池波正太郎「晩春の夕暮れに」
あらすじ…春の夕刻、井戸端で身体を拭う百姓の女房の裸身を覗き見て、思わず突撃した大名は、減封国替の憂き目に遭うのだが……(裏表紙の紹介文より引用)
主人公の大名の名は筒井土岐守忠親といいます。…土岐守? どうせ架空の人物だから適当に架空の官職名を付けたのだろうと思って調べてみたら、なんと実在の人物(井上正甫)がモデルになっているとか。とはいえ、実在のモデルがいようとも、筒井忠親が架空の人物であることに変わりはない。
【参考文献】
縄田一男選『迷君に候』新潮社
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