海音寺潮五郎「城井谷崩れ」
あらすじ…黒田如水の娘・八重は城井谷友房に嫁ぎ、二人の子供をもうける。そんなある日、黒田家が友房を中津へ招待するが…。
人名を見て「あれ? 宇都宮鎮房じゃなかったっけ?」と思いましたが、巻末の解説によると本作は黒田騒動の講談を元ネタにしているとのこと。講談の方で人名が変えられているというわけです。
他にも史実と異なる点があって巻末の解説で言及されていますが、講談が元ネタである以上、その講談をロクに知らない私がとやかく言っても始まりますまい。
【参考文献】
末國善己・編『小説 黒田官兵衛』作品社
« 池波正太郎「智謀の人 黒田如水」 | トップページ | 大脱獄(1975年、日本) »
「書評(小説)」カテゴリの記事
- 樋口一葉「この子」(2023.05.16)
- 樋口一葉「わかれ道」(2023.05.15)
- 樋口一葉「うつせみ」(2023.05.14)
- 樋口一葉「ゆく雲」(2023.05.13)
- 樋口一葉「大つごもり」(2023.05.12)
コメント