このドラマは、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/lJtIPi0Nb60
監督:スコット・マクリュア
出演:スコット・マクリュア
原題:The Joker Blogs - Therapy Begins (1)
備考:サスペンス
あらすじ…映画「ダークナイト」で大暴れしたジョーカーは、アーカム精神病院に収容されていた。そしてそこで、ハーリーン・クインゼル医師のセラピーを受けることになる。
本作はアーカム精神病院が記録用に撮影したビデオという設定。
会話が主体であり、数か月前に視聴した時は耳が英語にあまり慣れていなかったのでうまく聞き取れなかったのですが、YouTubeで英語圏のファンフィルムを観ていたためか少しは(ほんの少しは)わかるようになっていました。例えば3:24のところ。
ジョーカー「ごめんよ、プリンちゃん」
クインゼル「ドクター・クインゼルです」
このぐらいなら何とかわかったぞ…と思っていたら、公式サイトに台本(※)がPDF形式で掲載されていました。まあ、わからないところはそれをチェックすればいいか。
ところで、今回のジョーカーはテンションが低めです。「ダークナイト」であれだけ激闘を繰り広げていたのだから、心身ともに疲労困憊しているんじゃないかと推察いたします。
ちなみにこのシリーズ、長く続いているんですよねえ。
The Joker Blogs公式サイト
http://www.thejokerblogs.com/
※"MEDIA"の"Series 1 Scripts"にある。
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バットマン(目次)
【追記】
訳してみました。
【拙訳】
(アーカム精神病院/精神科更生プログラム/患者4479番/担当:H・クインゼル医師)
(セラピーの開始)
クインゼル「患者4479番を担当するクインゼル医師です。触らないで。ほら、そっちへ。そちらへどうぞ。はい、じゃあ座って。OK、快適ですか?」
ジョーカー「…いいや」
クインゼル「できれば撮影中はカメラを向いて下さい」
ジョーカー「ん?」
クインゼル「カメラを向いて下さい」
ジョーカー「やあ」
クインゼル「記録のために名前を言って下さい」
ジョーカー「なんでいきなりこんなことするんだ、ハーリーン?」
クインゼル「この専門職を全うしたいからです。私をクインゼル医師として対応して下さい」
ジョーカー「それじゃあ俺をミスターJとして対応してくれるかい?」
クインゼル「収容者は壮大な妄想を伴う鬱病による狂乱状態に苦しんでいます。そして反社会的な性格の混乱は…」
ジョーカー「とてもシンプルに聞こえる。OK、我々は収容者とは違う言葉を使うんだ。そいつは誰かが俺をここに留めようとしているようで、ネガティブな意味がある。出て行きたくないんだ。ここが好きだよ。屋根があって無料のメシもある。愛らしい企業だよ、俺は一銭も払わないんだ」
クインゼル「順調に進んでいますね」
ジョーカー「ああ、順調ね」
クインゼル「まず最初に、あなたの更生は、自分がここへ来た理由を理解し、折り合いをつけることです」
ジョーカー「折り合い?」
クインゼル「そうです」
ジョーカー「折り合いの定義を決めよう。それが議論の最初の段階だ」
クインゼル「これは議論じゃありません。セラピーです」
ジョーカー「セラピー? いいや、この記録は無料の教材で、俺の精神的健康のために、内なる混乱を表現する手段なんだ。もちろん、誰かがこれを見て精神的健康について不思議に思うに違いない。人々に届くんだ。信じてくれ」
クインゼル「ですがあなたは自分が現実の問題を抱えていると思っていない」
ジョーカー「ワオ、誰も完璧じゃない」
クインゼル「完璧になる必要があるとは言っていません」
(中略)
クインゼル「なぜあなたはここにいるのですか?」
ジョーカー「俺は戦争の囚人で、前線で捕まったんだ。アマンダが戦闘から連れ出してくれた。ほんの一時的にね。脱出する捕虜の義務だ」
クインゼル「話が進みません」
ジョーカー「ごめんよプリンちゃん」
クインゼル「クインゼル医師です」
ジョーカー「クインゼル医師ね」
(中略)
ジョーカー「君が好きだよ。面白くなりそうだ。なんで学習したいの?」
クインゼル「ひどいことをしなければ、ここには入れられません」
ジョーカー「そうだね。それは自分が完璧じゃないってことだ」
クインゼル「自分の言葉で、自分がなぜここにいるのか言って下さい」
ジョーカー「社会によると、俺は悪いことをやった。社会的に受け入れられないことをな」
クインゼル「もっとまじめに話して下さい。なぜここにいるのですか?」
ジョーカー「まじめに? 俺はここにいる、それは、俺がここにいたいからさ」
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