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松岡和子訳『リチャード二世 シェイクスピア全集26』筑摩書房(1)

あらすじ…イングランド国王リチャードは、宿敵である従兄弟ボリングブルック(のちのヘンリー四世)を追放したあげく、その父ジョン・オヴ・ゴーントの財産を没収する。しかし、復権をねらって戻ってきたボリングブルックに王位を簒奪され、屈辱のうちに暗殺される。(裏表紙の紹介文より引用)

 そもそも「リチャード二世」は歴史劇だから、歴史上の事件についてはネタバレも何もないのですが、裏表紙の紹介文では話の結末まで述べてしまっています。

 それはさておき、全体的に読んでみて、リチャード二世も悪党ならヘンリー四世も悪党だな、というのが正直な感想です。彼らのどこが悪党なのか、彼らの行為を以って知るべし。

 次回以降、全五幕の本作をもうちょっと詳しく掘り下げてみたいと思います。

【参考文献】
松岡和子訳『リチャード二世 シェイクスピア全集26』筑摩書房

【目次】
リチャード二世(1)
リチャード二世(2)
リチャード二世(3)
リチャード二世(4)
リチャード二世(5)

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