SHERLOCK(シャーロック):シーズン3 第2話「三の兆候」(2014年、イギリス)
監督:コーム・マッカーシー
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン、アマンダ・アビントン
原題:Sherlock: The Sign of Three
原作:アーサー・コナン・ドイル
備考:ドラマ
あらすじ…ワトソンの結婚式でスピーチすることになったシャーロック・ホームズは、二つの事件を紹介する。だがそれば、今まさに起ころうとしている事件と深く関わるものだった。
原題"The Sign of Three"の元ネタは"The Sign of Four"(『四つの署名』)ですが、signの語には「署名」と「兆候」の意味があり、この話では後者を採っています。尚、兆候の正体についてはネタバレ防止のために伏せておきます。
次に、結婚式に向けて色々と準備するシャーロックについて。友人のために(彼なりに)ここまで骨を折るとは、シャーロックも成長したものです。初期の頃の傍若無人・唯我独尊の塊みたいな彼に較べれば人格的に成熟していると見ていい。
それから、シャーロックとよく似た容姿の子供がシャーロックの前に座った時には笑っちゃいました。この子供は殺人事件に興味を持っているという猟奇趣味の持ち主で、シャーロックは彼に死体画像を見せているのですが(!)、ひょっとしたらこれは魔法の鏡でシャーロックに子供の頃の自分と会わせてやっているんじゃないかと思えてきました。
ちなみにもう一人、シャーロックとよく似た容姿の人物が結婚式に招かれています。前話「空の霊柩車」の最後の方で登場した、モリーの婚約者・トムです。ただし、こちらは容姿が似ているだけで中身は平凡らしく、推理では全く冴えない。まあ、一般的にはトムの方が普通なんですがね。
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