無料ブログはココログ

« 『たまもの 2016 3 vol.109』多摩モノレール | トップページ | ジョーカーのブログ:(6)1日1個のリンゴ(2009年、アメリカ) »

喰女‐クイメ‐(2014年、日本)

監督:三池崇史
出演:市川海老蔵、柴崎コウ、伊藤英明、中西美帆、マイコ、根岸季衣、勝野洋、古谷一行
原作:山岸きくみ『誰にもあげない』
備考:ホラー、PG12

あらすじ…舞台演劇「真四谷怪談」が企画される。伊右衛門役の長谷川浩介と、その恋人でお岩役の後藤美雪はどんどんのめり込んで行き、次第に現実と芝居の区別が付かなくなってくる。

 まずは「四谷怪談」について。一応、映画の中で劇中劇として登場するので四谷怪談の内容を知らない状態で観ても大丈夫という作りにはなっています。
 でも、予(あらかじ)め知っておいた方が、四谷怪談のストーリーを追いかけなくて済む。その分だけ鑑賞に余裕が出てきます。いえね、何も原作の『東海道四谷怪談』を読めと言ってるんじゃありませんよ、せめてWikiに書いてあるあらすじくらいの情報は頭に入れておいた方がいいってことです。

 それから、本作の見所の一つとして、美雪のヤンデレっぷりを挙げておきます。まさか金属製の器具をそんなところに突き刺すなんて…! あのシーンは正直言って怖かったし、嫌悪感も拭いがたいものがありました。

 最後に、衝撃のラストについて。ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、「え? え? どういうことなの?」と、二度見不可避の展開に。芝居と現実の区別が付かなくなるというのは役者たちの主観だけじゃなくて、客体にも影響しているようです。

【関連記事】
忠臣蔵外伝 四谷怪談
新釈四谷怪談 前篇
新釈四谷怪談 後篇
魔性の夏 四谷怪談・より
陽運寺&田宮稲荷神社
於岩稲荷田宮神社(中央区新川)
お岩さんの墓(妙行寺)

« 『たまもの 2016 3 vol.109』多摩モノレール | トップページ | ジョーカーのブログ:(6)1日1個のリンゴ(2009年、アメリカ) »

2010年代映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 喰女‐クイメ‐(2014年、日本):

« 『たまもの 2016 3 vol.109』多摩モノレール | トップページ | ジョーカーのブログ:(6)1日1個のリンゴ(2009年、アメリカ) »

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31