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安野眞幸『教会領長崎 イエズス会と日本』講談社

天正八年(一五八〇)、大村氏より長崎を寄進されたイエズス会。
彼らは寺社勢力のように、都市・流通機構を支配し、
南蛮貿易から巨富を得た。
<約束の地>長崎を安定化させるために、
武装化・軍事化路線を進んだ彼らが取った戦略とは?
一五八七年の豊臣秀吉の「バテレン追放令」まで、
日本史上大きな画期をなす<教会領>の時代を捉え直す。

(裏表紙の紹介文より引用)

 私の場合、このことは高校の日本史の授業でちょっとだけ学んだ記憶があります。なにぶん昔のことなのであまり憶えていませんが、たしか長崎が借金のカタに取られてイエズス会の領地になっていたとか。記憶違いだったらすいません。
 しかし本書によると大村純忠(ドン・ベルトロメウ)からの寄進であり(P92-93に寄進文書を掲載)、大村氏とイエズス会のそれぞれの思惑により成り立ったものと解されています。

 それはさておき、本書の前半は経済の話が多く出るので、その方面に疎い人には少々とっつきにくいかもしれません。しかしながら、そもそも長崎は海外との貿易港であるから、貿易(特に南蛮貿易)を取り上げるのは当然で、必然的に経済の話にならざるをえないのです。
 又、イエズス会がこの南蛮貿易で相当儲けていたことも見逃せません。どれくらい儲けていたのかは本書の試算をお読み下さいとしか言いようがありませんが、どうやら「裏帳簿」もあったらしい(P110)。

【参考文献】
安野眞幸『教会領長崎 イエズス会と日本』講談社

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