菊池寛「黒田如水」
黒田如水のエピソードを集めて一つの短篇小説にしたようなもの。紹介されているエピソードは、割とよく知られているものが多いので、特に目を引くものがありませんでした。
如水の意気、画策、行動は、宛然太閤の小規模の観がある。境遇が、あべこべであったら、どちらが偉くなったか分らぬ。(P17)
いや、それでも「出世の神様」豊臣秀吉の方がやはり偉くなっていたでしょうな。
【参考文献】
末國善己・編『小説 黒田官兵衛』作品社
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