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『NEW YORK OLD MASTER PAINTINGS PART II 30 JANUARY 2014』CHRISTIE'S(8)竜神

ヤコブ・ウィレムス・デ・ウェット1世「バビロン王の前で竜を殺すダニエル」(P22)
ヤコブ・ウィレムス・デ・ウェット1世「バビロン王の前で竜を殺すダニエル」

 典拠は旧約聖書外典の「ダニエル書補遺 ベルと竜」23-27節。
 詳述すると長くなるのでかいつまんで説明すると、ユダヤ人のダニエル(一神教徒)はバビロニアの王の側近として仕えていたのですが、バビロニア人たち(多神教徒)は一匹の巨大な竜を神として崇めていました。こんなものを神として認めないダニエルはダンゴを作って竜に食わせると、竜は体が割けて死んでしまいましたとさ。めでたしめでたし(というわけでもなく、この後ダニエルはライオンの洞窟に放り込まれる)。
 さて、絵を見ると中央左側でふんぞり返っているのが王様で、中央右下でドラゴンに餌をやろうとしているのがダニエルですな。
 それにしても右下の端に描かれたドラゴンが結構小さい。崇拝の対象になるほどだからもっと大きくていいはずだし、何より文献(ベルと竜)では「一匹の巨大な竜」と書かれていますからね。
 ひょっとしたら、一神教の世界では竜神もこんな卑小な存在にされてしまうのかもしれませんな。

【参考文献】
『NEW YORK OLD MASTER PAINTINGS PART II 30 JANUARY 2014』CHRISTIE'S

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