武者小路実篤「空想」
あらすじ…兄妹が、兄の絵に対する世間の批評について会話する。
最後の一行で笑っちゃいました。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、タイトルの意味はこれかと納得した次第。
それはさておき、兄妹の会話は批評に対する批評とも言うべきもので、これは何かを批評したものでさえも批評の対象になりうる、ということを示しています。
かくいう私も当ブログで映画だの本だのを批評しているから、他人事じゃない。
【参考文献】
小川洋子編著『小川洋子の陶酔短篇箱』河出書房新社
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