『ふれ愛交差点 7.2015』(株)シジシージャパン
P9に「たこと枝豆のアヒージョ」のレシピを発見。アヒージョにタコは合うとは思っていましたが、枝豆も行けるのか。そいつは一つの発見でしたわ。
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P9に「たこと枝豆のアヒージョ」のレシピを発見。アヒージョにタコは合うとは思っていましたが、枝豆も行けるのか。そいつは一つの発見でしたわ。
大学生と教員がDTPの演習の一環として制作したフリーペーパー。
学生が作ったためか、詰めの甘い点が幾つか見受けられます。例えば一つ挙げておくと、P47に掲載されている地図は画像の粒子が粗いのみならず、山手線が秋葉原駅の北で途切れていたりします。
それはさておき、P11に神田神保町の矢口書店が掲載されているのを発見。そういえば昔この店で楽譜を買ったことがありますわ。
【追記】
後に神保町を再訪して気付いたのですが、私が楽譜を購入した場所は矢口書店ではなくてその隣の古賀書店だったらしい。昔のことなので記憶違いがあったようです。汗顔の至り。
表紙を飾るのは仏ヶ浦。
俺の東北旅行写真フォルダが火を噴くぜ!
今回は文章よりも写真を多めにして見ました。
東海・北陸・信州の中部広域観光オフィシャルマガジン。タイトルに「十景」とありますが、紹介されている観光スポットは10を超えており、この場合の「十」は具体数というより「多数の」という意味合いが強いように思われます。
ところで、表紙の鬱蒼と茂った森林はどこかというと、岐阜県飛騨市白川村の天生県立自然公園とのこと。P3の情報によれば天生峠は泉鏡花の「高野聖」の舞台になったとか。だとすると「何か」がいそうな気がしますな。
表紙に出てくるのは部屋の中とおぼしき場所なのですが、床が芝生になっています。
おそらくはスタジオでセットを組んで撮影したのでしょうが、もしもこんな部屋が実際にあったらと想像してみると…虫とかがわいて大変でしょうな。それに、芝生の湿度で本がダメージを受けるかもしれません。
「マルチカラーLEDシーリングライト」(P1-2)に注目。5色(電球色・白色+RGB)のLEDを個別に設定することで部屋の明かりを様々な色に変えることができるとか。
この機能を駆使すれば、例えば猟奇趣味の人が部屋を真っ赤に照らして、妖しくて危ない雰囲気を楽しむ、なんてことができそうですな。江戸川乱歩が喜びそうだ。
「虫ブロック設計」(P15)なるものに注目。LEDシーリングライトのカバーの中に虫が入り込むのを防ぐ機能です。
カバーと本体のすき間にパッキンを装着。さらにパッキンに防虫剤をしみこませることで防虫性能がアップ。(P15)
こういう機能をメーカーが付けてくるということは、実際に虫が入ってきてしまうことがあるのか…と、かく言う私もこれを書きながら自宅の天井のシーリングライトを見上げてみる。むむむ、結構汚れているな…どれ、カバーを外してみるか…うわぁ、小さな虫の死骸がこんなに…!
はい、その場で掃除しておきました。
監督:リュック・ベッソン
出演:ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズ
英題:The Family
仏題:Malavita
原作:トニーノ・ブナキスタ『隣のマフィア』
備考:クライム・コメディ
あらすじ…元マフィアのボス、ジョバンニ・マンゾーニはマフィアを裏切り、FBIの保護の下、家族と共に名前を変えてフランスのノルマンディーに移り住む。だが…。
ブレイク一家は元の身分(ニューヨークのイタリア系マフィア)を隠して生活するのですが、何かのトラブルに遭遇すると「マフィア方式」で解決しようとします。スーパーを爆破したり配管工を病院送りにしたり…。三つ子の魂百まで、というやつですかね。
まあ、映画で観ている分にはユーモアがあるし痛快です。そう、観ている分には…。実際にこいつらが隣に引っ越してきたらと想像すると…ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、ブレイク家の隣の住民が終盤でどうなったのかをご覧下さいとしか言いようがない。
表紙の上部に6ヶ国語で「新宿」と表記してある(らしい)ことから、本誌は外国人観光客向けなのかと思いきや、中をチェックすると日本語のオンパレード。正直言って外国人観光客が読むにはハードルが高く、日本人向けです。
ちなみに、「家族でショッピング 新宿三丁目」(P8-9)という記事にビックロ(新宿区新宿3-29-1)が載っているのですが、あそこは外国人観光客が多いですぜ。
特集記事が「川喜多長政&かしこ 映画の青春」(P16-25, 文=佐藤忠男)なのですが、ここに掲載されている写真で川喜多夫妻と一緒に写っている人たちの顔ぶれが凄い。
一部紹介すると、ジャン・ギャバン、黒澤明、ジョン・フォード、マリア・カラス、チャーリー・チャップリン、山口百恵、アラン・ドロン、フランソワ・トリュフォー、フランシス・フォード・コッポラ、…。う~ん、華やか!
ちなみに、この夫妻が日本に輸入した映画で私が視聴したものは…ああ、ありました。「黒いオルフェ」(P17)が。他にもあるかもしれませんが、記事中からわかったのはとりあえずこれだけです。
『朱蒙』『大王四神記』『善徳女王』『龍の涙』『宮廷女官チャングムの誓い』『ファン・ジニ』『イ・サン』に描かれた「歴史」のどこからどこまでが史書の記述に基いていて、どこからどこまでがウソ、創作、ファンタジーなのかを述べたもの。
私はこれら7つの韓流時代劇を観たことはありませんが、映画ならば「王の男」(※1)を観たことがあります。「王の男」を観た時にはホモホモしい描写にばかり目が行きましたが、本書を読み終えた今となってはあの派手な衣装も史実では…。
まあ、私は著者(宮脇淳子)ほど朝鮮史に詳しくないので、「王の男」について史実とどこが違うのかはここでは書きません。どうしても知りたい方は、自分で燕山君の事績を調べるなり何なりして下さい。
それはさておき、私から本書について批判めいたことを少々述べさせていただきます。正確に言えば私と著者のスタンスの違いということなのですが。
本書の中で、このような記述がありました。
ところが、『三国史記』から約100年後に、一然というお坊さんによって書かれた『三国遺事』は、一応『三国史記』と並ぶ古代朝鮮に関する資料なのですが、その内容はといえば言いたい放題です。シナの古い資料を無視して、何千年も前から古代朝鮮国家が存在していたことにしたのです。一然は、自分でデッチ上げた歴史書『朝鮮古記』に書かれていたとして、次のように記しています。(P53)
この後、檀君神話が引用されますが、有名な話なので割愛。
私は折口信夫や柳田國男などの影響もあってか、神話や伝説を一概に後世の創作と断ずるを潔しとせず、これを分析の対象と見なしています。
例えば檀君神話の中で桓雄との間に子をもうけるのは熊(熊女)ですが、なぜ狼や虎、犬や猿などでなくて熊なのか? これは熊を祖先とするトーテミズムを持つ部族の伝承が入り込んでいると見ることができる、といった具合です。
もちろん、「熊は人間の祖先ではない」というのは現代科学の常識です(※2)。しかしだからといってトーテミズムの伝承まで否定していいのかというとそれは違う、というのが民俗学的な見地だと申し上げておきましょうか。
とはいえ、そもそも本書は歴史(朝鮮史)について述べたものであって、民俗学の本ではないから、これはこれで一つの見識ではある、ということも同時に申し上げておきます。
※1.李氏朝鮮の暴君・燕山君と、彼の寵愛を受けることになった旅芸人のホモカップルの三角関係を描いたホモ映画。
※2.同様に、蒼き狼と白き牝鹿からモンゴル人が産まれるということも科学的にはありえない。そう、科学的には、ね。
【参考文献】
宮脇淳子『韓流時代劇と朝鮮史の真実 朝鮮半島をめぐる歴史歪曲の舞台裏』扶桑社
「第五章 敗者と『勝者』」(P89-115)では第一節でロシア帝国が、そして第二節では「二つの中央ヨーロッパ帝国」(P99, ドイツ帝国とオーストリア=ハンガリー二重帝国のこと)がどのような末路を辿ったのかが描かれ、第三節では講和締結以降のヨーロッパ情勢が描かれています。
さて、ここで第五章のタイトルの「勝者」にカギカッコが付いていることに注目されたい。わざわざカギカッコを付けるということは、勝者は勝者であるとされているけれども実は勝者ではないとの意を含めているのです。
ここでは最後にもう一度、第一次世界大戦の代償を思い浮かべることが重要である。その損失の叙述からこの書は始まっている。この戦争がすべての参戦国の社会にとっては破局であり、その中で最終的に勝者がいなかったことは、疑いようがない事実である。そして、ヨーロッパと最終的には世界で一九四五年までに起こったことを深く考えるならば、第一次世界大戦はまさに二〇世紀の「最初の破局」(ジョージ・F・ケナン)であった。(P114-115)
まあ、アメリカでは第一次世界大戦後に『華麗なるギャツビー』に描かれるような好況が到来するから、アメリカが勝者らしい勝者と言えないこともない。
【目次】
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(1)
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(2)
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(3)
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(4)
【参考文献】
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部
戦争が勃発すると何が起こるのか? 第一次世界大戦ではインフレ、増税、国債の増発が起きたことを本書は述べています。
この戦争は、財政・租税の専門家にもとりわけ難しい問題を投げかけた。まず初めに、物価高騰の問題が出てきた。経済上の、そして財政上の戦争への準備がどの国においてもほとんどなされていなかったので、国家による需要は戦争の始まりと共に急速に上昇していった。たとえ諸官庁が工業家、農民、商人による価格の釣り上げの阻止に向けて一生懸命に動いたにしても、インフレーションを食い止めることなど出来なかった。その間に食料や消費財は、軍の需要と戦時物資への生産の転換によって既に段々と品薄になってきていた。一般民衆の需要は、したがって物価を引き上げていくことになっていった。先に言及した大衆の窮乏化が始まったのである。大衆は、物価の高騰の中でしだいに生活に窮するようになっていった。
そして最後には、最も重大な問題が現れてきた。如何にして国家は、国民経済学的にはほとんど生産的ではない武器の購入費用を支払うのであろうか。基本的には三つの可能性が存在した。その三つの可能性に全ての交戦国は、重点の置き方はさまざまだが手を伸ばした。一つは税の引き上げであり、市民にその負担を迅速に課していくものである。二つめは国債である。それは国家負債を肥大化させ、次の世代にその支払いを転嫁していくものである。三つめは、金準備の取り崩しである。(P49-50)
財務官僚にとっては悪夢のような事態ですが、庶民にとっては地獄のような生活苦があることをお忘れなく。
それから念のために言っておきますが、この程度のことはまだまだ序の口ですからね。戦争が終わらずに人が大量に死傷し、物資が更に窮乏し続けると、もっとひどいことになります。
具体的に何が起きたかについてのこれ以上の描写は本書に譲りますが、最終的にはロシア帝国のように国が崩壊します(ロシア革命)。
あ、でも、悪いことばかりじゃありませんよ。前線から帰還してきた兵士たちは政治的・社会的意識が高くなります(P58)。又、銃後での女性労働の増大によって女性の権利意識も高まっています(P79)。
尚、彼らを「意識高い系w」と嘲ってはいけません。なぜなら、彼らは意識を高めるのに充分な(あるいはそれ以上の)働きをしたのだし、犠牲も払っているのですから。
【目次】
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(1)
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(2)
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(3)
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(4)
【参考文献】
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部
「第一章 第一次世界大戦とその損失」(P1-17)では第一次世界大戦で列強がどれだけの損失を蒙ったかを計算しています。
直接戦闘で命を落とした総数九四〇万人のうち、イギリス、フランス、そしてドイツではかなり信頼できる数字が分かっている。戦死者数は、イギリスが七二万三〇〇〇人、フランスが一三二万人、ドイツが二〇三万人であった。ロシアの戦死者数が一八一万人、オーストリア=ハンガリーの戦死者数一一〇万人というのは、余りにも少なく見積もり過ぎているかもしれない。(P4)
さまざまな要因を計算に入れると、両陣営の列強は第一次世界大戦で一七五〇億ドル以上を費やした。その総額中三七八億ドルを使ったドイツと三五三億ドルを使ったイギリスは、トップクラスである。次はフランスで二四三億ドルを支出した。以下、アメリカ二二六億ドル、ロシア二二三億ドル、オーストリア=ハンガリー二〇六億ドル、イタリア一二四億ドルと並ぶ。(P9)
総力戦を4年も続ければこうなるわけですな。『孫子』に「兵は国の大事」とありますが、その言葉をここで噛みしめることになろうとは…。
ともあれ、これだけの損失を出したのだから、敗者が過酷な運命を辿るのは無論のこと、勝者であっても安閑としてはいられますまい。
戦後、フランスがドイツに巨額の賠償金を請求したり、ルール地方を占領したのもわからなくはない。とはいえ、結果としてそれらの行為は自分の首を絞めることになるのですが…。
【目次】
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(1)
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(2)
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(3)
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(4)
【参考文献】
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部
第一次世界大戦の本。難易度としては、高校の世界史で第一次世界大戦をきちんと学んでいれば理解できるレベル、といったところでしょうか。いや、それのみならず、論文をある程度は読みこなせる力もまた必要でしょうな。
ところで、「まえがき(第五版)」では最新の研究動向を紹介しているのですが、この中に有名な映画作品への言及があります。
エーリヒ・マリア・レマルク(Erich Maria Remarque)の『西部戦線異状なし』を読んだか、あるいはアメリカで映画化されたものを見た人は、冒頭の場面を覚えているであろう。その場面では、兵士があるギムナジウムの窓の傍で歓声をあげている人々の前を隊列をなして通り過ぎて行く。その一方で教室の中では、愛国主義的な教師が兵役に若くして志願するように生徒に対して説いている。(xii)
映画の当該箇所は以下の通り。
こんなものを見てしまうと、私もこの映画を観たくなってしまいます。
ちなみに、第一次世界大戦を扱った映画は第二次世界大戦のそれに較べて少ないですが、私も些少ながら視聴しております。捕虜収容所からの脱走を描いた「大いなる幻影」と、モーツァルトのオペラの舞台を第一次世界大戦に移した「魔笛」です。
長くなってきたので続きは次回。
【目次】
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(1)
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(2)
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(3)
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部(4)
【参考文献】
フォルカー・ベルクハーン『第一次世界大戦 1914-1918』東海大学出版部
【関連記事】
木村靖二『第一次世界大戦』筑摩書房
別宮暖朗『第一次世界大戦はなぜ始まったのか』文藝春秋
【追記】
後日、西部戦線異状なしを視聴しました。
巻頭特集が「気持ちいいアウトドアのススメ」(P4-9)なのですが、その中のP6に「オールインワンコーヒーシステム」なるアイテムを発見。
マルチポットでお湯を沸かし、挽いたコーヒー豆を入れたら、フレンチプレスで抽出するだけで温かなコーヒーが完成。真空断熱ボトルでおいしさが持続。
アウトドアでホットコーヒーですか。世の中進歩したものだ。ちなみに私は自宅でコーヒーを淹れて飲みますが、外ではコンビにコーヒーですかね。まあ、さすがにピクニックともなるとコンビニコーヒーは無理ですが。
恐怖映画6本(「地下に潜む怪人」「恐怖の人体研究所」「鮮血ピエロの惨劇」「スティーブン・キング 血の儀式」「呪い襲い殺す」「ジェニファー・ロペス 戦慄の誘惑」)のチラシ。
このチラシの中に「ファウンドフッテージホラー」なる語があり、説明文によると「第3者によって発見された未編集の映像で紡がれたホラージャンル」とのことで、代表作には「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」が挙げられています。ついでに言えば「トロール・ハンター」や「食人族」もこのジャンルに入るんでしょうな。
箱根山は小規模ながら噴火しましたが、箱根関連のレジャー記事は結構あります。
・箱根バーベキューテラス Wimpy(ウィンピー)(P05)
・芦ノ湖夏まつりウィーク/箱根神社(P06)
・箱根海賊船「特別運航便」(P07)
・箱根強羅公園「カブト・クワガタ展」(P12)
・箱根登山バス「手ぶらでアウトドアツアー」(P13)
一応言っておきますけど自然は気まぐれですからね。噴火具合によってはこれらが中止になることだって充分ありえます。
箱根の観光産業にとっては、これは痛い。
監督:キンブル・レンドール
出演:ゼイヴィア・サミュエル、フィービー・トンキン、シャーニ・ヴィンソン
原題:BAIT
備考:R15、パニックアクション、サメ映画
あらすじ…突如発生した大津波によって、13人の男女+犬1匹がスーパーマーケットの中に閉じ込められてしまう。しかもそこには巨大な人食いザメが!
ニコニコ動画のメタルマンの人に影響されて自分もサメ映画を観ておくことにしました。尚、「パニック・マーケット」にしたのは近所のレンタルビデオ店でたまたま見かけたからで、特に深い理由はありません。
さて、本作のストーリーですが、パッケージ裏の説明文だと大洪水が起こったことになっています。でも、映像を観ると海から巨大な波が…って、これ大洪水じゃなくて大津波ですな。
なぜ大洪水の語を用いたのかを愚考するに、前年(2011年)の東日本大震災の影響で津波が忌み言葉になったのかもしれません。
でも、私は津波を忌み言葉にしようとは思わないし、日本人の私から見ればこれは大洪水というより大津波ですので、本記事のあらすじでは大津波と表記させていただきました。ご了承下さい。
次に、人物関係図をどうぞ。
ジェイミーの父親の名前は作中では呼ばれませんでしたが、スタッフロールをチェックして「こいつじゃないかな…」というのがロッキーだったので、とりあえずロッキーにしました。
又、警備員の名前は字幕だとボブでしたが、英語音声だとコリンズと呼ばれていたし、スタッフロールでも役名がコリンズだったので、「ボブ(コリンズ)」と表記しました。
ところで人物関係図を眺めてみると、嫌な上司のジェサップは「中盤で殺される悪徳市長」、地下駐車場でイチャコラするカップル(カイルとヘザー)は「墓場でセッ○スしていてゾンビか殺人鬼に殺されるバカップル」というポジションだなと思いました。
それから、死亡フラグについて。過去の回想を語り出したら死亡フラグが立つというのは有名な話ですが、この映画でも突然過去を語り出す人物が登場します。でも、その人は危機に見舞われるものの死亡を回避しています。
ただしカイル、てめーはダメだ。自分が助かるために、犬にあんなことをしやがったのだから。
主人公のジョシュにも言及しておかねばなりますまい。
ジョシュは過去の悲しい事件が元でヒロインのティナと別れ、現在、ティナはスティーヴンという新しい恋人がいるという状態です。でも、予告篇をチェックすると、ジョシュとティナが水に浸かりながらキスをするシーンがあります。あれれー? スティーヴンは?
ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、スティーヴンがどうなったか、そしてその時ジョシュがスティーヴンに何をしたかにご注意下さい。
最後にまとめを少々。
この映画は、私が最近観た「八甲田山」や「日本暗殺秘録」なんかに較べればはるかに中身がスカスカで詰めの甘い低予算作品です。でも、頭をカラッポにして楽しめるという利点はあります。知能指数を下げたい時などにはおすすめです。
7/1~8/31に鎌倉の由比ヶ浜で開催される音楽イベント「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」のパンフレット。
私は音楽業界に詳しくないので出演アーティストの名前を見ても殆どわからないのですが、それでもスキマスイッチ(7/15)やゴスペラーズ(8/28)などの有名どころがいるのは確認できました。それに、稲川淳二が怪談をやるそうな(8/12)。
特集記事は「世界&日本を巡る 海旅の誘惑」(P6-19)。
海旅が登場する映画といえば…そうですな、マリリン・モンロー主演の「紳士は金髪がお好き」と、本多猪四郎監督の「マタンゴ」が思い浮かびますな。ただし、どちらも船旅のシーンはスタジオで撮っていますが。
Tシャツやサンダル、タオルなどの夏フェス用グッズのカタログ。
ええと、Tシャツの値段は3000円~4500円か。まあ、デザインTシャツならこれくらいですかね(適当)。
P31の店舗情報によれば奥野かるた店は神保町にあり、地図を見ると私はその店の前を通っているはずなのにその店の記憶がない。すいませんねえ、神保町へ行く時は古本漁りで頭がいっぱいで完全に見過ごしていましたわ。
さて、カタログ掲載の商品をチェックしてみると、P15に「陽明文庫旧蔵百人一首」なるものを発見。江戸時代初期に作られた百人一首の復刻品で、税別価格54000円。
ここまで来ると、もはやゲームのカードというより美術品ですな。
監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン
出演:ロバート・デ・ニーロ、ジョン・トラボルタ
原題:Killing Season
備考:サスペンスアクション
あらすじ…山中で引退生活を送る元兵士ベンジャミン・フォードのことろへエミール・コヴァチという男がやってきて、一緒に狩りをすることに。だが、そこで突如、ベンジャミンはエミールに襲われる。
残虐描写注意。日本版予告篇でも少しだけ映っていましたが、ふくらはぎにロープを通して逆さに吊るしたり、頬を矢が貫通したりといった痛々しいシーンが幾つか出てきます。食事の時に観なくてよかった。
ところで、この映画ではキリスト教の懺悔と神による赦しがテーマの一つとなっています。教会の廃墟が出てくるのも象徴的です。
この辺りの事情はキリスト教の素養がないとわかりにくいかもしれませんが、そんな場合であっても、日本人には菊池寛の小説「恩讐の彼方に」があります。これを手がかりにするといいんじゃないでしょうか。
本書が執筆されたのが2013年。私がこれを読んだのが2015年。
さて、今年はどんな「真の危機」が来ると書いてあるのでしょうか? ダーイシュのようなイスラム過激派勢力の伸張か、エボラウイルスのような疫病か、あるいはギリシャのデフォルトのような経済危機か? 違う。本書の指摘する真の危機、即ち「3つの危機」は以下の通り。
1つめは、貧困化にともなう食糧危機・水資源危機。
2つめは、浜岡原発など原子力発電所への核攻撃。
そして3つめは、富士山の大爆発です。(P15)
箱根山は噴火していますが、今のところ、幸いなことにどれも当たってはいません。こんなことなら当たらなくて結構!
ちなみに、本書の中味は陰謀論のオンパレードで、「闇の権力」なるものが、ハリケーン「サンディ」を操作したり、日本のお金や皇室の資産を狙っている…などといったことが書かれています。
それじゃあ闇の権力って、どこのどいつだ? 本書を繰って探してみると以下の文章を発見しました。
実は闇の権力にとっては、彼らはエネルギー利権に目ざといだけに、もう原発はどうでもよくなっています。
東日本大震災を引き起こした核攻撃に対して、原発派のロスチャイルド側が石油派のロックフェラーに対して憤慨したということはありますが、世論が脱原発に動き、シェールガスという新たな飯の種が見えてきた今となっては、もう原発はどうでもよいという変わり身の速さがあります。(P78)
ロスチャイルドとロックフェラーが闇の権力! 両者はユダヤ陰謀論では常連です。尚、引用文中でとんでもないことが書かれている気がしますが、本書ではこれが平常運転です。
ちなみに、ユダヤ陰謀論との関連で言えば、本書では「北朝鮮にユダヤ人が流入している」(P163)なんて話が載っています。よりにもよって北朝鮮とは、先見の明があるんだかないんだか…。
尚、この他にも、著者(中丸薫)が銀河連邦の司令官(!)とコンタクトしたり(P11)、オバマ大統領の指導霊(アタワルパ)と話をしたり(P35)といったステキなコトが書かれていますが、割愛。
申し訳ありませんが、私のツッコミが追いつきません。そういう本です。
「飛びぬけアワード」(P68-72)という記事の中のP71に、何とサメ映画が3本も掲載されています。
「ピラニアシャーク」
「シャークトパスVSプテラクーダ」
「メガ・シャークVSグレート・タイタン」
メタルマンの人(※)が喜びそうだなあ。
…え? 私ですか? 私は「パニック・マーケット」というサメ映画を視聴したので当分の間はサメ映画は差し控えさせていただきます。
※ニコニコ動画でクソ映画をレビューしている人。そのクソ映画の中にはサメ映画が結構あったりする。
最近、カリタ式のペーパードリップを購入し、それでコーヒーを淹れて飲んでいるのですが、コーヒーメーカーで淹れたものと較べて香りが少ないような気がします。
まあ、私の淹れ方が下手くそだからコーヒーメーカー以下の仕上がりになってしまうんでしょうな、きっと。
というわけで、本書を近所の図書館で借りて読んでみることに。P30-33に「カリタ式ドリッパーでの淹れ方」がありました。
他人に教えるほど上達していないので詳細は本書をお読み下さいとしか言えませんが、コーヒー粉の蒸らし方などは勉強になりますわ。
【参考文献】
富田佐奈栄『おいしいコーヒーBook』主婦の友社
【コーヒー映画】
・ア・フィルム・アバウト・コーヒー
「自然が織りなす4つの楽章」(P4-15)という記事に注目。芸術性の高い写真だなと思わずにはいられない出来映えです。
かく言う私もデジカメで風景写真を撮ることはありますけど、自分の写真とこの記事の写真とでは雲泥の差だってことくらいわかりますからね。
例えばP6-7の[爆風により崩壊した浦上天主堂 1961](写真=東松照明)では、倒れた天使(?)の彫像の数々が、一瞬ですが人間の死体に見えてしまいました。怖い怖い。
表紙の二人(円城寺夫妻)が三重県紀北町を観光案内するというもの。
ところで、こちらのコマをご覧下さい。
>円城寺蘭(30)
女性に年齢を尋ねるのは失礼だということは、女心がわからない私でさえも知っているマナーです。でも、この場合は訊かれてもいないのに自分から言っちゃってるからいいのか。
夏といえば怪談。映画の世界ならばホラー映画ということになるのでしょうか、本誌P26-31にて特集記事「GEO×夏のホラーまつり」があります。
「クラウン」「メビウス」「アナベル 死霊館の人形」「ムカデ人間3」「呪怨 ザ・ファイナル」などを紹介。
ちなみに当ブログでもホラー映画は少々扱っております。さすがに全部は紹介しきれないので、一部だけリストアップします。
【スティーブン・キング】
悪魔の嵐
ローズ・レッド
ローズ・レッド:ザ・ビギニング
【死霊・悪霊】
悪霊喰
ザ・ライト エクソシストの真実
死霊のはらわた1・2・3
ダムド 呪いの墓場
レギオン
【ゾンビ】
ヴァンパイアVSゾンビ
ショーン・オブ・ザ・デッド
ロンドンゾンビ紀行
京都の新緑の風景「青もみじ」が見られる社寺を紹介したパンフレット。この中の南禅寺や東慶寺には行ったことがあります。
ちなみに、このパンフレットには清水寺が掲載されていますが、あそこは人が多いので新緑の風情を感じるのは厳しいと思います。まあ、交通アクセスはいいっちゃいいんですけどね。
本書の書評の第1回と第2回は長文になってしまいました。そこで今回はバランスを取るため(?)短くまとめ、なおかつイラスト付きにします。
はい、適当に作ったコラージュです。ハロウィーンのカボチャを前に魔女たちが踊ってパーティ感を出しています。しかも、本作の重要アイテム(?)であるリンゴも添えておきました。
…え? これのどこが書評なんだって? そうですねえ、敢えて言うならば、私をして上掲のコラージュを作らしめるインスピレーションを本書は与えてくれた、と申し上げておきましょうか。どの部分が、というのはネタバレになるかもしれないので伏せておきます。
アリアドニ・オリヴァのアリアドニはギリシア神話のアリアドネから、エルキュール・ポアロのエルキュールは同じくギリシア神話のヘラクレスから来ていることは有名(?)ですが、本作では登場人物の名前の由来について話し合うくだりが第十一章の後半に出てきます。
ちょっとわかりにくかったので少々調べてみました。
・ミランダ(P163)
シェイクスピアの劇『テンペスト(あらし)』の主人公プロスペローの娘。
・ジュディスとホロファーニズ(P172)
アポクリファ(旧約聖書外典、旧約聖書続編)の『ユディト記』のユディトとホロフェルネスのこと。
・ジェールかシセラ(P173)
『旧約聖書』「士師記」第四章の登場人物。カナンの王ヤビンの将軍シセラと、カイン人ヘベルの妻ヤエルのこと。
シセラは彼女に、「天幕の入り口に立っているように。人が来て、ここに誰かいるかと尋ねれば、だれもいないと答えてほしい」と言った。だが、ヘベルの妻ヤエルは天幕の釘を取り、槌を手にして彼のそばに忍び寄り、こめかみに釘を打ち込んだ。釘は地まで突き刺さった。疲れきって熟睡していた彼は、こうして死んだ。(「士師記」第四章第二十節~第二十一節)
ヤエルとシセラのエピソードはあまりにマイナーであるため、ここに当該箇所を引用しました。
尚、ユディトとホロフェルネスの話の関連でヤエルとシセラが出てきましたが、両者の話の共通点として、「男が眠っている隙に女がその男を殺した」ということが挙げられます。
ヤエルとシセラの話を持ち出したのはアリアドニですが、彼女の頭の中ではこの古代の二つの「殺人事件」が似たようなものとして閃いたのでしょう。
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