池波正太郎「智謀の人 黒田如水」
あらすじ…豊前中津の隠居として悠々自適の暮らしを送っていた黒田如水。ある日、石田三成が挙兵したとの急報を受け、「やるべいかの」と天下獲りに動き出す。
隠居といってもただの隠居ではありません。いざという時には即座に軍勢を率いて戦うというのだから、普段から領内の政治・軍事を掌握していたはずです。後年、駿府に「隠居」した大御所・徳川家康と相通じるものがあります。
【参考文献】
末國善己・編『小説 黒田官兵衛』作品社
« 菊池寛「黒田如水」 | トップページ | 海音寺潮五郎「城井谷崩れ」 »
「書評(小説)」カテゴリの記事
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(6)ボズワースの戦い(2024.06.06)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(5)第二の求婚(2024.06.05)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(4)処刑と暗殺(2024.06.04)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(3)アン・ネヴィルへの求婚(2024.06.03)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(2)クラレンス公ジョージ(2024.06.02)
コメント