。カミングアウトにはそれだけ勇気がいるってことですかね。
【拙訳】
ラダッツ「トランプさん、クリントン長官、聴衆に訊いてみたいと思います」
ベイブ「ありがとう」
ハゲ「この『トランプもの』が終わるまで待てないよ」
ベイブ「誰かがどうやって自信を持って誰かを悪辣に支持できるのか理解できない」
ハゲ「わからねえよ、ベイブ」
ベイブ「あなたは黙ったままね、ブライアン」
ブライアン「政治について話したくないだけだ」
ハゲ「ドラマティックだ」
ベイブ「ノー!」
ブライアン「彼はアメリカを再び偉大にしてくれる」
ハゲ「マジ?」
ベイブ「ちょちょちょ待って…。彼がひょっとしたらアメリカを再び偉大にすることができるとあなたが信じられるようなことを彼は何かやったの!?」
ブライアン「(歌)この世界で僕は孤独だと思ってた。僕が思っていたことは大したことじゃなかった。でもその時トランプがやって来て、流れを変えた! そして今僕は誇りを持って言える…僕は人種差別主義者だ! 僕は根っからの偏狭者だ! それに僕は性差別主義者だ! 僕は自分のような男のための一度きりの公正な機会(投票)が始まるを切望している。シスジェンダー(※1)、白人、ノンケ、アメリカ人、中産階級!」
ハゲ「お前マジかよ?」
ブライアン「(歌)僕はいつも知ってた。オバマはイスラム教徒。『ブラック・ライヴズ・マター』(※2)は白人はクソという意味。でもこれら全ては言うのは正しくなかった。でも今や、再びアメリカは本当に偉大に…。なぜなら僕は自分が人種差別主義者だと言えるから! 僕は根っからの偏狭者だ! 僕はホモ嫌いだ! 僕は自分の役割を果たしたい! 時計の針を戻したい! それは簡単な仕事じゃない。男が男と結婚できたら、彼が犬と結婚するのはどれくらい先だ?」
ブライアン「すべりやすい坂道だよ、君たち」
ベイブ「違うわ」
ブライアン「いや、そうなんだ」
ハゲ「(歌)君は良い人生を送る特権を持って生まれてきた」
ベイブ「シー、(歌)しゃべらないで。あなたには必要なことなの」
ハゲ「(歌)君が全部持っている世界で」
ベイブ「(歌)あなたはストレスを感じない」
ハゲ&ベイブ「(歌)平等は弾圧のように感じることができる」
ブライアン「そうだね」
ブライアン「(歌)僕は特権を持っている! 自分の地位を維持したい! 僕はここに住むことを神に祝福されている! 僕は支配者民族の男だ! 僕は女性とメキシコ人とイスラム教徒とユダヤ人を恐れる!」
KKK「(歌)それはシェリフズスター(※3)にすぎなかった!」
ブライアン「(歌)保安官も恐れる! なぜなら僕は人種差別主義者だから! 僕は根っからの偏狭者だ! 僕はバカ! 僕は特別に賢くなんかない! だけど僕は決してとんまになることはない! それがトランプに投票する理由さ!」
ハゲ「何が起こったんだ?」
ベイブ「何が起こったの…アメリカに?」
※1.産まれた時の外見上の性別に従って生きる人。
※2.黒人の命は大事だという主張。
※3.競走馬の一種。
南軍旗やハーケンクロイツが出てくるのみならず、KKKも登場。うわあ…これはやばいぞ。
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ドナルド・トランプ(目次)
11月3日はビデオの日ですか。
まあ、私なんぞはそんなの関係なしにビデオは観ますよ。観たいものが色々とありますから。
ちなみに本誌はブルーレイ&DVDのリリース情報が掲載されており、私が当ブログでレビューしたものだと「マタンゴ」(P9)などがあります。
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/Z7xeuGxj77M
原題:Top 10 Most Evil Kings in History
製作:WatchMojoUK
このランキングはヨーロッパから見たものであるので、ヨーロッパの君主が多いです。私に言わせれば10位のジョン欠地王なんて、ロビン・フッドの悪役として有名ですけど、能力的にはランクインするほどでもあるまい。
尚、彼らが登場する映画作品は数多くあり、私も幾つか視聴しています。というわけで当ブログにてレビューしている映画の記事のリンクを貼っておきます。
(10)ジョン欠地王
・アイアンクラッド
・ロビン・フッド(1922年)
・ロビン・フッド(2010年)
(9)秦の始皇帝
・HERO/英雄
(8)ヴラド・ツェペシュ(ドラキュラのモデル)
(7)レオポルド2世(ベルギー王)
(6)ヘロデ大王(ユダヤ王国)
(5)チンギス・ハーン
(4)ネロ(古代ローマ帝国)
(3)カリグラ(古代ローマ帝国)
・聖衣
(1)アッティラ(フン族の王)
・覇王伝アッティラ
【追記】
韓国人がこのランキングを作ったら豊臣秀吉がランクインするだろうし、ドイツ人が作ったらナポレオンが入るでしょうな。
キネコ国際映画祭のパンフレット。この映画祭は2017年11月2日~6日に二子玉川(東京都世田谷区)で開催。
パンフレットには「1歳のお子様から大人まで。」と銘打っており、子供向けの作品が多く掲載されています。有名なものだと、「しまじろう」「きかんしゃトーマス」「ピングー」「スヌーピー」「ちびまる子ちゃん」(いずれも短編)があります。それから長編作品では「この世界の片隅に」と「メアリの魔女の花」もあるぞ。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/cZlo4GvxvhY
監督:リチャード・ポシェ
出演:サンディ・エルズ、ケイティ・ホール、クリフ・ポシェ
原題:My Last Halloween
備考:スプラッターホラー
あらすじ…若い女性(アニー)が殺人鬼に襲われる。彼女は生き延び、6か月後…。
主人公の女性(アニー)のセリフに「私のおば」、そして続けてカスリーンが「ローリー・ストロード」(8:57)と述べるくだりを発見。たしかローリーはマイケル・マイヤーズの妹だから、アニーはマイケルの姪に当たるわけか。尚、スタッフロールをチェックしたところ彼女の役名は「アニー・ストロード」とあり、ローリーの養父母はストロード夫妻だったから、アニーはそちらの親戚筋なのでしょう。
それから、カウンセラーの女性の役名が「ドクター・カスリーン・ルーミス」となっていますが、こちらはサム・ルーミス(マイケル・マイヤーズの主治医)の女性版といったところか。
最後に、殺人鬼の役名が「スティーヴン・ロイド」となっていますが、スティーヴン・ロイドはローリーの娘ジェイミーとマイケル・マイヤーズの間にできた子供で、ややこしいことにマイケルにとっては姪孫であり息子でもあるという存在です。今回はこのスティーヴンがマイケル・マイヤーズに扮していたという次第。
とまあこのように、この作品では映画「ハロウィン」シリーズの設定をある程度は知っていないと、ちょっとわからない作りになっています。かく言う私もハロウィンのファン・フィルムを色々と観てきたものの、今回改めて調べ直す羽目になりましたわ。
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ハロウィン(目次)
「DVD NEW RELEASE!」(P22-46)をチェックしていたら、映画「ロッキー・ホラー・ショ:タイムワープ・アゲイン<特別編>」(P43)を発見。また映画化されてたのか…。
いえね、「ロッキー・ホラー・ショー」は観たし、そこそこ楽しめましたけど、あいにく私は何度も観るほどハマっちゃいないですからね。まあ、そこは人それぞれってことで。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/b1zDEERuiuw
ニコニコ動画でも観られます。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21617123
監督:タカハタ秀太
備考:仙台短篇映画祭2011出品作品
あらすじ…女子高生が政治家などをビンタする。
政治風刺作品。
最初は松本龍復興大臣で最後は菅直人首相(いずれも当時)というのはわかりました。松本ドラゴンなんて政治家がいたな~、ちなみに菅直人の方はまだ永田町にいますけど。
富山県の産業及び観光のガイドブック。
巻末には北陸新幹線について書かれているのですが(P41-44)、その中にこんな記述がありました。
北陸新幹線が大阪まで全線開業すると、北陸・信越、関西圏、中京圏、首都圏が新幹線のネットワークでつながり、世界的な経済・文化圏となる「大ゴールデン回廊」が創出されます。(P43)
世界的な、とは大きく出たな。気宇壮大というべきか、大言壮語というべきか。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/0YWWreSjuQc
監督:マイケル・ドイル
出演:ベン・シャーマンズ、ブラッド・ドイル、マイケル・ドイル
原題:Friday The 13th: Jason In The Woods (2012 Fan Film)
備考:スプラッターホラー
あらすじ…二人のガキ(ベンとブラッド)がキャンプ・クリスタル・レイク周辺の森でホッケーマスクを見付ける。ジェイソンは生きていた!
色々と突っ込みどころがあります。
まず、舞台が森ということになっていますが、どう見ても自宅近所の空き地です。森と表現するほどの木は生えていない。
それから、演技がショボいのもいただけない。まあ、素人のガキならこの程度が関の山なのかもしれません。
ただし、スプラッター描写だけは頑張っています。切り落とされた手や生首なんかは、この作品全体のクオリティの中では上々の出来具合となっています。
最後に、理解の一助として説明文の英語字幕を和訳してみました。尚、ネタバレ注意。
【拙訳】
(0:37)1953年7月13日、ジェイソン溺れる。
(3:09)2011年6月13日午後4時30分頃、ベンとブラッドはキャンプ・クリスタル・レイク周辺の森に入る。
(5:05)午後4時32分頃、ベンはジェイソンのホッケーマスクを発見。それはジェイソンがまだ生きていることを示す最初の兆候だった。
(5:37)午後4時33分頃、ベンとブラッドは森に入る。それは自分たちの命を代償に支払うほどの失策だった。
(6:59)午後5時15分頃、いまだジェイソンは姿を見せず。ベンはマスクの殺人鬼から奪われたシャツを取り戻す。ベンはこの時に逃げることができた。
(7:11)午後6時9分頃、ベンは地上にあったシャツを見付ける。そして自分が死ぬまでの数時間の間、それを着ることに。
(7:41)午後6時20分頃、ブラッドはジェイソンに殺された。ベンはブラッドの死体と共に逃走し、死んだ友の安息をもたらす(仇を討つ)ことを決意する…
(9:08)午後6時22分頃、ベンは湖との独特の接続を経験し始める。この接続は、我々製作者は説明できない。
(13:21)その出来事によって狂ってしまったベンは、ホッケーマスクをかぶった新しい殺人鬼になった。彼はいまだ発見されていない。
(13:29)この映画の情報元はインターネット及びFBIの犯罪ファイルです。これは真実です。ベンは死んだ。そして新しい殺人鬼が誕生した…。
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13日の金曜日(目次)
トランプ大統領爆誕を受けて緊急出版された本。エマニュエル・トッドと佐藤優の共著となっていますが、両者が共同執筆や対談をしたというものではなく、トッド氏へのインタビューと佐藤氏の文章を一冊の本にまとめたものとなっています。又、資料として「トランプ氏 共和党候補指名受諾演説」(P37-61)を掲載。
というわけで、今回のレビュー記事は、
(1)エマニュエル・トッド
(2)佐藤優
(3)トランプ演説
の三つを軽く取り上げたいと思います。
【エマニュエル・トッド】
こんなことを述べています。
まず頭に入れておくべきは、米国の大統領は王様ではない、ということ。スターリンでもない。米国は「チェック・アンド・バランス」に基づく諸制度を備えています。権力があれば、それに対抗する権力もある。米国大統領は完全にその枠の中に収められています。(P36)
そういえばトランプはイスラム圏の国々からの入国を禁止する大統領令を出したものの、裁判所がそれを停止させたんでしたっけ。それに、チェック機関ならば他にも議会だってあります。
それから、もしもアメリカ大統領が何でもできるのだったら、オバマ政権の8年間で銃規制が進んだだろうし、オバマケアだってもっとすんなり実現したことでしょう。
【佐藤優】
神学者ラインホールド・ニーバーの『光の子と闇の子』を引用してアメリカ外交を論じています。詳細は本書に譲りますが、神学者の著書を持ち出してくるあたりに、佐藤氏の神学の素養がうかがえないこともない。
【トランプ演説】
色々とツッコミを入れたくなるところがありますが、とりあえず一つだけ、引っかかったところを引用します。
私は毎朝、全国各地に存在する人々――ないがしろにされ、無視され、見捨てられた人々のために変化をもたらそうと決意を新たにします。
私は、解雇された工場労働者や、我が国の最悪かつ不公平な貿易協定に破壊された地域社会を訪問してきました。彼らは、我が国で存在を忘れられた男性や女性たちです。しかし、このままずっと忘れられたままにしてはおきません。懸命に働くも、もはや声を持たざる人々よ。(P45)
ここでトランプが言及した人たちの票を掘り起こしたのは彼の功績と言っていい。存在を忘れられていようとも、一人一票という民主主義の原則は不変ですからね。
もしもトランプ旋風の如きものを日本でも巻き起こしたいと思っている政治家がいるとしたら、過激な言動という上っ面だけ真似するんじゃなくて、このような票の掘り起こし作業を忘れちゃいけませんよ、と言いたい。
【参考文献】
エマニュエル・トッド 佐藤優『トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲』朝日新聞出版社
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ドナルド・トランプ(目次)
監督:ボリス・セイガン
出演:ピーター・フォーク、レイ・ミランド、ブラッドフォード・ディルマン
原題:Columbo: The Greenhouse Jungle
備考:ミステリー
あらすじ…ジャーヴィス・グッドランドは甥のトニーと共謀して、トニーの狂言誘拐を仕掛ける。そして首尾よくトニーの信託財産30万ドルを手に入れるが…。
今作ではウィルソンという刑事がコロンボの補佐についています。刑事ドラマではよくあるバディものが展開されるのかと思いきや、コロンボはマイペースに単独行動を取っています。一緒にいる時より別行動している時の方が長い。まあ、その方がコロンボらしいといえばコロンボらしいのですがね。
さて、今回の犯人はジャーヴィス・グッドランドとその甥のトニー・グッドランドですが、ジャーヴィスがトニーに色々と指示を出しているところを見ると、ジャーヴィスが主犯でトニーが従犯なのでしょう。又、知的レベル、というより狡猾さではトニーよりジャーヴィスの方が上だと見受けられます。
監督:三隅研次
出演:市川雷蔵、藤村志保、高田美和、久保菜保子、加藤嘉、須賀不二男
原作:柴田錬三郎
備考:時代劇
あらすじ…眠狂四郎はひょんなことから知り合った老人が勘定奉行・朝比奈伊織で、しかも命を狙われていると知って彼の護衛を(勝手に)するようになる。一方、伊織に高額の化粧料(小遣い)を廃止されて激怒した高姫と、その用人の白鳥主膳は刺客を集めていた。
眠狂四郎と道場破りとの対決で狂四郎は不敵な笑みを漏らします。恥ずかしながら私は初見では見落としてしまい、道場破りの指摘を聞いて見直し、ようやく気付いた次第。それくらい小さなものでした。
ちなみにこの笑みは、クライマックスでの海老名良範との対決でも見せています(こちらも二度見した時に気付いた)。お見逃しなく!
それから、高姫の足の間から槍が突き出る、というのは性交のメタファー(暗喩)ですな。つまりはこの時点で高姫は狂四郎に象徴的な意味で犯されたということなのでしょう。
又、狂四郎が采女(藤村志保)の腕をねじり上げた時の采女が実にエロい。足先を伸ばし、上体をのけぞらせてあえいでいます。このシーンも性的な色彩が強い。
最後に、采女の部屋にあった掛軸について。
掛軸には鐘とそれにからみつく赤い龍のようなものが描かれていますが、あれは道成寺縁起の清姫です。僧・安珍に恋をした清姫は逃げる安珍を追いかけ、とうとう大蛇になり、鐘の中に隠れた安珍を焼き殺してしまいます。あの絵はまさにその場面を描いたもので、女性の男性に対する強い想い(それはもう、愛する男を殺すほど強烈に!)を表現しています。
そもそも采女は囚われの夫を救出するために立ち働いており、してみると采女はこの掛軸を掲げることで夫への強い想いを表わしているのでしょう。
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・市原悦子のむかし語り:「今昔物語」“女の執念が凝って蛇となる話”
謡曲「道成寺」
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市川雷蔵(目次)
あらすじ…公爵の代理に任命された貴族アンジェロは、世の風紀を正すべく法を厳格に適用し、結婚前に恋人を妊娠させた若者に淫行の罪で死刑を宣告する。しかし兄の助命嘆願に修道院から駆けつけた貞淑なイザベラに心奪われると……。(裏表紙の紹介文より引用)
あらすじの段を読むだけではわからないと思いますが、この話の主役は公爵(ヴィンセンショー)で、彼は修道士に変装して問題の解決に東奔西走します。それにしても、公爵の変装を誰も見破れないというのは、よっぽどうまく化けたんでしょうな。
一方、ヒロインはというと、メインはイザベラといったところか。
さて、ここから先は結末部分をちょっとネタバレ。
最後の方でヴィンセンショーはイザベラにプロポーズします。しかも、イザベラは返事をする間もなく終幕。
ハッピーエンドといえばハッピーエンドなんでしょうけど、ドタバタしてるなあ。
【参考文献】
松岡和子訳『尺には尺を シェイクスピア全集 28』筑摩書房
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シェイクスピア(目次)
監督:蜷川幸雄
出演:萩原健一、高橋惠子、夏目雅子、石橋蓮司、勝野洋、小倉一郎
原作:鶴屋南北『東海道四谷怪談』
備考:ホラー、時代劇
あらすじ…浪人の民谷伊右衛門は、自分の旧悪を暴こうとした舅の四谷左門を殺害する。ちょうどその時、伊右衛門の妻(いわ)の妹・そでに横恋慕していた直助は、そでの夫・与茂七だと思った人物を殺すが、それは別人だった。
オープニングでJ.S.バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」が流れた時は、ある種のセンスのよさを感じました。ここで描かれる楽しそうな光景を観た後で、四谷怪談の凄惨な物語が展開されるかと思うと…。
ところで、伊右衛門がいわに「例の薬」を飲ませた後、いわを芝居見物に誘うなど妙に優しい素振りを見せます。疚(やま)しいところがあるからだな。
それから、ラストについて。
ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、ああいう終わり方をするというのは、全く救いがない。まあ、それはそれで頽廃的で面白い…と言えば不謹慎か。
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陽運寺&於岩稲荷田宮神社
於岩稲荷田宮神社(中央区新川)
お岩さんの墓(妙行寺)
幻想の新宿―月岡芳年 錦絵で読み解く四谷怪談―(新宿歴史博物館)
・喰女‐クイメ‐
・新釈四谷怪談 前篇・後篇
・忠臣蔵外伝 四谷怪談
2016年のアメリカ大統領選挙を描いたもの。
本書は奥付によると2016年10月28日第1刷発行とあり、本選の投開票の直前に出されたものです。従って本書では誰が次期大統領になるのかは書いていませんが、結果は皆さんも御存知の通り、ドナルド・トランプが勝利しました。
さて、トランプが大統領に就任した2017年に本書を読んだのですが、他の候補者たちに較べてトランプの扱いが圧倒的に大きいのに気付きました。プロローグのタイトルは「ドナルド・トランプの支持者たちは拳銃を提げていた」、第3章のタイトルは「トランプの予備選無双」、第4章のタイトルは「トランプ旋風の勝利」といった具合です。文量だけ見れば、まるで本書がトランプ大統領爆誕を予期していたかのようです。
まあ、トランプはそれだけキャラが立っているし、トランプ旋風という特異な現象に注目してしまうのも当然か。
尚、念のために言っておくと、著者(町山智浩)はトランプに批判的な立場を取っています。例えば予備選の段階で、著者はこう書いています。
雇用問題についてトランプは「中国と日本から仕事を取り返す」と言う。でも、いったいどの職を、どうやって? 具体策はない。
医療保険については「オバマケアは廃止する。もっといい別の何かにする」と極めて曖昧。今のところ、まじめに考えてないのは明らかだ。(P194)
こんな状態でよく勝ち抜けたものだ…。それはそれで凄いことではある。
【参考文献】
町山智浩『さらば白人国家アメリカ』講談社
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ドナルド・トランプ(目次)
監督:市川崑
出演:石坂浩二、司葉子、大原麗子、草笛光子
原作:横溝正史『獄門島』
備考:サスペンス
あらすじ…金田一耕助は瀬戸内海に浮かぶ獄門島にやってくる。そしてそこで凄惨な殺人事件が起こる!
原作小説は数年前に読んだ記憶があるのですが、当ブログにてレビュー記事は書いていない模様。
さて、原作小説では金田一耕助は友人の鬼頭千万太から直接頼まれて獄門島へ赴くのですが、この映画では両者の間に雨宮なる人物を介在させ、金田一は雨宮からの依頼を受けるという形を取っています。こうすることで金田一は友人として首を突っ込むのではなく、プロの探偵として来ていることになるわけです。そういえば最後に、金田一が探偵の経費として宿泊費を払うのもプロ意識のあらわれでしょうな。
それから、本作では鬼頭嘉右衛門を演じる東野英治郎の存在感が大きかったように見受けられました。物語開始時点で嘉右衛門は既に鬼籍に入っており、回想シーンでしか出てこないから登場時間は短いのですが、それでもインパクトはあります。
ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、鬼頭嘉右衛門は今回の事件の重要人物であり、彼の果たした役割を考えると、よっぽどアクの強い老人だったはず。だとすると東野英治郎はこの役にふさわしいのかもしれません。
あと、鵜飼章三を演じるピーターも印象的でした。どこか妖しいけど軽薄。そんな雰囲気を出しています。
『TSUTAYA CLUB MAGAZINE』が休刊になって代わりに出てきたのが『TSUTAYA NEW RELEASE』ですが、スケールダウンしたせいで元々扱いの小さいマイナー映画が更に扱いが小さくなっています。おかげで本誌を見ただけではストーリーのわからないものも多い。
さて、今号をチェックすると…う~ん、これだけじゃ何とも言えないな。後で調べてみるか。とりあえず『グリーンルーム』(P6)と『潜入者』(P7)の予告篇をチェックしておきます。
【追記】
『グリーンルーム』と『潜入者』の予告篇をYouTubeにて視聴。
『グリーンルーム』はTBSラジオ「たまむすび」で町山智浩さんが取り上げていたのを思い出しました。又、予告篇では楽屋の壁に南軍旗が掲げられているのが見えました。ネオナチに南軍旗、どこかで見た気が…。
それから、『潜入者』は潜入捜査官が主人公で、予告篇で名前が出てきたパブロ・エスコバルは実在の人物でコロンビアの麻薬王。危険な香りがしますな。
監督:市村恭一
出演:栗塚旭、和崎俊哉、石倉英彦、内田良平、天津敏
原作:司馬遼太郎『燃えよ剣』
備考:時代劇
あらすじ…土方歳三は祭りの夜に宮司の娘・佐絵と通じる。その後、佐絵のもとに行った帰りに、佐絵を警護していた六車宗伯と斬り合い、これを殺す。
新選組を主題にした映画をレビューするのはこれが初めて。尚、原作小説は未読でドラマシリーズも未見です。
さて、この映画は土方歳三を主人公に据え、多摩時代から新選組の結成、そして池田屋事件までを描いています。1時間半の尺ならばこれくらいでいいのかもしれませんが、それにしても「戦艦ポチョムキン」と同様、(主人公たちにとって)いいところで終わっていますな。
それから、栗塚旭(土方歳三)のセリフの棒読み具合が目につきました。序盤で土方が近藤勇に「あんたを大名にする」云々と述べるくだりなどは特にひどい。もっと時間をかけて丁寧に演技指導をしていれば、もう少し何とかなったかもしれません。
一方、殺陣(たて)についても少々。土方歳三は相手のすねを斬るという剣法を使っています。それはそれで面白いのですが、すねを斬った時に傷口を一瞬見せるという演出があってもよかったかな。
「外国人旅行者の困ったを解決! 新宿ナビゲート」(P15-25)という記事に注目。ここではどんな困ったシチュエーションが取り上げられているかというと、以下の通り。
Q1.メンズブランドを効率よくゲットするには?
Q2.ブランド品を歩き回らずに買うにはどこへ行ったら良い?
Q3.ブランド品を歩き回らずに買うにはどこへ行ったら良い?
Q4.急に風邪になってしまった。どこへ行ったら良い?
Q5.日本といったらラーメン! 歌舞伎町でおいしいラーメンが食べたいんだけど?
Q6.フォトジェニックなパンケーキならどこ?
Q7.淹れたてのコーヒーを飲むには?
全て買い物か飲食です(Q4の回答としてドラッグストアを掲載)。それから、Q6は答えありきの質問という気がしないでもない。
あと、淹れたてのコーヒーが飲みたかったら、私ならば帰宅して自分で淹れちゃいますわ。
こんな文章を発見。
今、日本で甘味種のシシトウを育てている中でも、土壌の水分量が急激に変わったり、熱帯夜などの高温の日が続いたり、肥料の量が適切でないなどのストレスがかかると、時にカプサイシンを多く含む辛いシシトウができることがあるそう。(P38, 文=松田美智子)
シシトウを食べていると、たまに「当たり」がありますけど、あれはこやってできあがっていたのか。肥料の量はともかく天候のこととなると人間の力ではどうしようもない。
監督:ダグラス・マッキノン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、アマンダ・アビントン、ルパート・グレイヴス
原作:アーサー・コナン・ドイル
原題:Sherlock: The Abominable Bride
備考:ドラマ
あらすじ…19世紀末、ロンドン。花嫁衣装を着たエミリア・リコレッティが銃を乱射し、自殺する。だが、その数時間後に彼女は夫の目の前に現われて夫を射殺するという奇怪な事件が起こる。
ドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」シリーズは現代のロンドンが舞台の作品ですが、こちらの「忌まわしき花嫁」は原作小説と同じ19世紀末のロンドンが舞台となっています。
なぜか? その答えは作品のネタバレになりかねないので伏せておきますが、本作が「シーズン4 第0話」とされていることと、作中でホームズが一見意味の通じない呟きをしていることに留意されたい。
一見するとこれはこれで独立した話のように思えますが、実は過去のシーズン(1~3)ともつながっており、これまでの話を観ておいた方が理解しやすいでしょう。
尚、個人的には2回以上視聴することをおすすめします。それだけ複雑な構造になっているのです。
さて、今回の「忌まわしき花嫁」事件についてですが、ホームズが初動捜査において動機の解明というアプローチを取っていないのが目につきました。即ち、エミリアが夫を殺したのだとするならば殺すだけの理由があるはずで、その理由とは一体…? この時のホームズはトリックの解明(自ら頭を吹き飛ばした人物が犯行を成し遂げられるのか?)の方に集中していたようです。
最後に、モリアーティについて。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、はっきり言って滅茶苦茶ウザいです。さすがはシャーロック・ホームズ最大の敵だけのことはある。
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シャーロック・ホームズ(目次)
表紙を飾るのは「Restaurant 武相荘(ぶあいそう)」のカフェセット1620円。う~ん、1620円は高いなあ。いや、まあ、シャレオツではあるけれども。
表紙を飾るのは女優の岡本玲。彼女のインタビュー記事では学生時代に作った自主(製作)映画の話が出てきます。
「私は映画学科だったんですが、3、4年生になるとチームを組んで自主映画を作るんです。その時は江古田の街中で撮影をしました。(後略)」(P03)
そういえば、当ブログでも学生が作った(と思われる)作品を数え切れないくらい…というのは言いすぎかもしれませんが、ともかくも多数取り上げています。学生の作品は出演者が役に対して若すぎたりするんですよねえ。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/KiCEFuBGw6Y
監督:マイケル・シュローダー
出演:デーヴィス
原題:If Sean Spicer Defended Super Villains
備考:コメディ
あらすじ…ショーン・スパイサーが悪役たちを弁護する。
ショーン・スパイサーはトランプ政権下でトランプ大統領擁護を強弁していましたが、この作品ではそれをパロディにしています。つまりドナルド・トランプは悪役ってことですか。
さて、途中まで訳してみました。
【拙訳】
スパイサー「皆さん、おはようございます。ご存知かもしれませんが、私は最近、トランプ政権から追放されました(※1)。しかしスパイサーはいつも彼の側に立っていますし、諺にも一つのドアが閉じる時に複数の窓がドアとなるとあります(※2)。そして今、スパイサーはフリーランスです。それでは始めることにしましょう。質問をどうそ」
(スター・ウォーズの銀河帝国)
スパイサー「まずはデス・スター(※3)について。死の星について聞くのはうんざりです。ええ、死の星と呼ぶことができます。(しかし)それは死の星ではない。それは軌道上の軍事基地であり、皆さんが破壊的な能力について話しているものですが、あなた方の誰一人としてそれが雇用を創出したとレポートしていません。フン。その小さなお喋りをリストに入れることができないバズフィード(※4)の投稿スペースはどこだ? …お前は最悪だ。OKサム、君の質問は?」
サム「はい、スペンサーさん。瓦礫の山の影響が増大するにつれて、皇帝(※5)は何か言わなければならないのでは?」
スパイサー「まず第一に、この反乱軍の同盟は、リベラルなホロネット(※6)によって重み付けされたフェイクニュースのかたまりにすぎない。いいかい、同盟は存在しない。我々の生き方に嫉妬している、水分養殖(※7)のテロリストの集まりがいるにすぎないんです。ベイダー卿(※8)がうまくやってくれるはずです」
(スーパーマンのレックス・ルーサー(※9))
スパイサー「ルーサー氏が取り組んできたのは不法な宇宙人からこの国を守ることでした。今やスーパーマンは合法的にこの国に墜落した。(だが)それは別の話だろ。ミス・レーン(※10)、次の質問を」
レーン「カリフォルニアの海岸を吹き飛ばすという間違った行為で(ルーサー氏が)新上院議員になる計画が頓挫したという報道についてはどうでしょうか?」
スパイサー「ロイス、バカ言っちゃいけないよ。ルーサー氏は明らかに、海岸に面した物件を労働者階級に提供しようとしていたんです。もしあなたが彼を大嫌いになりたいのなら、ブルーカラー(※11)のアメリカを気にしないことだ。次の質問!」
(ライオン・キングのスカー(※12))
スパイサー「我々は外国の政策が絶対的なクズだったことを忘れないでしょう。スカーは悪い状況を継承しました。しかし彼はハイエナと一緒になって運営したのです。これはライオンにとっては歴史上初めてのことです。私にとってそれは進歩のように聞こえます」
(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのサノス(※13))
スパイサー「サノスは宇宙の半分を破壊しませんでした。OK。彼はそれを必要最小限に抑えたのです。オバマ(※14)の宇宙には天文学的な数の太陽があります。男性モーゼスは最大66までギャングを理解し管理するのがより容易です(※15)」
この後さらに何人かの悪役を擁護していますが、あいにく私の知らないネタが続いたので訳すのは諦めました。というより、オバマやモーゼスのくだりも私にはよくわかりません。
それから、銀河帝国を弁護している時のスパイサーの背後にはデス・スターの画像と"MAKE THE EMPIRE GREAT AGAIN"(帝国を再び偉大に)のスローガンがありますが、このスローガンはトランプが大統領選で掲げた"MAKE AMERICA GREAT AGAIN"(アメリカを再び偉大に)をもじったものです。
尚、最後のビル・コスビー(コズビー)はアメリカの有名コメディアンで、数々の性的暴行事件が明るみになっています。さすがにこれはスパイサーでも弁護できなかった模様。
※1.3月6日にホワイトハウス広報部長を解任されたことを指すか。ただし、現実にはスパイサーはその後もホワイトハウスに留まり、報道官を辞任したのは7月21日。
※2.嫌なことがあっても悲観することはない、必ず道は開かれる、といった意味か。
※3.スター・ウォーズに登場する巨大宇宙要塞。デス・スターを直訳すると「死の星」となるので、和訳に際しては前後の文脈から判断して使い分けることにしました。
※4.グローバルなメディア企業。同名のウェブサイトを運営。
※5.銀河帝国皇帝パルパティーンのこと。
※6.銀河共和国や銀河帝国の市民が利用した巨大なコミュニケーション・システム。
※7.タトゥーインの農場などで行なわれている農法。
※8.スター・ウォーズの悪役。パルパティーンの部下。
※9.スーパーマンシリーズの悪役。巨大企業を経営。
※10.ロイス・レーン。スーパーマンの恋人。新聞記者。
※11.肉体労働者。
※12.ライオン・キングの悪役。シンバの叔父。
※13.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの悪役。
※14.バラク・オバマ前大統領。
※15.義未詳。
谷中といえば谷中霊園が有名です。
そういえば谷中霊園には行ったことがあったかなと思ってこの地図を見ると、霊園内に徳川慶喜墓を発見。この墓へは足を運んだ記憶がないので、谷中霊園自体にもおそらくは行ってないのでしょう。
新潟県の柏崎(かしわざき)の観光・イベントガイド。
2016年と2017年の2年分とは…毎年作る予算がないんですかね。
さて、本誌をチェックしてみると、ドナルド・キーン・センター柏崎(P22)なるものを発見。ドナルド・キーンだと!? そんな施設が柏崎にあるとはたまげたなあ。
このミュージックビデオは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/SoZQfoXhbc0
原題:The TRUMP Fight Song [unofficial] - TRUMP 2016
備考:プロパガンダ
原題に"TRUMP 2016"とありますが、動画公開は2015年8月。大統領選挙期間中であり、トランプの応援歌(非公式)です。
尚、訳詞に際してはロックであることを考慮して砕けた口調を心がけました。
【拙訳】
俺たちゃ我慢できない
いいや、俺たちゃ我慢できない
俺たちゃもう我慢できない
俺たちにゃ選ぶ権利がある
失うわけにゃいかない
これは俺たちの人生だ、これは俺たちの歌だ
俺たちはただ存在するだけの権力と戦う
俺たちの運命をもてあそぶな、なぜなら
お前らは知らないが、お前らのもんじゃない
俺たちゃ我慢できない
いいや、俺たちゃ我慢できない
俺たちゃもう我慢できない
ああ、お前は恩着せがましいな
お前はゴールに辿り着くことはない
俺たちゃ何もいらない、お前からは何も
お前の人生は古臭くて疲れ切っている
退屈でブッ壊れている
それがお前のベストなら、そいつはベストじゃない
オーオーオー
俺たちゃ正しい! そうだ!
俺たちゃ自由だ! そうだ!
俺たちゃ戦う! そうだ!
目にもの見せてやる! そうだ!
俺たちゃ我慢できない
いいや、俺たちゃ我慢できない
俺たちゃもう我慢できない
ちなみに、「ああ、お前は恩着せがましいな」から「それがお前のベストなら、そいつはベストじゃない」の部分では大統領選での他の候補者たちが映し出されており、その部分はトランプではなく彼らに向けたものとなっています。
それにしてもこの歌からは、ルサンチマンがたまっているのが感じられます。
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ドナルド・トランプ(目次)
表紙を飾るのはハーブティー。しかも「摘みたてのハーブ」で淹れているとか。
私なんぞは近所のスーパーでハーブティーを買ってくるのが関の山ですが、そういえば自宅のハーブティーを切らしてたな。まあ、すぐに必要というものではないからなあ…。
特集記事は「はじめての器選び」(P05-14)。様々な食器が並んでいます。
これを読んで思い出したのが、私の湯呑みが現在はないということです。湯呑みの代わりにマグカップを使っていますが、こういう記事を読んでしまうと、やっぱり湯呑みは買っておかないとな…と思ってしまいます。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/UvReYy5zj34
監督:キャシー・ダンネベルグ
出演:キャシー・ダンネベルグ
原題:The Devilman
備考:ホラー
あらすじ…若い娘が森でデビルマンに襲われる。
以前、当ブログにて取り上げた「スレンダーマン:デビルマン資金集め版」にて語られていたムービーです。尚、永井豪原作のデビルマンとは無関係です。又、動画ページの説明文で明かされているので言ってもネタバレにならないと思いますが、ここのデビルマンとはスレンダーマンのことです。
さて、作品を観ると、監督(キャシー・ダンネベルグ)が出演しています。他に出演者は…いない模様。最後の方でちょっとだけ映るスレンダーマンの手だって、実はキャシーの手なんじゃないか。
それから、森の中のシーンでは結構暗い。視聴の際には、ひょっとしたら色々と見落としがあるかもしれません。ご注意を。
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スレンダーマン(目次)
表紙を飾る絵はヤン・マンデインの「聖クリストフォロス」(部分)。クリストフォロスとは「キリストを背負う者」という意味で、表紙左下で子供を背負っているのがクリストフォロス。ちなみに子供の方はキリストで、いわゆる幼な子イエスですな。
特集記事は「地元で愛される トンカツの名店」(P02-05)。小田急沿線のトンカツ店を掲載。
この中の「名代とんかつ かつくら 成城コルティ店」(P05)ならば店の前を通ったことがありますわ。うん、通っただけ。
いえね、私も外食でトンカツを食うことはありますけど、チェーン店のワンコイン(500円)のやつくらいしか食わんのですわ。ここの記事に載っているようなシャレオツなのはちょっと手が出ない。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/Yq5RHUO6yLg
監督:アーロン・シェンキ
出演:ジミー・アリオト、スコット・クランフォード、キム・ハント
原題:Batman Legends
備考:アクション
あらすじ…ジョーカーに2代目ロビンことジェイソン・トッドを殺されたバットマンは、復讐の鬼と化す。
約4分と短く、しかもダイジェスト風なので、一見すると予告篇かなと思ってしまいがちです。でも、インターネット・ムービー・データベースの当該記事をチェックするとこれでも本編だそうです。
とはいえ、作品内にはスーパーマンやリドラー、ベイン、マッド・ハッターなどが登場しており、登場人物の多さを勘案すると、まともに作ったら2時間どころじゃ収まらなくなる。自主制作のレベルでそれは無理と言うべきか。
それから、最後に拙訳を載せておきました。意味の通じにくい箇所がありますが、そもそもこの作品はダイジェスト風味です。間の細かい設定が省略されているのでわからなくても致し方ありません。
【拙訳】
バットマン「我々は皆、戦争に行く理由がある。我々は兵士になるため、悪に対して立ち上がるために孤独を残す。そして時には絶望的な賭けにも出る。偶像にもなる。我々の全ては討つのを待っている」
ロビン「これでいい」
ベイン「ぬおおおお!」
無線「厳戒警報!」
バットマン「ジム、助けが必要だ」
マッドハッター「ミスター・ラビット、市場へ行く支度をしないとな」
リドラー「こいつに機転を利かせて…バットマンを味わったことがあるかい? 俺は埃だ」
ポイズン・アイビー「感じてちょうだい」
ハーレイ・クイン「ねえプリンちゃん、バットはこの男の子を見つけられない」
ジョーカー「ショータイムだ!」
バットマン「俺の前から消えろ、クラーク。ジョーカー死すべし」
ベイン「来いよ」
???「下がれ、さもないと撃つぞ!」
ベイン「慈悲はない」
バットマン「なぜだ」
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バットマン(目次)
P6に桜神宮(東京都世田谷区新町3-21-3)を掲載。
桜神宮にはお参りしたことがあるのですが、ここは古式神道とかで、拝礼方法が二拝四拍一拝だと看板に書いてあったのが印象的でした。尚、境内はそんなに広くはなかったです。
シニア向けのフリーマガジン。
表紙及び巻頭インタビュー(P4-6)を飾るのはピーター。ということはピーターももうシニアなのか…。
ちなみに、ピーター出演作品ならば、当ブログでは「獄門島」をレビューしています…と思ったら、「獄門島」のレビュー記事はまだ発表していませんでした。近い内に発表しておきます。
この動画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/GAsf7DE-Hvk
たまには落ち着いた作品を取り上げてみます。
谷中霊園には江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜の墓がありますが、こちらの動画を観ると、彼の墓の敷地内には入れないようです。そこで制作者はカメラを門の隙間に入れて内部を撮影しているのですが、そこかしこに落ち葉が積もっていて、何とも寂れた感じがします。う~ん、寂しいけど長閑(のどか)だ。
本誌の中に豪徳寺商店街が取り上げられています(P12)。説明文は以下の通り。
山下駅の南側に続く商店街。かつて参道として栄えていた当時から続くレトロなお店もそこかしこに残っていて、どこか懐しい雰囲気も漂う。(P12)
この商店街のスーパーで買い物をしたことがありますけど、あのあたりにそこまでレトロなお店があったかというと…う~ん、どうだったかなあ。
福井県の観光ガイドブック。表紙を飾るのは福井県立恐竜博物館(P92-97)。
恐竜かあ…。そういえば、恐竜の映画はそんなに観てなかったな。「ジュラシックパーク」は昔テレビで観ましたけど。ああ、そうそう、「スランバー山の幽霊」にも恐竜が出ていましたっけ。
それはさておき、本書は関西電力発行ということもあってか、巻末の方に「原子力発電所の安全対策」などが載っています。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/r2ZTQRsKqsw
監督:マイケル・シュローダー
出演:ライアン・テリーズ、オドム、ケイティー・ウィルソン
原題:BATMAN V SUPERMAN: Super People's Court
備考:コメディ
あらすじ…バットマンとスーパーマンの裁判が開かれる。
法廷劇でセリフが多いので、英語がわからないと何が何やら…。ということで、頑張って訳してみました。尚、(※~)は私が付けた注釈です。
【拙訳】
ナレーション「超人法廷へようこそ。今回は『マン・オブ・スティール』のスーパーマンです。スーパーマンは彼(※バットマン)の自警団の正義の行為が単純に機能しておらず、蝙蝠の衣装を着て屋上の周りを飛び跳ねているだけだと訴えています。スーパーマンはその被告がジャスティス・リーグから追い出されること、そして彼が犯罪との戦いを今後やめることを求めています。(バットマン入廷)被告人のバットマンは、スーパーマンの衣装が古すぎること、そして今日の世界ではスーパーヒーローになるにはスーパーパワーを必要としないとダークナイトは信じていると主張しています。バットマンは2000ドルの損害賠償と、スーパーマンに1カ月間新しいロビンになることを求めています」
係官「ケイティー判事殿の裁定の下、超人法廷を開催します」
判事「結構、それでは…(スーパーマンに)渦巻きカール君、あなたの主張を話して下さい」
スーパーマン「ええ、はい。判事さん。ジャスティス・リーグは世界中で最も力のあるスーパーヒーローたちで構成されています。我々のところにはとても速く走れる者がいて、時間旅行さえできます。また別の者は意志の力で光の構造物を創り出すことができます」
判事「もう結構。凄い友人たちがいるのはわかりました。簡潔に話して下さい」
スーパーマン「私が言いたいのは、バットマンは現実のヒーローじゃないってことです。彼はコウモリの衣装を着た古い人間にすぎない。まあ、コウモリには見えないけど」
判事「バットマン、返答を」
バットマン「彼が何を言ってるのかさっぱりわからない。マスクをかぶりスーツを着て…コウモリだ!」
判事「いえ、訊きたいの別のことです」
バットマン「ああ、ええと、私がスーパーパワーを持っていないという彼の主張は正しい。だが、それだけがスーパーヒーローになる条件じゃない。犯罪者と戦う技術や道具だってあるし、最も重要なのは私が人々を守り自分の街を良くするのに必要なことをする確信を持っているんです」
スーパーマン「もちろん確信は結構なことですがね。でも、隕石を止められるか?」
バットマン「もちろん、ラテックス・アドライ(※義未詳)は隕石を止められたさ。問題ない。ああ、ええと、つまり、まずはブルース・ウェイン(※バットマンの正体)に頼むんだ。というのは彼のことはよく知らないけど、ほら、彼ってハンサムでいいやつで…それからハンサムだ」
判事「酔っ払いみたい」
スーパーマン「本題に戻りましょう」
判事「こっちを見なさい、青のデカブツ。もう一回神秘的な爆発を食らいたいの?」
係官「やめてください」
判事「あなたはどうですか、スープス(※スーパーマンの略語)?」
スーパーマン「力もしくは欠如をご覧ください。バットマンは脅威です。彼は毎晩無数の法律を破っています。人々の市民としての自由を侵害し、おそらくは正当なプロセスをたどることさえできません」
バットマン「へっへっへ」
スーパーマン「つまり、彼の街と私の発言の一部をご覧になってください。本当のことですよ。精神的に不安定な犯罪者が街を徘徊し、ギャングの犯罪が横行しています。そこは混乱してますよ。私の街、文字通りメトロポリスとは対照的に。メトロポリスの人たちは親切であり、何よりも安全だと感じています。なぜかというと、私がそうするよう導いたから。私は全ての人を、彼らが誰であるかにかかわらず、仲間の市民のように最大限の尊敬を持って扱います。パンチング・バッグのようには扱わない! なぜならば、メトロポリスの人々は必要な時には私がいつでもそこにいると知っているし、私もそうありたいからです!」
バットマン「もちろんメトロポリスのみんなはデブで幸せだ。彼らには青と赤のスパンデックス(※伸縮性のある合成繊維)を着たゴッドファーザーが救ってくれるんだからな! だが不幸にもゴッサムにはこんな贅沢品はない。人生が過酷で容赦のない現実世界と呼ばれるこの小さな場所にゴッサムは存在するんだ。(スーパーマンに)お前はメトロポリスの人々を良くしたと思っているな。だが違うぞ。お前は常に人々を捜索し、救うことによって、彼らを傲慢で従順なものにしたんだ。お前は彼らを自分に依存させるようにする権限なんかないぞ。もしお前が一日いなくなったら何が起きるか知ってるか? お前の街全体は弾丸のスピードより速く崩壊するだろう」
判事「バーン」
バットマン「私は魔法のように飛び回ることができないし、単純に犯罪を全て防ぐこともできない。私がゴッサムの犯罪者たちに植え付ける恐怖、私がどこの闇にでも隠れているかもしれないという恐怖が、無数の犯罪を防ぎました。ゴッサムにとっては気の毒かもしれない。だが、賢者はかつてこう言った、夜は常に夜明け前が最も暗い、そして夜明けは来る、と」
スーパーマン「本当? お前はトゥーフェイスを引用するつもりか? あいつはお前の手で創り出した悪人だぞ」
バットマン「少なくとも私の唯一の弱点はバカな緑の岩(※クリプトナイト)じゃないぞ!」
スーパーマン「ああ、そうだね。君の弱点は人を殺すことができないってことだけだ!」
バットマン「殺りてえのか?」
スーパーマン「違うよ。僕は実際に目で攻撃することなく君を直ちに溶かすことができたんだ」
バットマン「てめえの愚かな醜い顔をぶちのめしてやる!」
スーパーマン「うわあ、マジ怖い。バカげた鎧を持ってくるのに30分与えてやるよ!」
バットマン「なんだと!」
スーパーマン「ホッケーみたいなやつだろ!」
判事「静粛に!」
(バットマンとスーパーマン、言い争う)
判事「静粛に!」
(バットマンとスーパーマン、さらに言い争う)
判事「いい加減にしなさい! お二人の主張は延々と聴きました。ですが一つ明白なことがあります。あなたたち二人は共闘すべきであって、対立すべきではないということです。(バットマンに)あなたの方法はそれぞれ渦巻きとパンチで異なるかもしれません。(スーパーマンに)あなたは空を飛んでいてもっとパワフルなパンチをしますが、あなたたちのゴールは同じです。あなたたちが一つのことをやっているというだけで、違いを生むものではありません」
バットマン「ごもっとも、判事さん」
判事「もちろん私は正しい、私はクソ判事です。ハグしなさい」
スーパーマン「それで、判決はどうなるんです?」
判事「いえ、いえ、私はあなたとロビンの陽気すぎる衣装のデザインを思い付いたの。バットマンは私の言いなりよ」
スーパーマン「何?」
バットマン「ハハッ! ざまあみろ! よし、正義は守られた!」
判事「閉廷!」
リポーター「こちらにバットマンが。判決をどう思いますか?」
バットマン「思うにケイティー判事は非常に聡明だし、今日は正義が行われた」
リポーター「ありがとうバットマン。それに原告のスーパーマン、評決をどう思いますか?」
スーパーマン「癌みたいだ。それに今日ここで起こったことについては幸せすぎるよ(皮肉)。でも、法律は法律だ。私は…」
バットマン「ロビン! ジョーカーがまたアーカム(※アーカム精神病院)から逃げ出した! バットプレーンへ行くぞ!」
スーパーマン「自分で飛べるよ」
ともあれ、二人で頑張ればいいんじゃないですかね(適当)。
でも、二人の要求をよくよく勘案してみると、「スーパーマンが1か月間ロビンになる」というものだけが建設的な提案です。バットマンをジャスティス・リーグから追放しても、2000ドルの損害賠償がバットマンに支払われても、治安の改善にはつながらない。バットマンが自警団の活動をやめるのは論外です。でも、スーパーマンがバットマンと一緒に働くということならば、ゴッサムの治安維持に何らかの良い効果が期待できます。
ひょっとしたら判事はそういうところを見て判決を下したのかもしれません。
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バットマン(目次)
あらすじ…家族の幸福を願いながら、自らの手で崩壊させる(裏表紙の紹介文より引用)
この作品の冒頭に詩篇121番が引用されているのですが、それについて少々。
手許の聖書を引いてみると、詩篇121番は「都に上る歌」とあり、ざっと読む限りでは、旅の道中の安全を神に祈願する内容のようです。
旅といえば、作者の太宰治はこの作品を書いた後、入水自殺して死出の旅路に着いたんでしたっけ。ただ、聖書の神は自殺を禁じていたはずだから、作者がこの神に死出の旅路の安全を祈ったとしても、神はその願いを聞き入れてくれなさそうではある。
【参考文献】
太宰治『人間失格・桜桃』角川書店
こんな記述を発見。
“奥池袋”ってどのあたり?
池袋駅東口から、明治通りを新宿方面に徒歩10分ほど。豊島区最古の建造物が残る神社、鬼子母神堂が佇み、歴史の香りが漂う雑司が谷を中心としたエリア。(P29)
池袋にも雑司が谷にも行ったことがありますけど、雑司が谷が奥池袋というイメージはちょっとわかないな。あのあたりは池袋と違って静かな印象があるからです。
とはいえ、地図を見ると両者は結構近い。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/Pl7t1N_I7yU
監督:パット・バード
出演:ケイシー・ジェームズ、ビル・ヴィンセント
原題:From Deep
備考:クトゥルー神話派生作品
あらすじ…ミスカトニック大学考古学科のアンドリュー・ブレイク助教授が、ジョン・チェスターの農場を訪れる。ジョンが死んだ犬を埋葬しようとしたら、不思議な箱を見つけたというのだ。アンドリューは箱を調べるが…。
冒頭の言葉を訳してみました。
それは終焉。
彼らは来た、
星々から黄昏を通って。
今や全てが終わった。
H.P.ラブクラフト
どうやら「何か」恐ろしいものが宇宙から飛来した模様。尚、少々調べてみたところ、上記の文章は「這いうねる混沌」(The Crawling Chaos)という作品からの引用らしい。
それから、ミスカトニック大学はクトゥルー神話を扱った作品に度々登場する架空の大学で、私が以前取り上げた「狂気の山脈」の主人公もミスカトニック大学の教授です。
最後に一つ。どうせロクなことにならないだろうな~と思っていたら案の定ロクなことになりませんでした。御愁傷様です。
【関連記事】
・狂気の山脈 アニメ版
向井理(P2-7)、戸田恵梨香(P8-10)、門脇麦(P12-13)のインタビュー記事を掲載。向井は映画「いつまた、君と~何日君再来~」、戸田はテレビドラマ「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」、門脇は映画「こどもつかい」の宣伝です。
この内、「こどもつかい」の予告篇だけは視聴しましたが、タッキー(滝沢秀明)が何かのコスプレをしていたのが印象的でした。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/M4q1f7ul1Wk
監督:パット・バード
出演:クラン・ジェイコブズ、ケイシー・ジェームズ、ステッフィ・ヒル
原題:E.Nigma
備考:クライムサスペンス、グロ注意
あらすじ…リドラーのアジトにジョーカーがやってくる。
リドラーもジョーカーもバットマンシリーズのヴィラン(悪役)。リドラーの本名はエドワード・ニグマといい、タイトルの「E・ニグマ」とは彼のこと。又、エニグマ(enigma)は「謎」という意味です。
さて、話を作品に戻すと、リドラーは下着姿の女性を拘束しています。セリフでは彼女を子猫ちゃんと読んでいるので察しが付くと思いますが、最後のスタッフロールを見ると彼女はキャットウーマンです。
リドラーは一体ナニをしようとしていたんでしょうかねえ。
それから、二人の会話を頑張って訳してみました。言い回しやスラング、なぞなぞ等については充分に訳しきれなかった感があります。そもそもリドラーはなぞなぞを得意としているし、この場面でのジョーカーもリドラーに合わせてなぞなぞっぽいことを言っているから余計わけが分からない。
【拙訳】
リドラー「何だよてめえ!」
ジョーカー「様子を見てた」
リドラー「見ての通りだ。で、何の用だ?」
ジョーカー「ビジネスだよ」
リドラー「いいとも」
ジョーカー「こんな宮殿みたいなところに住んでいるとはね(皮肉)」
リドラー「住めば都だ」
ジョーカー「お前何か計画してるだろ。お前がやらかそうとしている間抜けな計画を不思議に思ってね」
リドラー「間抜けな計画だと!? この卵からまだ来ているとか何とか思ってるな。いやいやいや。もしお前が本の中の脚注なら、彼らはこれについて書く」
ジョーカー「何だそれは?」
リドラー「もしも好奇心が猫を殺すなら、何が背中を殺すかもしれないのだろうか? おーい子猫ちゃん…。多分それは彼(バットマン?)の貴重な猫の死だ!」
ジョーカー「迷子の猫を殺す。それ以上のことをやる必要がある」
リドラー「じゃあ教えてくれよ」
ジョーカー「お前だけに効果があるってわけじゃない。物事を通して考えろ」
リドラー「この街の誰もが何を考えているのやら! 俺たちを見てみろ! てめえのイカれた考えなんざクソ食らえだ!」
リドラー「何しやがる!」
ジョーカー「お前とそれらの質問は多くを訊ねたが、正しい答えは一つだ」
リドラー「何が望みだ!」
ジョーカー「目を閉じて」
リドラー「畜生!」
ジョーカー「すまないエドワード、君の反応はなぞなぞ形式でないといけないはずだ。君が手助けできるのなら俺にどうしてほしいのか尋ねたっけ。質問は俺が君に何をしてほしいかであるべきだ。これが署名されたものであると知っているだろ」
リドラー「狂ってやがる」
ジョーカー「俺はどこでもアリを駆除できない!」
リドラー「お前一体何を言って…」
ジョーカー「俺はむしろ傷つくかもしれない方を好むんだ」
リドラー「キ○ガイ野郎! クソったれが…」
ジョーカー「根深い心理学の問題は、父親の問題が顕著になると伝えることができる。そして俺は兵士の精神異常行動。こいつを持ってろ。ああ、俺は新しい花壇に取り組んでいる。見るかい? 大工仕事の勝負の一つだ」
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バットマン(目次)
映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」の記事(P10-11)があるのですが、その中にこんな記述を発見。
シリーズ3作目の制作も決定し、来年公開予定の『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のメンバーが登場することも決定。(P11)
もう次回作の話とは気の早いことで。それだけ人気があるということなのでしょう。
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・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/d0CdhX-lFhA
原題:Pokemon Go - Shortest Love Breakup Story
備考:恋愛ドラマ
あらすじ…男女がレストランでデートをしていると、男はポケモンGOをプレイする。
時折英語が出てきますが、それ以外の会話部分では英語字幕が表示されるので、それらを訳してみました。
男「お待たせ」
女「遅い」
男「すまん、仕事があったんだ」
女「いいわ、何にする?」
男「君が好きなものなら何でも」
女「ねえ、聴いて。私たち付き合って2日だけど、もう2年くらい続いてる気がする。すごくない? …何やってるの?」
男「仕事じゃないよ」
女「ねえ、何やってるの?」
男「ポケモンGOで集めたポケモンを見てたんだ」
女「ポケモンGOやってるの? そんな役立たずのゲーム。なんでみんな遊ぶのよ。時間の無駄だわ。そのゲーム嫌い」
男「別れよう!」
この場合は男が悪い。デート中にそんな携帯ゲームをやるのはまずいってことくらい、さすがの私でもわかりますわ。
でも、この作品中で女性が言うようにポケモンGOが役立たずのゲームかというと、それは違う、と反論しておきます。ポケモンを集めるために歩き回るから、運動不足解消にはなりますぜ。
"Make Japan Great Again"(P18-21, 文:ジャック・ヘスルハースト)という記事に注目。このタイトルは言うまでもなく、ドナルド・トランプのスローガン"Make America Great Again"をもじったものです。
さて、冒頭の文章を訳してみました。
日本についての決まり文句は、秩序ある同質性の不思議な国のような印象を与えている。調和が支配し、紛争が回避され、集団意志が何より尊重される場所、これから流れてくるのは、もう一つの永続的な罠:日本は政治に無関心である――日本社会の垂直で摩擦のない構造は、政治的な不満や葛藤が単に存在しないことを意味する。(P18)
そして記事では右翼団体、日本会議、そして固有名詞こそ出さないものの塚本幼稚園を取り上げています。右翼勢力の興隆の例として挙げられているんでしょうけど、塚本幼稚園は保育士不足で閉園になったんでしたっけ。
まあ、こちらの記事自体も、(私が読む限りでは)そこまで興隆してるってほどじゃないという論調のようです。
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/jjhL7lCdSmY
出演:都塚彩、山崎麻衣
あらすじ…女性が写真を撮りながら考える。
わずか30秒弱の短い作品。
ナレーション(女性の独白)を全文ここに引用してみます。
世の中白と黒でできている。
白すぎてもダメ、黒すぎてもダメ。
世の中の全てを知ってしまった私。
この世はつまらない。
そういえばこの世の始まりは
黒なんだろうか? 白なんだろうか?
そうか、始まりは白なんだ。
やっぱりつまらない。
いや、やっぱり最初は黒か?
私の考えを少々述べさせていただくと、そもそも白と黒だけに二分するというのも単純すぎます。他の色があってもいい。
さて、この主人公の女性は何やら哲学をやっていますが、私とはそもそもの段階で認識が異なっているようなので、もし仮に会ったとしても多分話がかみ合わないでしょう。
2017年8月5日(土)・6日(日)開催。
せたがやふるさと区民まつりは例年なら馬事公苑で開催されるのですが、馬事公苑は改修工事中なので、会場が別の場所に変更されています。
馬事公苑の工事は当分続くんですよねえ。
【関連記事】
『第43回 せたがやふるさと区民まつり』
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/F5z0cCQ9rZw
監督:三重野広帆
出演:天野小夜子、西川達也、今村樹
備考:ホラー
あらすじ…女生徒が殺人鬼に追いかけられる、と思ったら夢だった。
タイトルの"the NIGHTMARE AFTER CLASS"は訳すと「放課後の悪夢」といったところでしょうか。
それから、夢オチと思わせておいて実は…というのはホラーとしてはよくある展開です。
ただ、この作品でうまいなと思ったのは、十字架を映すくだり。ここも悪夢のシーンかと思わせておいて実は現実だったということです。この予想の裏切り具合は面白い。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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