岸本佐知子「ラプンツェル未遂事件」
あらすじ…塔に住みたいと思っていた「私」は、灰色の塔を見つけ、見に行くことに。
主人公は「もしも最上階が空き家だったら即契約できるようにと、わざわざ手付金まで用意していった」(P352)という執着ぶり。ひょっとして塔の妖怪にでも取り憑かれたのかな? 塔の妖怪…名前はラプンツェル。塔妖怪ラプンツェル。これですな。
【参考文献】
小川洋子編著『小川洋子の陶酔短篇箱』河出書房新社
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