バッドマン:バットマン対ペンギン(2013年、アメリカ)
この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/1byycwl8qgc
監督:オーレン・ブライマー
出演:ピート・ホームズ、パットン・オズワルド、マット・マッカーシー
原題:Batman vs. The Penguin (with Patton Oswalt)
備考:パロディ
あらすじ…ペンギンがゴードン本部長を監禁しているところへ、バットマンが救出に来る。
邦題に「バッドマン」とありますが、これは動画の0:07に"BADMAN"とあるためです。これをそのまま邦題の頭に付けさせていただきました。
さて、ちょっと解説しておくと、バットマンは信条として、「人を殺さない」というのがあります。
ところが、1分程経ったところでバットマンが銃を持ったサグ(悪党の手下)をあっさり殺害。
ペンギン「おいちょっと待てよ」
バットマン「何だ」
ペンギン「お前人を殺さないって言ったろ」
バットマン「ああ、そうだ」
ゴードン「バットマン、それは一体…」
バットマン「寝てるだけだ」
このくだりには笑ってしまいました。
それから、バットマンの信条は他にも「銃を使わない」というものもあります。これが最後のオチに使われることになるのですが、ネタバレ防止のために詳細は伏せておきます。
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バットマン(目次)
【追記】
セリフを和訳してみました。改めて訳してみるとバットマンのウザさが際立ちます。
ゴードン「お前らはコブルポット(※ペンギンのこと)のもとから生きて出られないとわかっているんだろうな」
サグ「黙って自分の(殺される)番を待ってろ」
ペンギン「俺を殺せよ、バットマン。殺りたいのはわかってんだよ」
バットマン「私は殺さない」
ゴードン「彼はお前と違うようだな、コブルポット」
ペンギン「お前のバカなルールでお前は自滅する。わかってんだろ、バットマン?」
バットマン「私は銃を隠し持つ卑怯者ではない。私は(銃を)持つことは決してない。私は…」
ゴードン「バットマン、うしろ!」
バットマン「ダークナイトだ。この街の陰に残された最後の倫理の明かり」
ペンギン「待て待て、何だって?」
バットマン「何だ?」
ペンギン「お前さっき殺さないって言ったじゃん」
バットマン「ああ、そうだ。私のルールの一つだ」
ゴードン「なあ、バットマン、それは一体…」
バットマン「寝ているだけだ」
ゴードン「いや、彼は…何だって?」
バットマン「ああ、君たちはわかってないようだ。犯罪との闘いはとても疲れるんだ。なぜなら私は正義の味方だからだ。だから彼らは後で昼寝しなければならないこともある」
ペンギン「ちょ、ちょっと待てよ。あいつらが寝ていると思ってんの?」
バットマン「哀れなチビめ、彼は疲れ切っているんだ」
ペンギン「なんてことだ、お前は死ぬということを知らないのか?」
バットマン「私は完全に知っている。バカにするな。少し話を戻して私がヒーローであることについて話そう」
ゴードン「バットマン、死について知らなくては。君の両親は銃で撃たれて殺されたんだよな」
バットマン「ああ、両親は撃たれた。だが、彼らは生きている…私の特別農場で」
ゴードン「おいおい、農場って…?」
バットマン「彼らは特別なハッピー農場にいて、バターミルクを作ってくれるんだ。彼らは尻尾を振ったり遊んだり…。そこには夢をもたらすハンモックもある」
ペンギン「あの…それは…」
バットマン「彼らは私にEメールを書いてくれる」
ペンギン&ゴードン「…」
バットマン「君が(農場を)なかなか見つけられないのが理解できない」
ゴードン「バットマン、うしろ!」
バットマン「これは非常に筋が通ったシチュエーションだ。古い金持ちたちは農場へ行く」
ペンギン「ふざけてんのか!? 2人でふざけてんのか!?」
ゴードン「ああ」
ペンギン「ファッ!?」
ゴードン「ほら、何を話してたんだっけ? 君がしたこと、あの男を殺したことについてだ」
バットマン「本部長、頭の傷、こいつのせいだ。なぜなら君のセンスは全くないからな」
ペンギン「なあ、ゴードン、俺に言わせてくれる? いい? バットマン、手首に何がある?」
バットマン「ホッケーパッドは持ってないぞ!」
ペンギン「わかった、じゃあ金属製の、鋭い、固いものは?」
バットマン「ここに敵と戦うための三角刃がある」
ペンギン「OK」
バットマン「チンチン」
ペンギン「もういい」
バットマン「お前の剣をへし折った」
ペンギン「バットマン」
バットマン「お前はもうおしまいだ」
ペンギン「信じられん」
バットマン「ごきげんよう」
ペンギン「バットマン、もしその金属製の三角刃が生身の首に当たったらどうなる? 彼らは…」
バットマン「彼らは眠る、私のように。そして起きる、私のように。いつもヘマと共に…」
ペンギン&ゴードン「…」
バットマン「私はそれをバットシグナルと呼ぶ」
ペンギン「違う、彼らは死ぬ! ヘマなんかじゃない、眠いわけでもない! 彼らは死ぬ」
バットマン「待て、お魚ちゃん、彼は眠りに行き、我々は彼をトイレに流した。彼は今、大洋にいる。彼は生きている」
ペンギン「違う、彼は死んだ」
バットマン「ドクター・フィッシー! ノー!」
ゴードン「なあ、バットマン。ドクター・フィッシーに何したんだ? 何かしたみたいだけど…」
バットマン「エサをやりすぎた?」
ゴードン「違う、彼らを殺したんだ」
バットマン「コペルニクス的転回! 以前はわからなかったが、今はわかるぞ。我々は同じページを見ている」
ゴードン「結構」
バットマン「君はこう言ってるんだ、もし私が眠るのなら…死ぬ」
ゴードン「違うよ。まったく…」
ペンギン「どっちにしろ大した問題じゃない。なぜなら私が君に個人レッスンをしてやるからだ。死ね!」
ゴードン「銃を使わないんじゃなかったのか!?」
バットマン「これが銃?」
ゴードン「この大馬鹿野郎!」
バットマン「シー、騒ぐな。起きるよ」
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