パンと恋と夢(1953年、イタリア)
監督:ルイジ・コメンチーニ
出演:ヴィットリオ・デ・シーカ、ジーナ・ロロブリジーダ、マリザ・メルリーニ、ロベルト・リッソ
原題:Pane, Amore e Fantasia
備考:ラブコメ、ベルリン映画祭金熊賞
あらすじ…南イタリアの平和な村に、新しい警察署長アントニオが赴任するところから始まる。村には山猫というあだ名の気は強いが可愛い娘マリアがいて、所長(原文のママ)はこの娘の魅力にひかれる。マリアは内気な巡査ステッルティに恋心を抱いているのだが、うまくことが運ばない。それぞれの思いを巡らせて……。(DVDパッケージ裏の紹介文より引用)
人物関係図の中で署長のアントニオ・カロテヌートのハートマークがアンナレッラ(アンナレ)夫人とマリア・デ・リティス(ベルサリエラ)の二人に向かっていますが、イタリア男ならこれくらい朝飯前かもしれませんね(偏見)。
ところで、この映画の中で描かれるイタリアの田舎は実に貧しく、殊にマリアの家庭は貧農といってもいいくらいですが、よくよく考えてみればこの頃のイタリアは貧しかったのだから別段不思議ではないか。
それにしても、小気味のいいラブコメが展開されるのでニヤニヤが止まらない。そもそも私はラブコメはあまり観ないので、こういうものに対する免疫ができていないんですよねえ。
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