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ディクスン・カー「軽率だった夜盗」

あらすじ…とある山荘に、高価な絵が3枚も飾られていた。ある夜、夜盗が侵入するが、山荘にいた者らが駆けつけてみると、夜盗は殺されていた。しかも、夜盗のマスクを取ってみると、山荘の主人マーカス・ハントだった。

「軽率だった夜盗」人物関係図

 冒頭、マーカス・ハント、アーサー・ロルフ、デリク・ヘンダーソン(※)の3人の会話で幕を開けます。低予算で作られたクソ映画なら、こういうシーンはただの尺稼ぎなので別に忘れてしまっても構わないのでしょうが、ディクスン・カーほどの名手による作品ともなれば、どこかしらに伏線なりヒントなりが潜んでいるはずです。
 そう、例えば3枚の絵について、

 この絵は美術商アーサー・ロルフにとって、価格を考えただけで、からだが震えてくるていの代物だった。美術批評家デリク・ヘンダーソンの目には、全力をあげて取り組むに足る対象と映った。(P57)

 とあり、二人は絵画を狙う動機があった、と見ることができます。これ以上はネタバレになりかねないのでこれくらいにしておきます。

※後半、彼の名前はデク・ヘンダーソンと表記されていました。

【参考文献】
ディクスン・カー『カー短編集2』東京創元社

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