点と線(1958年、日本)
監督:小林恒夫
出演:南広、山形勲、高峰三枝子、加藤嘉
原作:松本清張『点と線』
英題:The Dead End
備考:サスペンス
あらすじ…男女の死体が発見される。状況から見て心中かと思われたが、鳥飼刑事は男が所持していた食堂車のレシートが一人分になっているのを不審に感じる。
原作は未読。後で調べてみるとテレビドラマ化もされているとのことですが、そちらも未見です。
予告篇でも明らかにされているので言ってもネタバレにはならないと思いますが、死んだ男女は心中に見せかけた他殺です。ついでに言えば犯人の目星も早い段階で付き、その容疑者の「鉄壁のアリバイ」をいかに崩すかが中盤以降に描かれます。
ところで、松本清張といえば時刻表を駆使したトリックが持ち味ですが、本作ではそれが遺憾なく発揮されています。時刻表をロクに見ない私なんかは作品内で説明されてもついて行けませんが、時刻表とにらめっこして進める作業はなかなか緻密で大変なものだというのはわかりました。
最後に一つ。
高峰三枝子のヤンデレ演技にはそそられるものがありました。
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