結城昌治「孤独なカラス」
あらすじ…カラスと呼ばれる少年がいた。彼はカラスの鳴き真似がうまく、小学校にも通わず公園をブラブラしていた。そんなある時、4歳の幼女が行方不明になる。
巻末の解説によると、この少年はどうやら精神分裂病らしい(P371)。
P117-118では少年と死んだ父親(のようだと少年は思っている)の会話が出てくるのですが、少々長いので引用は避けます。尚、会話の内容は支離滅裂と言ってしまえばそれまでですが、ひょっとしたらユングのローレライのように了解可能な言語があるかもしれません。
まあ、わかったところで胸糞が悪くなるんでしょうけど。
【参考文献】
筒井康隆編『異形の白昼 恐怖小説集』筑摩書房
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