坂本司「うつろう宝石」
あらすじ…小林少年がチンピラ別働隊の副隊長・のっぽの松ちゃんと会い、『紅の涙』盗難事件などについて話し合う。
あらすじの段で述べた『紅の涙』とは社長令嬢の首飾りに使われている宝石で、二十面相がその首飾りを盗んだとされているものの、小林少年は「二十面相のしわざじゃない」(P159)と推理しています。
推理の根拠は伏せておきますが、二十面相の行動原理を把握していればわかることだし、被害者であるはずの社長の対応にも不審な点が見受けられます。この2つの事実が指し示しているのは…!? ともあれ、社長の周辺を洗ってみる必要がありそうですな。
【参考文献】
有栖川有栖・歌野晶午・大崎梢・坂本司・平山夢明『みんなの少年探偵団2』ポプラ社
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