皿井垂『映画の中の奇妙なニッポン』彩図社
外国映画に描かれた日本をこれでもかこれでもかと紹介したもの。巻末の掲載作品リスト(P242-254)を眺めるだけでも、多くの作品を取り上げているのがわかります。
ところで、本書の中でジャッキー・チェン主演の「新宿インシデント」のレビューを発見。一部、引用します。
この映画はジャッキーの黒歴史ともいうべき作品で、バイオレンスたっぷりだがカンフーはなし。「サムライ魂で支那の豚どもぶっ殺すんだぁ!」というミもフタもないセリフが飛び交う暗い犯罪ドラマである。(P53)
あれは黒歴史だったのかあ。泥臭いジャッキーに味わいがあって個人的には好きなんですがね。
それから、本書では取り上げられていませんが、「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」にも奇妙な日本が登場します。この映画のラストは日本での結婚式なのですが、挙式をするのがなぜか鳥居の前。なぜそこなんだ。
とまあ、このように本書には掲載されていない「奇妙なニッポン」はまだまだあるはずですので、興味のある人は探してみるといいんじゃないでしょうか。
【参考文献】
皿井垂『映画の中の奇妙なニッポン』彩図社
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