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石川淳「マルスの歌」

 ストーリーを簡潔に記すと以下の通り。
(1)小説が書けずに苦しむ。
(2)従妹の帯子がやってきて、姉(冬子)が死んだと言う。
(3)冬子の葬儀。
(4)伊豆の長岡へ旅行
 そしてストーリー全体を通して、「マルスの歌」とそれに伴う狂躁が通底しています。

 ところで、本書によるとこの短篇小説は1938年の作品です。即ち、前年の1937年には支邦事変が起こり、翌年の1939年には第二次世界大戦が勃発するという時代なのです。
 戦争の神マルスにしてみれば、いよいよこれから大ハリキリだぞといったところでしょうか。そしてこの作家(石川淳)はその神の心を敏感に嗅ぎ取っているのかもしれません。

【参考文献】
池内紀・川本三郎・松田哲夫=編『日本文学100年の名作 第3巻 三月の第四日曜』新潮社

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