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マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー『刑事マルティン・ベック ロセアンナ』角川書店

あらすじ…ボーレンスフルトの閘門で、全裸女性の絞殺死体が見つかった。身元不明の遺体には誰からの問い合わせもなく、事件は膠着状態に陥ったかに見えた時、アメリカの警察から一通の電報が届いた。「ソレハコッチノサガシテイルオンナダ」。ロセアンナ・マッグロー、27歳。この知らせをきっかけに、刑事マルティン・ベックは、ロセアンナと関係をもった男達についての証言を探ってゆくが――。(裏表紙の紹介文より引用)

 マルティン・ベックシリーズの第一作目。
 本作は同シリーズの『笑う警官』と同様に、あるかないかの手がかりを探って探って犯人に行き着くという手法を取っているため、人物関係図を作ってこれを掲載すると犯人がわかってしまうおそれがあります。よって、今回は人物関係図の作成を断念することにしました。
 その代わりに、登場人物の一覧を作っておきます。

【登場人物】
ロセアンナ・マッグロー………………殺されたアメリカ人。
エドガー・M・マルヴァニー…………ロセアンナの元ボーイフレンド。
メアリー=ジェーン・ピーターソン…ロセアンナの友人。
船長………………………………………ディアナ号の船長。
副船長……………………………………ディアナ号の副船長。
機関長……………………………………ディアナ号の機関長。
カール=オーケ・エリクソン=ストルト…ディアナ号のボイラーマン(当時)。
ロルフ・シューベリ……………………ディアナ号のボイラーマン(当時)。
アクセル…………………………………退役した陸軍大佐。
大佐夫人…………………………………アクセルの妻。
イェンツ少佐……………………………ドイツ人。ディアナ号の乗客(当時)。
イェンツ夫人……………………………ドイツ人。ディアナ号の乗客(当時)。
フラウ・リーベイナー…………………ドイツ人。ディアナ号の乗客(当時)。
ギューネス・フラット…………………トルコの医学生。ディアナ号の乗客(当時)。
ギューネスの叔父………………………トルコ人。ディアナ号の乗客(当時)。
ヴィベケ・アムダール…………………デンマーク人女性。ディアナ号の乗客(当時)。
ウィルフレッド・S・ベラミーJr.……アメリカ人。ディアナ号の乗客(当時)。
ミセス・ベラミー………………………アメリカ人。ディアナ号の乗客(当時)。
アンダソン夫妻…………………………アメリカ人。ディアナ号の乗客(当時)。
コーンフィールド………………………アメリカ人。ディアナ号の乗客(当時)。
フォルケ・レンナート・ベングトソン…事務員。ディアナ号の乗客(当時)。
ユータ・イーサクソン…………………ディアナ号のウェイトレス(当時)。
カーリン・エリサベート・ラーソン…ユータの元同僚。
シーヴ・リンドベリ……………………フォルケの元交際相手。
アールベリ………………………………モーターラの刑事。
ラーソン…………………………………モーターラの警部。
署長………………………………………モーターラの警察署長。
県警本部長………………………………ウステルユートランド県警察本部長。
マルティン・ベック……………………スウェーデン警察本庁の刑事。
コルベリ…………………………………スウェーデン警察本庁の刑事。
メランダー………………………………スウェーデン警察本庁の刑事。
ステンストルム…………………………スウェーデン警察本庁の刑事。
ハンマル…………………………………スウェーデン警察本庁の警部。
ルンドベリ………………………………巡査。
ソニア・ハンソン………………………婦人警官。
エルマー・B・カフカ…………………アメリカの犯罪捜査官。

 リストを作ってみると、改めてその多さと国際色の豊かさに驚かされました。こんなにいたのか!
 又、ひょっとしたら書き漏らしがあるかもしれませんが、その場合はご自分で適宜書き込みを行なって下さい。これ以上の「面倒臭い」作業は、「辛抱強い読者」の手に委ねます。

 ところで本作では、当初は犯行を否認していた犯人から、マルティン・ベックが巧妙に自白を引き出すくだりが一つの見せ場となっています。詳しく書くと犯人がわかってしまうので詳述は避けますが、犯人を徐々に追い詰めて行く様子が面白い。

【参考文献】
マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー『刑事マルティン・ベック ロセアンナ』角川書店

【関連記事】
マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー『刑事マルティン・ベック 笑う警官』角川書店

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