マイク・シーズニージュウスキー「フランケンシュタイン、ミイラに会う」
あらすじ…主人公は博物館勤務のアニーのヒモ。ある時、その博物館のハロウィンの出し物でフランケンシュタインの怪物を演じることになったのだが…。
そもそもフランケンシュタインとフランケンシュタインの怪物は厳密に言えば区別されるものなのですが、一般的にはフランケンシュタインの怪物をただ単にフランケンシュタインと呼んだりします。
本作もその例に漏れず、アニーの上司のエル・サイード博士が「フランケンシュタインの怪物」(P234)と言ったのに対し、主人公はその衣装を「フランケンシュタインの衣装」(P236)と呼んでいたりします。
というわけで、タイトルのフランケンシュタインとは主人公のことです。それではミイラはというと、「ミイラの格好をしている」(P237)エル・サイード博士だと思われます。
【参考文献】
B・J・ホラーズ編『モンスターズ 現代アメリカ傑作短篇集』白水社
【関連記事】
・フランケンシュタイン(1910年)
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