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十文字青『黒のストライカ』メディアファクトリー

あらすじ…かつて、あまねく夜を統べ、闇に名を馳せた一族――夜魔。その最後の生き残りである高夜椋郎は、日本古来の種族・大目天の監視の下、ごく普通の高校生として日々を送っていた。たまに幼馴染みのしはるを怒らせながらも、平穏に過ぎてゆく毎日。しかしある日、ひょんなことから元臣家の吸血鬼と、彼女を狙う吸血鬼狩りの戦いに巻き込まれたことにより、椋郎の“日常”は“超常”へとその姿を変える。(裏表紙の紹介文より引用)

 上記の引用文の内、以下の語には特殊なルビが振ってあります。

夜魔(ゴーダン)
種族(プライド)
吸血鬼(ヴァンピール)
吸血鬼狩り(エリミネーター)

 本書の中でもこの種の語が登場します。古代種(レガシアン)とか漆黒蠍王(ダルタナトス)とか…。
 私の見るところ、中二病ですな。いや、まあ、そういうのが好きだって言う人もいるから一概に否定はしませんが、私にとっては痛い。
 特に本書の末尾に登場するラングフロイド大公国の会議に至っては、いかにも「世界を裏で操る影の組織」っぽくて苦笑を禁じえませんでした。どうせこいつら、戦力の逐次投入という戦略上の愚策をやらかしてくれるんだろうなあ…などと想像してしまいました。
 とはいえ、戦力の逐次投入をしてくれれば、物語の上では敵が次から次へと出てくることになり、その度に主人公が鍛えられたり覚醒したりするので、物語的にはそっちの方がおいしい。
 尚、ライトノベル『黒のストライカ』は5巻まで出ていますが、本記事で取り上げるのは第1巻までとさせていただきます。

【参考文献】
十文字青『黒のストライカ』メディアファクトリー

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