武者小路実篤「空想」
あらすじ…兄妹が、兄の絵に対する世間の批評について会話する。
最後の一行で笑っちゃいました。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、タイトルの意味はこれかと納得した次第。
それはさておき、兄妹の会話は批評に対する批評とも言うべきもので、これは何かを批評したものでさえも批評の対象になりうる、ということを示しています。
かくいう私も当ブログで映画だの本だのを批評しているから、他人事じゃない。
【参考文献】
小川洋子編著『小川洋子の陶酔短篇箱』河出書房新社
« バットマン:手品(2013年、アメリカ) | トップページ | 第二次世界大戦:雑な日(2015年、アメリカ) »
「書評(小説)」カテゴリの記事
- 大前粟生「タンを待ちながら」(2025.01.28)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(6)ボズワースの戦い(2024.06.06)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(5)第二の求婚(2024.06.05)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(4)処刑と暗殺(2024.06.04)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(3)アン・ネヴィルへの求婚(2024.06.03)
コメント