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パニック・マーケット(2012年、オーストラリア・シンガポール)

監督:キンブル・レンドール
出演:ゼイヴィア・サミュエル、フィービー・トンキン、シャーニ・ヴィンソン
原題:BAIT
備考:R15、パニックアクション、サメ映画

あらすじ…突如発生した大津波によって、13人の男女+犬1匹がスーパーマーケットの中に閉じ込められてしまう。しかもそこには巨大な人食いザメが!

 ニコニコ動画のメタルマンの人に影響されて自分もサメ映画を観ておくことにしました。尚、「パニック・マーケット」にしたのは近所のレンタルビデオ店でたまたま見かけたからで、特に深い理由はありません。

 さて、本作のストーリーですが、パッケージ裏の説明文だと大洪水が起こったことになっています。でも、映像を観ると海から巨大な波が…って、これ大洪水じゃなくて大津波ですな。
 なぜ大洪水の語を用いたのかを愚考するに、前年(2011年)の東日本大震災の影響で津波が忌み言葉になったのかもしれません。
 でも、私は津波を忌み言葉にしようとは思わないし、日本人の私から見ればこれは大洪水というより大津波ですので、本記事のあらすじでは大津波と表記させていただきました。ご了承下さい。

 次に、人物関係図をどうぞ。

「パニック・マーケット」人物関係図

 ジェイミーの父親の名前は作中では呼ばれませんでしたが、スタッフロールをチェックして「こいつじゃないかな…」というのがロッキーだったので、とりあえずロッキーにしました。
 又、警備員の名前は字幕だとボブでしたが、英語音声だとコリンズと呼ばれていたし、スタッフロールでも役名がコリンズだったので、「ボブ(コリンズ)」と表記しました。

 ところで人物関係図を眺めてみると、嫌な上司のジェサップは「中盤で殺される悪徳市長」、地下駐車場でイチャコラするカップル(カイルとヘザー)は「墓場でセッ○スしていてゾンビか殺人鬼に殺されるバカップル」というポジションだなと思いました。
 それから、死亡フラグについて。過去の回想を語り出したら死亡フラグが立つというのは有名な話ですが、この映画でも突然過去を語り出す人物が登場します。でも、その人は危機に見舞われるものの死亡を回避しています。
 ただしカイル、てめーはダメだ。自分が助かるために、犬にあんなことをしやがったのだから。

 主人公のジョシュにも言及しておかねばなりますまい。
 ジョシュは過去の悲しい事件が元でヒロインのティナと別れ、現在、ティナはスティーヴンという新しい恋人がいるという状態です。でも、予告篇をチェックすると、ジョシュとティナが水に浸かりながらキスをするシーンがあります。あれれー? スティーヴンは?
 ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、スティーヴンがどうなったか、そしてその時ジョシュがスティーヴンに何をしたかにご注意下さい。

 最後にまとめを少々。
 この映画は、私が最近観た「八甲田山」「日本暗殺秘録」なんかに較べればはるかに中身がスカスカで詰めの甘い低予算作品です。でも、頭をカラッポにして楽しめるという利点はあります。知能指数を下げたい時などにはおすすめです。

パニック・マーケット

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