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ファゾム(2013年、アメリカ)

 この自主制作映画は、YouTubeで観ました。
https://youtu.be/q2duevcUMGw

監督:ジャスティン・ジョーンズ
出演:ウェズリー・ライス、マシュー・タリー・ブラウン、ダニエラ・レオン、ロイ・アーワス
原題:FATHOM
製作:Germark Pictures
備考:ホラー

あらすじ…一人の老人(コール)が、スレンダーマンに妹(エミリー)をさらわれた過去を回想する。

 コールの部屋の壁に貼られた地図や新聞記事の切り抜きの数々を見ると、彼は長年スレンダーマンを追っていたのだということがわかります。
 だとすれば、彼が妹を失ってから現在までの間に、スレンダーマンが出没するかもしれない森を探索するシーンを挿入してもよかったかもしれません。

 ちなみにタイトルの「ファゾム」について。原題のFATHOMの意味が長さの単位の尋(約1.8m)という意味だということはわかったのですが、うまい邦題が思い付かなかったのでそのままにしました。

スレンダーマン

【関連記事】
スレンダーマン(目次)

【追記】
 訳してみました。
 尚、タイトルのファゾムですが、調べてみたら「見破る」「看破する」という意味があり、作品の中でそういう意味で使われていることが判明しました。

コール「世界が創造されて以来、無数の時が流れた…。(世界は)定められた法則の下で作られた。この世界に住む全ての者が守らなければならない法則。全ての者が一つの場所、一つの瞬間に存在するには限りがある。ある場所から別の場所に旅をするには、時間とエネルギーの両方が犠牲にされなければならない。だが我々の世界は一つではない。同じ場所を共有し、我々の限られた意識の下…別世界が横たわる。1つははるかに古い。法則があるもう一つは古い。我々はこの場所を知るべきではない。分離されるべきなのだ。だが時に、この他の領域に棲む者たちとは…遭遇する」

コール「来いエミリー、急げ!」
エミリー「どうしたの!?」
コール「わからない。ほら」
エミリー「もう無理よコール」
コール「頑張れ」
エミリー「そこにいる! 捕まっちゃう!」
コール「あきらめるな! 後ろを見るんじゃないぞ!」
エミリー「もうダメ」
コール「時間がない!」
エミリー「コール」
コール「エミリー、俺の背中に飛び乗れ。背中だ、早く! エミリー?」

コール「エミリー。エミリー! エミリー!」

コール「そのしるしは、そいつがそこにいたことを示す、数少ない痕跡の一つだ。そいつは自分の原始的な黒い彫刻を通り道に残す。他に書かれた言葉は断片的なものだ。これらの行為は、そうだ、逸脱した世界で発達した習慣が心に入り込む窓にすぎない。もし私が理解できたら。もし私が見破ることさえできていたら。多分…その3番目の最も著名な実行、世界中の消えた、殆ど行方不明といえる子供たちの事件に終止符を打つことができた。彼らはどこへ? それになぜ? そして今や、私は知ることがなかったかもしれないことを感じ始めている。私が理解していなかったかもしれないことを」

コール「おい! どこへ行く!? 答えろクソ野郎! エミリー! エミリー、戻れ! エミリー。戻れと言ったろ。 俺たちに構うな! 彼女に何がしたい!? エミリー。どこへ行く? 止まれ! 嗚呼! 戻れ! どこへ行く? 」

コール「41年後、私は一度として妹を見付けることを諦めたことはない。あの顔のないモノをどのように考えるかね? 法則に従わないモノをどうやって見付けるのかね? そいつは私を見付ける。そいつが連れ去った後に彼らに残されたものは…彼女に残されたものは…」

コール「わからない。わかろうとも思わん。彼女を返せ!」

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